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オレンジカフェに行ってきた。介護する方の気持ちに触れて、改心しました。夫婦ってすごいです。

こんばんわ

何から書こうか。

少し、混乱しています。

一つずつ、積み上げます。

佳奈 です。

今日、再びオレンジカフェに参加してきました。

前回は、認知症を患っている方とのおしゃべり。

今日は、認知症のご家族を介護している方々のお話を聞きました。

私は専門家だと、患者さんやご家族に「正解」を提示しなければならないと、自分を締め付けていた、そして、それが、クライアントさんを苦しめていたかもしれないって思いました。

認知症という病は、こういう病気です。だからこういう対応をしましょう。

それは「正解」かもしれないけど、癒しではないなって感じたんです。

「正解」を知ること、知識を得ることは大事です。でも、もっと大事な事は、やっぱり一人一人、どんな病気であっても、その人がその人である、という事実は変えられないってことです。

旦那さんを介護している奥さんお話を聞いていると、「正解」ではない対応もあるなって思いました。でも、この奥さんは「旦那さんを観てる」

他の誰でもなく、「自分の旦那さん」を「観ている」んです。

そして、自分自身を「観てる」んです。

それが、すごくすごく、ものすごく大事で

ものすごく重要なことで

だけど気づきにくい所かなって思いました。

最近、医学の情報もネットやテレビで知る機会が多くなり、

「一般的な症状」「典型的な症状」を知る機会も増えました。

認知症はこうなるのね。

情報が一般化、定型化することで

個人を「ひとまとめ」に考えてしまう

それは、とても良くない傾向と私は思います。

というか、医療者は特にそれを意識しなければと思います。

科学的な根拠に基づいて、〇〇病の人はこういう対応をしましょうと

「ルール」化する。

効率は良く、大勢の患者さんを診る事はできますし

「正解」を提示する事はできます。

しかし

「個人」を「観る」

「個人」を「癒す」行為ではないとはっきり思います。

同じ「病名」でも、その背景は100人いれば100通りある。

その先の人生も100通りある。

そのことを肝に銘じる必要があると思います。

こういう病だから、その先の生き方も一般化してしまう。

そういう所が、今の制度の落とし穴だと思います。


そして、もっとも怖いのは、知識や情報があるが故に

自分自身を「一般化」してしまうこと。

これはとても良くない。

自分が例えば〇〇という症状があるから〇〇病で、こういう薬を出してもらえば良い。

と安易に自分の状態を決めつけ、他人が成功した方法にすがる。

そうではない。

あなたに起きた症状は、あなただけのもの。

「病名」は同じでも、他人と同じ様に自分の「治療方針」を決めてはいけないんです。

自分を大切に。

100人いれば100通りの治癒方法がある。

自分にしか自分の病は癒せない。本質的には。

もし、誰かと同じ様にすれば治ると自分を信じ込ませているのなら

その方法は直ちに修正したほうがよいです。

自分にしかない方法で、自分の症状を癒しましょう。

では

もし、大切な隣人が病になったら?

その時も、まずは「自分」と向き合います。

自分はどうしたいのか。

その後、「その人」を「観て」あげることです。

そうすることで、本人も、「自分」を「観る」きっかけに気づくかもしれません。

それは、病気を治す事はなくても

状況を必ず好転させてくれます。


まずは自分から。

自分を観る 自分を癒す 自分を大切に生きる


今日もお付き合い頂きありがとうございます。

また、遊びにきてください。


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