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2月からずっとずっと悩んでいました。

「コロナ?風邪でしょ?致死率も少低いし大丈夫だよ〜」って呑気に思っている自分。

海外にいる友人や、海外の様子を見て
「コロナは恐ろしいよ。日本人はなんて呑気なんだ」と、呆れてしまう自分。
(海外在住者から届く悲痛な叫びは、凄まじいものです。
ワーホリ中なのに働けなくなった人もたくさん)

両方の思いを抱えた自分がいました。
  

どちらの考えが正解で、またどちらの考えが間違っているのか。

自分の中で消化しきれず、混乱する日々…。

だって、経済も命も同じくらい大切…!
「私と仕事、どっちが大事なの?」って言っているのと同じようなものです。

命が無ければ、健康でなければ、仕事をするのも難しい。
でも経済的に苦しくなると、自殺者も増えるし、生きていけなくなります。

"もう、比べる次元じゃない"
そう強く思いました。

・・・

幸い元からリモートでお仕事しているので、取材など必要最低限以外は自宅待機、という形を2月くらいから続けていたのですが…。

日本は相変わらずの他人事。
そんな様子を見ていると
「私だって外に出たい。旅行にだって行きたい」
そんな気持ちがむくむくと湧いてきていました。

海外取材を早くから降りてしまったこともまた、
悔やんでいたし、嫉妬さえ覚えたこともありました。

(家族は早くから危機管理力を持っており、早期の段階より、全力で海外渡航を止められていました。その後、取材自体も催行中止に。)

はやくから活動を最小限にし、自粛することはすごく怖かったです。
みんながまだ動いている中、自分だけが立ち止まっている気がして、置いて行かれそうで焦りました。

・・・

いま観光業界の打撃も相当なものです。
(もちろん他の業界も大変だと思います。)

わたし自身、旅を発信しているからこそ、悩む日々……。

旅の良さ、旅の魅力を発信している立場なのに
今この状況で「旅を自粛してください。不要な外出は避けてください」

そう言わざるを得なくなっていること。

きっと今この瞬間にだって
お客さんが来なくなって苦しんでいる
ホテルやレストラン、観光地など、たくさんあると思います。

今この瞬間がしんどいのに、(自分自身が活動を最小限に自粛していることもあり)直接何かできないしんどさ。

これは本当にもどかしい。

来月から新たな取材が始まりますが、やっぱりここでも「今すぐ出かけたくなる内容」ではなく、「行った気になる内容」の方が求めらます。

今自分が最大限に出来ることってなんだろう。
毎日毎日ない頭で考えていますが、
これを今考えることは、きっと将来的にも役立つんだろうなって思っています。

コロナにひとつ感謝することがあるとすれば、それは改めてたくさんのことを考えるきっかけをくれたこと。

「旅は娯楽、旅はおまけ。」

そう言われてしまう"旅"だけれど、人生を豊かにしてくれる、ひとつのツールでもあります。

コロナが収束し、世界が平和になった時
みんなが安心して楽しく旅に出られるその日まで。

旅のわくわくやときめきを、自分なりに発信して行きたいと思います。

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