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シャンパンタワーの法則って正しいけど私的にちょっと寂しい

こんばんは:)

最近大きいヘッドホンを実家で発掘し、そのヘッドホンを付けながらパソコンをカタカタするのにはまり始めました。私が持ってる安いイヤホンより音が綺麗に聞こえるし、ヘッドホンって音楽の世界に浸れてる感があって幸せ。

そんな風にヘッドホンでLo-fiを聴きながら今日はシャンパンタワーの法則について書きたいなと思ってます。ちょっと熱のこもった日記になりそう:)


シャンパンタワーっていうのは、これですね。

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ちょっとイメージ画像が豪華すぎますが笑

一番上のグラスにシャンパンを注いで、溢れ出たシャンパンが2段目、3段目…と下のシャンパングラスたちに注がれていく。

シャンパンタワーの法則というのは、一番上のグラスを自分自身に見立て、「自分自身をまず満たさなければ、周りの人を満たすことはできない」と考える法則です。

この法則、とってもよくわかります。

私自身、自己犠牲的な考えで動くことも少なくなかったですし、優しいとかそういうことではなく、気づかぬ間に自分の欲求は横に置いて、人を優先していることも過去によくありました。

私は、時に自己犠牲の精神で他者のために自分を横に置き、人を優先することや、泥をかぶり、悪役をかって出ることを、悪いことだとは思いません。ですが、自分の中で納得しないまま不本意にそれらをすると、自己犠牲をして得られた結果にフォーカスできず、自分を犠牲にしたということ自体にネガティブなエネルギーを使うことになってしまうのだと思うのです。

シャンパンタワーの法則は、そういう意味でも、とてもよくわかるんです。「自分を満たす」というのは、必ずしも自分を優先することと同意ではないと思うからです。

よくわかるんですが、それでも、この法則を知ったとき、なんだか寂しい気持ちになりました。

「自分を満たさないと、人は満たせない」

こう言われると、心がぎゅっと少し締め付けられるのは私だけでしょうか。

そう感じる理由は、私の脳内で「自分を満たすのは自分自身でなければならない」、「自分で自分のことも満たせないで、人のことなど満たせるものか」、と瞬時に変換しているからだと思うのです。


自分を満たすっていうのは、すごく簡単な時もあれば、何をしても満たされない時もある、そういうものだと思います。

そもそも、満たすためのグラスにヒビが入っていたり、もしくは割れてしまっていては、どうしたって、満たされることはないのです。

割れてしまったグラスは割れた部分をつなぎ合わせ、ヒビが入れば塞ぎ、欠けがあれば埋めてあげる。グラスに水を注いだ時にしっかりと受け止められるように。そのグラスの傷は、傷として隠す必要はなく、金継ぎを施すように、その不完全さが完璧なのであり、ユニークであり、美しく、かっこいいと思うのです。

グラスをつなぎ合わせるのは、自分自身でなくても、人や、物、ペット、言葉、アート、小説、コミュニティ、自然、時間…なんだってあり得ると思う。

グラスを満たすのも、自分自身だけでなく、あらゆるものが満たしてくれる。

私を満たしてくれる誰かのグラスは、果たして完全に満たされているのだろうか?溢れ出たものを私に与えてくれたのだろうか?

きっとそういうこともあるだろう。でも、もしかすると、満たされていないグラスで、私のグラスにおすそ分けをしてくれたのかもしれない。


グラスは欠けても割れても、金で丁寧に継いであげることが大事で、全てのグラスはユニーク。自分のグラスを満たすのは、自分だけではないし、自分が満たされていないからと言って、誰のことも満たすことができないとは思わないのです。

人生を歩む中で、自分が満たされていないと感じることがあったら、「まず自分を満たしてあげないと」と躍起になる必要はないと思う。満たされないこのグラスに金を、できれば誰かと一緒に施し、誰かからおすそ分けをもらって少しずつ満たされていき、最後に自分の力でそれらを溢れ出させるエネルギーを蓄えるのもいい。自分のグラスが満たされていないと感じつつも、誰かのグラスを満たしてあげたいと心の奥底から願うことがあるのなら、そうしてあげることはもの凄いことで、もしかするとそのこと自体が自分のグラスを結果的に満たすかもしれない―――


シャンパンタワーの法則は、とても納得するし、正しいと思います。でも、私の心に引っかかる少しの寂しさは、こんな風に考えることで和らぐ気がします。

このテーマは、考えるのも伝えるのもとっても難しい…うまくみなさんに伝えられただろうか…これはもう少し考え続けるテーマなような気がします。この日記を読んで、皆さんどんな風に感じましたか?よかったら教えてください:)

長文になってしまった…

今日も読んでくださって本当にありがとう!

KanaKathy

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