「逃げ」という選択肢
私は今まで生きてきた22年間を振り返ると、「逃げ」ばかりの選択をしてきたように思います。
自分の戒めも含めて、中学校から振り返っていきましょう…
私の「逃げ」の歴史
〈高校受験〉
受験に落ちることを恐れて、通いやすいという理由を盾に地元の比較的簡単に入学することが出来る高校を受験しました。
また、英語が大好きで英語をもっと勉強したいと思っていたのですが、まだ分からない将来を勝手に想像して周りから理系に入っていたら将来安定だという意味の分からない理論を鵜呑みにして大好きな英語からも逃げました。
〈大学受験〉
高校受験と同様に、勉強することから逃げました。
たいして大学も調べもせず、周りが勧めてくれる大学しか私の頭の中にはありませんでした。そしてその私の怠惰な高校生活の結果、案の定センターが失敗、そして第一志望としていた大学、第二志望、第三志望の大学を受ける権利さえ手に入れることが出来ませんでした…。
まあ〜自業自得ですね…。
しかし、とてもありがたいことに今の大学に拾っていただくことが出来ました!
よく神様はこんな私なんかを拾ってくれたなぁと、今あの頃の自分を振り返っても思います…。
〈大学〉
小学校の頃からの憧れである「留学」!
大学の交換留学制度を利用して一年間留学することが出来るチャンスが巡ってきます。
そこでまた私はまた「逃げ」の選択をしました…。
自分で書いても嫌になってきますね…。
交換留学生の数は限りがあり、希望するすべての生徒が留学に行くことが出来るわけではありません。
その枠を勝ち取るためには、試験を受けて他の生徒よりも良いスコアをとる必要がありました。周りが優秀で、大学入ったころから留学のために一生懸命勉強している人たちがまぶしくてその中に入って勝負する自身と気持ちがなく試験からも逃げました。
何をやっているんだ…。
ここまでが私の「逃げ」の歴史です。
口ばっかりで最悪ですね本当に(笑)
しかしそんな私に転機が訪れます!
転機
それは「友達の休学」と「くやしさ」でした。
周りが就活をし始め自分の将来を考え始めました。
今までしたいように、生きたいように過ごさせてもらってきた学生を離れて次は自分の足で社会に挑戦するときが来ました。
(今も周りの人たちに支えてもらってばかりですが…。)
そこではじめて、
「本当に自分がしたいことは何だろうか?」
と考え始めました。
今までやりたかったことから、頑張ることから逃げてきた自分はこのままでいいのだろうか?
その時に、ある一人の友達が「休学」を決意します。
休学といえば当時の私は、学生を引き延ばしにして周りと「遅れる」ことになるのではないか?というマイナスのイメージがありました。
しかし、その友達は
自分がしたいことをするための期間であり、何も考えずに社会の流れに流されて就活する時期だから就活をすることは間違っている。そこに自分の意思がないのにそれって生きている意味があるのだろうか?自分は与えられた人生を自分の意思で懸命に生きたい。
だから「休学」をする、と言いました。
その言葉に私ははっとさせられました。
今までの人生は自らの意思で歩んできたというよりは、周りに流されて自分を見失って、流されるがままの人生を送ってきたことにここでやっとそんな自分を認めることが出来ました。
「与えられた人生を懸命に生きたい」
自分の人生を精一杯生きたいとまっすぐ伝えてくれた友達に、私は何も答えることが出来ませんでした。答える言葉がありませんでした。
自分はどうだろうか?
今まで懸命に生きたいと考えたことはあるのだろうか?
毎日を一生懸命に生きてきただろうか?
そしてまたそんな時に、大切だった人から
「かなは、全部中途半端で何も考えていない。やりたいって口で言うてても何をしてもこれから成し遂げることは絶対出来へんよ。」
と言われます。
これがどれほど悔しかったことか…。
言われてすごく腹立たしい気持ちもありましたが、この言葉のおかげでようやく目が覚めました。
そんなこと言うんやったら私は出来るってことを証明してやろう!
やってやろう!
これに気づくのに21年間かかりました(笑)
そして、じゃあ今自分に与えられているこの時間を精一杯懸命に生きようと心に決めました。
やっと21年間の「逃げ」に終止符を打つことが出来たのです。
長かった~~~~~~~!
けれど、この二人がいなければ私は変わることが出来ないままでいたので気づかせてくれた大切な二人に心から感謝しています。
「逃げ」を脱出したその先の「留学」
そして長年の夢でずっと逃げてきた「留学」を決意します!
自分でいろいろ調べてみて、選択肢の多さに驚きました…。
留学するにあたって問題となってくる「お金」も様々な奨学金制度を利用すれば解決することが出来ることが分かりました。
私が今回この留学で利用させていただいた「トビタテ留学JAPAN!」についてはまた後々お話しさせていただきます!
https://tobitate.mext.go.jp
そして、自分と同じようなことを考えている人たちが集まっているコミュニティーに入っていくことで視野が広がりました。
自分よりも多くの事を見据えていろんな活動をしたり、世界に挑戦している人たちが身近にいることに驚きました。
“自分と同じ年代の人が世界に挑戦している人たちがいる“
それがすごく励みになったし、今まで「逃げ」を選択して逃げてきた自分を捨てて、新しい自分と向き合おうと心に決めました。
自分でアクションを起こしてみることの大切さを知りました。
一年前、21歳の時の自分と比べると世界が広がり自分の可能性を知った今
逃げずに思い切って挑戦してよかったと心から思います!
最後に
自分を変えるきっかけをくれた、支えてくれた周りの人の存在に本当に感謝しています。
22年間で私を支えてくれたたくさんの人たちの存在がなければ、今の私はいません。
決して「逃げ」を選択することが悪いことではないと思います。
人間誰しも自分が困ったときの逃げ場所を作っていないとしんどいですよね…。
逃げ場所を作ることもすごく大切なことだと私は思います。
けれども、その選択をすることで自分の選択肢を狭めたり、夢をあきらめることになるのであれば勇気を出して一緒にチャレンジしてみましょう!
昔大好きだった漫画「ハチミツとクローバー」で印象的なシーンがあります。
“足を前に踏み出しさえすればどこにも行くことが出来る”
本当にそうだと思います。
ほんの少しの勇気と自身を持って踏み出しさえすれば意外と簡単に前に進むことが出来るんです!
踏み出した足はまっすぐ思ったように進むとは限らないし、寄り道したり行き止まりに躓くこともたくさんあると思います。
けれども、一歩自分から踏み出したその勇気はこれから歩む人生の自身に繋がると私は信じています。
私ごときの経験談ですが、これを読んでいま躊躇している・悩んで踏み出せないでいる人たちのきっかけになればいいなと思います。
一緒に頑張りましょう!
ではまた!
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