日本の残されし民より未来の全人類(選ばれし民)へ 。シリーズ『出エジプト記』に読む神のご計画 13. 水とパンという「生存の保障」①

日本の残されし民より未来の全人類(選ばれし民)へ 。シリーズ『出エジプト記』に読む神のご計画 

13. 水とパンという「生存の保障」①

生存の保障 - 牧師の書斎

2023.10.1~8 The 2nd Celebrate Sukkot
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出エジプト記 15章22節~17章7節

『“神に召された一人の偉大な指導者”が誕生すると、奴隷状況にあった一つの民族が解放されて、神の使命に生きる偉大な民族と変わりゆきます。その最初の選びがイスラエル民族にありました』。

今回は「13. 水とパンという「生存の保障」」①について学びます。

【聖書箇所】15章22節~17章7節

はじめに

出エジプト記15:22~16:36で扱われていることは、人間が生きていく上での最も必要なものとされる「生存の保障」です。

アブラハム・マズロウという米国の心理学者は、人間の欲求の五段階について述べています。

その第一は「生存の欲求」、第二は「安全の欲求」、第三は社会的欲求、第四は(自分を認めてもらいたいという)自我の欲求、そして最後の第五は「自己実現の欲求」です。

特に、これらの欲求を満たすために人間は働き、労していると言えます。

とりわけ、第一、第二の欲求が満たされ、保障されることがなければ、人は安心して生きていくことができません。

神がイスラエルの民をエジプトから救い出して、ご自身の民として成立させ、また確立させるためには、最も基本的な「生存と防衛の保障」を与える方であることを民が知る必要がありました。

イスラエルの民が自分たちが神から選ばれ、特選の民としての自覚を持ち、整えられて、やがては主体的に神に仕えることができなければ、神の召しにふさわしい民となることはできませんでした。

荒野の経験は、神の民が神の民としてふさわしく整えられていくためになくてはならない神の訓練でした。

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