こんにちは、カナです!
私は今まで5ヶ国語(英語、韓国語、ポーランド語、イタリア語、中国語)勉強してきました。
「英語だけでも大変なのに、なんで他の言語も勉強したがるの?」という声が聞こえてきそうです。笑
そこで、私がなぜ外国語の勉強にハマるのか、紹介したいと思います。

パズルみたいで楽しい

言語の構造は非常にシンプルで、単語を文法でつないでできています。
文法を使わず、単語を並べただけだと、どんな風になるか見てみましょう。

私 ナス 嫌い

ちょっと原始人っぽいですが、これくらいシンプルな内容なら、単語を並べただけでも意味が分かりますね。


では、もっと複雑な内容だったらどうでしょう?

私 子供 食べる 味噌汁 入る ナス 味 忘れる ない ナス 嫌い

ちょっと何言ってるか分からないですねw

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このバラバラの単語に、意味を持たせるのが文法です。下の文章なら、意味が分かりますよね。

私は、子供のときに食べた味噌汁に入っていたナスの味が忘れられなくて、ナスが嫌いになった。

文法は、電気の発明にも勝る、人類の大発明だと思います。もし文法がなければ、私は今こうやって文章を書くこともできず、なぜナスが嫌いになったのかを正確に伝えることも出来ないわけですから。


言語ごとの共通点を探すのが楽しい

言語には「恣意性(しいせい)」という性質があります。
恣意性とは、「対象である動物(=記号内容、シニフィエ)と、それを表す「ナス」という言語記号(=シニフィアン)の間には必然的な結びつきはない」ということです。

つまり、「私が嫌いな、外側が紫色で内側が薄黄色の野菜」のことを「ナス」と呼ばなければならない理由はない、ということです。

誰かが最初に、その野菜のことを「ナス」と呼び始めたから、その野菜は「ナス」なのです。
逆に英語圏では、誰かが最初に「eggplant」と呼び始めたから、英語ではその野菜を「eggplant」と呼ぶのです。(egg 卵 とは似ても似つかない色ですけどね笑)

そして単語と同じように、文法や発音も「そう言わなければならない」理由はないので、言語ごとに「こう言いたい時はどう言うか」を覚える必要があります。

が!複数の言語を勉強するほど、言語ごとの共通点が発見できて、楽しくなるのです。

たとえば、英語の完了形は、イタリア語でも出てきます。そして、作り方も「have +過去分詞」で同じです。
なので、一度英語で完了形を勉強しておけば、イタリア語の完了形は「あ〜英語と同じのアレか!」と、すぐ理解できるという仕組みです。

(英)I have eaten eggplants.
(伊)Ho mangiato melanzane.
(日)私はナスを食べた。


逆に、一番最初に勉強する言語が、一番!!大変です。
なぜなら頭の中に、「あ〜アレか!」の元となる情報がないからです。

また、英語は日本語と「言語的距離が遠い」(=言語的に全然似ていない)と言われており、日本語とは全く異なる文法体系のため、実は最初に勉強するにはとても大変な言語なのです。

画像2

出典:http://www.ace-schools.co.jp/about_ace.html

なので、私の個人的なオススメは、英語と並行して、第二外国語を勉強することです。
他の言語を勉強することで、「あ〜アレか!」の元を増やすことが出来て、相乗効果があります。
他の言語を勉強するときには、英語で習った文法を適用できるので、最初に英語を習った時よりも楽に勉強できると思います。
また逆に、他の言語を習うことで、英語の理解度が深まることも往々にしてあります。

どの外国語を勉強するかは、ご自分の好みで選ぶとよいと思いますが、もし特になければ、韓国語がオススメです。

上の言語的距離の表にもあるように、日本語と韓国語は、非常に似ている言語です。
文法も「完了形」や「be動詞」のようなワケの分からないものは出てこず、ほぼ日本語の置き換えで事が足りてしまいます。

わたしも韓国語を勉強し始めたときは、英語に比べてあまりに簡単に理解できるので「わたし天才かも?」と無敵感に浸っていました。

他言語の勉強は相乗効果になるので、「英語も出来ないのに、他の言語なんか…」と思う必要はないです。

外国語好き仲間が増えるとうれしいので、ぜひトライしてみてください!


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