スクラップ癖がついていた時期

小3くらいの夏休みに新潟の祖父母の家に行って暇をしていた際に、「新潟日報」という朝刊にちびまる子ちゃんの4コマ漫画のコーナーがあるのを見つけました。

私が「良いなぁ…。」と言っていたら、それを聞いた祖父母が、毎日4コマ漫画の部分を切り抜いて家に郵送してくれるという嬉しいサービスを始めてくれました。

それから、2週間に1度くらいのペースで、溜まった切り抜きをクリップで止めた束を送ってくれていました。

私は送って貰った4コマ漫画を読んで、スクラップブックに貼るなどして楽しんでいました。

それから様々なものをスクラップするのにハマり、家でとっていた新聞の「ののちゃん」の4コマや、広告のよく分からない漫画や、雑誌のお便りコーナーのイラストなどにまで手を出すようになりました。
料理を全くしないのにも関わらず、スーパーに行く度にレシピの紙を全種類貰ってきて部屋にストックしていたこともありました。
あと、今日ツイッターに写真を投稿しましたが、チロルチョコの包み紙をひたすらノートに貼ってコレクションしていた時期もありました。
小3という時期は、私の中でかなりスクラップ癖がついていた時期です。

そして、4コマの仕送りが始まって何ヶ月か経ってから、新潟から大きな箱が届きました。
コシヒカリかなと思い箱を開けてみると、ちびまる子ちゃんの漫画が全巻入っていました。
新聞の4コマの切り抜きの束と共に。
私は漫画を一度に全巻コンプリートした事など初めてだったし、凄まじい満足感を得ました。
完全に切り抜きよりも漫画本に夢中になってしまいました。

普段漫画は殆ど読まないですが、その時はかなりの勢いで全巻読んだのを覚えています。

そして、暫くして「新潟日報でのちびまる子ちゃんの4コマの連載が終わってしまい、経済関連の漫画が連載される事になったのですが、引き続き切り抜いて送りますか?」といった内容の手紙が届きました。
私は「いいです」と即断りの返事をしました。

これも遠い夏の思い出になってしまいました!!

そして今日、思い出のスクラップブックを部屋の棚から引っ張り出してみたのですが、あり得ないほどページが有り余っていたので、またそこに切り貼りするものを探したいと思います。

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