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土からうまれる 土からはじまるvo.1 -土器を野焼きする-

2022年4月17日(日)
満月の日に秩父の地で土器の野焼きをしました。

土器は3月に畑や森の土を採集して、水と土を練って成型し、乾燥させておいたもの。

講師の土器作家・寺崎綾子さんが初めて挑戦してくださった会で、寺崎さんや皆で薪や木を集めて、とことん火と向き合いました。
そして無事に皆の個性ゆたかな作品が焼き上がりました。

去年から、先祖が耕してきたこの秩父の地とつながることが、私にとってどういうことかをずっと考えていました。

そんな中、人を呼び食卓を囲む機会が増えていき…
食卓を囲む器は、ストーリーがあって、みんながより豊かな気持ちになるものがいいなぁ。
でもたくさん必要だなぁと考えている中で土器に出会いました。

土地の土と水だけで成型できる土器は、焚き火で料理をしながら焼けて、割れても土に還る…
私にぴったりな器でした。

そして使う前に十分に水に浸す必要があること、
浸していると土に含まれる空気がでてきて、器がシュワシュワ、プクプク気泡をだしている姿がなんとも愛らしかった。器なのにまるで生き物と対峙しているようで魅力されました。

無事に開催した今、
たくさんの気づきがあり、
伝えたいことが溢れているけれど、
まずは来てくださった方々、
寺崎さん、カメラマンの高重さん、暖かく人を迎え入れてくれた家族に本当に感謝です。

新しいことをするのは、
勇気がいるけれど、
それをすることに意味があると、
信じて疑わない仲間や家族がいることは何よりも心強いのだと改めて気づけました。

そして同じ土から、
誰のものとも違う、かけがえのないたったひとつの作品たちが生まれているところにも感動しました。
土を捏ね成型する、手を動かしながら自分らしさを自然と見つけていくような、作品からその人のいのちの形がより輝き溢れだすようなイメージを感じたからです。
自分自身の”たね“を見つけていく、たねのアトリエが大切にすることを体現できたように思います。

写真を撮ってくださった高橋京子さん、高重大輔さんの作品がなんとも穏やかで、優しくて、涙があふれました。

自分の表情も穏やかでびっくり。
先祖が残してくれた美しい環境、
集まってくれた方々の力、いつも支えてくれる家族や友人の力で私もまただんだんと私らしさを取り戻しています。
ありがとうございました🌱

これから少しずつ会の様子を投稿していきます。

2022年


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