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【インスタフォロワー87万人!】 「北欧、暮らしの道具店」から学ぶInstagram運用戦略

今回は、「北欧、暮らしの道具店」のインスタアカウントの運用戦略について解説していきます。

おかげさまでnote公式にもこの記事を取り上げていただきました。

2018年6月にフィードから商品を購入できるショッピング機能が導入され、より一層Instagram経由でのオンライン売上を加速させる可能性が高まってきています。
 
ショッピング機能とはInstagramの各投稿に写っている商品の詳細を簡単に確認し、購入できる仕組みです。
 
実際に使われているのかどうかなのですが、2016年に株式会社サイバー・バズが発表した「ハッシュタグ検索と購買行動の関係性」の調査では、Instagram女性ユーザーの約6割がハッシュタグ検索をしています

また、そのうちの約4割がハッシュタグ検索から商品やサービスを購入したことがあると回答しているんです。
 
2018年11月15日には、さらに新たな機能が追加されました。

・欲しい商品にブックマークを付けられるようになる機能が追加
・動画投稿にも製品タグ付けができるようになる
・ビジネスプロフィールにショッピングボタンが追加され、商品名や価格などがまとめて閲覧できるようになった。

このように、小売を営む企業からすると既に国内に3300万人のユーザーを有するInstagramを主軸とした物販戦略は切って離せない施策の一つになっていると思います。
 
そこで小売業にとってInstagramを活用する上でどのような施策が有効なのかを私なりに参考となるアカウントを探してみました。
 
そこで見つけたのが「北欧、暮らしの道具店」です。

◾️北欧、暮らしの道具店https://instagram.com/hokuoh_kurashi?igshid=15tztbgfcfnaq

「北欧、暮らしの道具店」は、兄の青木耕平さんと妹の佐藤友子が二人三脚で経営する株式会社クラシコムさんが運営しています。

現在Instagramのフォロワー数は87万人。破竹の勢いで成長を続けています。

2013年のスマホファーストの考え方が出てくる少し前からECサイトもスマホに最適化してきたクラシコムさん。
 
2014年5月にお客様との大きな接点となるとして期待が込められ「北欧、暮らしの道具店」のInstagramアカウントが開設されました。
 
2013年の年間売上は3億2千万円、2014年には5億1千万円の成長を誇る北欧、暮らしの道具店ですが、当時Instagram経由の売上が全体の8%だったと公表してるので年間2,560~4,000万円をInstagramの力で売り上げている計算になります。
 
Instagramの機能が現在ほど少なかった当時でこの額を達成しているとなると小売でも圧倒的な事例である事がわかります。

 では、当アカウントが実際にどのようにInstagramによって継続的にファンを作り、ショッピング機能を活用して売上を上げてきたのを考察してみる事にしてみました。

「お買い物も出来る雑誌」のような媒体を目指している「北欧、暮らしの家具店」は主にフィード投稿とストーリーズ/ハイライトの2つの視点から見ていきましょう。

◾️フィード投稿

まず、イメージとしては白を基調に文字通り北欧の暮らしを感じさせるクリエイティブで世界観で統一されているのがわかります。

驚くべきはその投稿数、、なんと月間190投稿つまり1日平均6投稿を継続しています。

このフィード投稿だけでも月に1,800万〜2,000万リーチ(投稿が見られた回数)されています。

愚直に投稿する事の大切さが伺えます。

そしてフィード投稿から商品を販売できるようECサイトと連携しています。

商品タグをタッチすると、

ウェブサイトで見るをタップ

フィード投稿→タップ→インスタ内商品ページ→タップ→ECサイト→商品購入

このようにフィード投稿から商品購入まで繋げる事ができます。

先程2013年頃のインスタ経由の売上について触れましたが、現在のリーチ数の規模を考えるとここからどれくらいの商品購入が起きているのか想像に難くないですよね(笑)

では、次にストーリーズ/ハイライトの部分を見ていきましょう。

実は、北欧暮らしの家具店は2019年11月28日にiOSアプリをリリースしています。

理由は、アプリによってEC・WEBメディア・動画など様々なコンテンツを包括する独自プラットフォーム構築を目指しているからです。
 
また、「ライフスタイル」カテゴリで第一位、無料アプリ全体でも第七位にランキングされています。

◾️ストーリーズ/ハイライト

ストーリーズ/ハイライトを活用し、アプリの概要を説明しています。

最近の企業の公式アカウントはアプリダウンロードを促す施策を用いているものも多いです。

フォロワーが1万人になるorインスタグラム本部から認証を受けるとURLリンクを貼れるようになるからです。

なので上の写真に記載された「もっと見る」をタッチすると、、

「App Store」に遷移するように設計しているのが分かります。

◾️IGTV

2018年6月20日に発表されたIGTVは、動画制作者が長尺動画を配信できる、インスタグラム上の新しい機能です。

これまで、インスタグラムでは最大60秒、インスタグラムストーリーでは最大15秒の動画しかアップロードできなかったが、IGTVでは最大60分もの動画を投稿できるのが特徴です。

北欧、暮らしの道具店のIGTVはなんと平均再生回数10万回を超えており、動画共有サイトのYoutubeでも難しい数字を達成しています。

配信しているのは家事の効率的なやり方やスウェーデンの朝の過ごし方などメインユーザーである主婦層に向けて興味関心を引く内容に絞っています。

考察まとめ

以上からわかるのは北欧、暮らしの道具店にとってのInstagramはユーザーとの接点を積極的に持ち続け口コミを増やすための媒体であり、メインのアプリへの流入を最大化するための窓口として最大活用しているという事です。

おわりに

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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