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いつでもここにいる

流れてゆく。
人も時も。
ひとつとして同じものはなく、とどまるものもない。
わたしの目の前を通り過ぎてゆく。
わたしの透明なガラス玉の瞳は、
くるくるとうつりかわる景色を映し出す。
色を変え、形を変え、
万華鏡のように展開する世界。

それに合わせてわたしの心も、
ふわふわと広がったり
硬く重力を増したり
さまざまな心もようをわたしに経験させる。

経験をしに、ここへ来ている。
わたしの目の前に現れるひとたち。
わたしの目の前で起こるものごと。
全部、わたしのために現れてくれて、起きてくれている。

それに対してじぶんがどんな反応をするのかが、
わたしがいちばん知りたいこと。

わたしはまだ、じぶんをよく知らない。
どんなことが好きで、これからどんな人と出会っていくのか
どんなところに誰と住んで、
周りを何で満たしてゆくのか。

何もまだ決まっていないし、なんだっていいのだ。
この世に生きるって、なんてエキサイティングなんだろう。

そしていつだって、どんな時だって、
わたしはわたしの味方なのだ。


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