【アニソン楽曲分析②】~メロディ編[Aメロ]~ ヴァージンストーリー/Fire Bomber【マクロス7】
こんにちわ!─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ
前回はFire Bomberの「ヴァージンストーリー」のコード進行を見ていきましたが、今回は引き続き、同じ楽曲を題材に「メロディ」を見ていきたいと思います!
また、一気に多くの情報量を書いたら、読んでくださっている方の負担が大きそうなので、今回から、一つのテーマを絞って、短めにまとめていきたいと思います!内容も少しやさしめにしてみます。
今回も独断と偏見で分析していきたいと思います。興味がある方は是非、お暇な時にでもご拝読いただいたらとても嬉しいです。
※注意:以下の分析は、個人的な意見・解釈になります。これが絶対正解、正しいといったものではありません。その点はご了承くださいませ。
もし、前回を見ていない方がいたら、是非こちらも合わせてにどうぞ!
ヴァージンストーリー / Fire Bomber
作曲/編曲:COZZi 作詞:K.Inojo
メロディの分析にあたって、「コードトーン」・「リフレイン」・「跳躍」・「音域」などが重要になってきます。
上記の通り、分析するにあたって、いくつものポイントがあるのですが、色々と書いてしまうとキリがないですので、今回は一つのテーマに絞って、Aメロの「コードトーン」の分析を行っていきたいと思います!
▶ Aメロ~コードトーン~
今回分析を行うAメロを見ていきましょう。
上記の画像は、簡単にまとめた、Aメロのメロディ譜になります。
上記のメロディのコードトーンだけを赤で囲ってみました。(参照下記)
※コードトーンとは、コード内の音のことです。
例えば、Cコードであれば「ドミソ」の音を「コードトーン」と呼びます。逆にコードトーン以外の音を「ノンコードトーン」と呼びます。
どうでしょうか。赤で囲ったコードトーンが大部分を占めていることが分かると思います。そして、重要なのはノンコードトーンが鳴った後は、次にほぼコードトーン(赤)が来ていることが分かると思います。ノンコードトーンは、コードトーンへと解決をしたい性質を持っています。
よく「経過音」「掛留音」「倚音 」「先取音 」「逸音」などを耳にすると思います。それはまさにこれにあたります。これらの用語は、いかにノンコードトーンを絡めるかの技法になります。
上記の用語のように、色々な用語で説明されておりますが、簡単に言ってしまえば、
「ノンコードトーンの後は、コードトーンへ行け!( `ー´)ノ⭐」
に尽きます!
連続でノンコードトーンがずっと鳴っているということは、ポップスにおいて、キャッチーになり辛くなります。
(勿論、ノンコードトーンをぶつけに行く場合も多くあります。)
▶ ノンコードトーンには対位法!
どのようにコードトーンとノンコードトーンを絡めていけばいいか、もっと詳しく知りたい方は、実は「長谷川良夫」さんの「対位法」を学ぶとよく分かるようになります。本書の第二章において、コード上の2つ以上のメロディを絡ませるためには、コードトーンとノンコードトーンの使い方を理解することが必須となるからです。
通常、コードは3音以上を鳴らすものですが、本書の対位法では、たった2つのメロディだけで、コードを感じさせ、かつ、ただの白玉ではなく、メロデイとしてそれぞれが独立しているように聴かせなければいけないためです。対位法は、非常に面白い部分であります。
対位法は、人によっては独学では厳しい部分もあると思いますので、近くの教室やオンラインレッスンを行っている方を探すのも手です。
▶ おわりに~
今回Aメロの「コードトーン」を見ていきましたが、結果的にこのような結果になっているだけで、多分作曲家さん達は、経過音だとか先取音だとか、意識せず作っていると思います。
そうです、ぶっちゃけカッコよければなんでもいいんです!( `ー´)ノ
ただただ、この楽曲はめっちゃカッコいい!!、といった感情を、分析という形で、理屈を立てて言葉にしているだけにすぎません。でもその、カッコよさの理屈の塊が「音楽理論」です。それは、科学と言った、絶対的なものではなく、偉大な音楽家さんたちが集まり、「こうすれば気持ちいいよね」と言った感覚を、ルールに置き換えているだけです。
例えば、漫画やアニメで、第一期で主人公と熾烈な戦いを繰り広げた悪役キャラが、第二期では、更に強大な敵に立ち向かっている主人公の戦いに、さっそうと加わったらすごく熱い展開になりますよね。音楽理論とは、そういった定石パターンのオンパレードをまとめているものですね。
いずれ大作家がまとめた漫画/アニメ理論とかが誕生して教科書になっているかもしれません!
次回は、引き続きメロディを見ていきますのでお楽しみに!
☆⌒(*^-゚)v Thanks!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?