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60日以内に「成長し続ける読書会」を開く方法

この記事は、”読書会を開いてみたいな”と思われている方へ向けて書いています。

読書会を開こうと思った動機は?

あなたはどんな想いから読書会を開きたいなと思われましたか?

私は、母という人を見てきたからです。

母は、自分の考えを伝えるのがヘタでした。
予想外の出来事、状況の変化に弱く
自分の気持ちを整理するのも得意ではなかったので、
自分の中の混乱をいつも周りの人のせい、環境のせいにし、「もう私を疲れさせないで」と、家族へいろんな”やめてくれ”を強要していました。

思春期にさしかかってから私は
こんな母と長いことぶつかってきましたが、
結婚して家を出て、やりたいと思った事をやっていくようになり初めて、
自分の足で立って人生を歩んでいるという実感を得ました。

いろんな事を学んでは活動し、人と関わりながら20年ほど過ぎた今、
リードフォーアクション(行動するための読書)という読書会に出会い、
「これは楽しみながら人として成長できる読書会だ」と衝撃を受けました。
  
自分に必要なエッセンスを掴む、
思い切ってしゃべってみる、
相手に伝わるように言い方を考える、
寛容さを会話を通して学ぶ、
拍手や頷きなど、相手を思いやったコミュニケーションをとる、

等々・・・・。

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読書という個人的な体験と、それを誰かと話すことで
個人を越えた視点を持つ体験を行き来する。
 
ノウハウ本から古典まで、
あらゆるジャンルをテーマに人と語り合うことが出来る。
なにより、職業や年齢を越えて人と人とがつながれて、
自分の中の崇高な部分が引き出される。

母がもし、子どもの頃にこうした経験をしていたら
いまどんな人生を生きていたのだろう。
ただ、こんな世界があることを知らなかったがために
不満と愚痴にまみれた人生を送っているのだとしたら・・

まずはこんな面白いものがあるよ、と「知る機会」を作りたい。

「よし、読書会を開こう。」と思いました。
それが2021年のスタートです。


いざ行動しようとしたら、ブレーキをかけるもの

おそらく読書会を開きたいなと思っている方は、
きっかけや目指すところは違うにせよ、
人の善さを信じているのではないかなと思います。
それを引き出す場をつくりたいのではないでしょうか。

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・・・と思いはしたものの、
具体的にどう始めればいいのか分からない。

「会」ってことは、人を集めなきゃいけないわけです。
その、会の講座設計はどうすればいいの?
スケジューリングは?
だれに声をかけようか?
どうやって声をかける?
SNS?やったことない。ドキドキする。
チラシ作るの?どうやって?どこに置かせてもらう?
声をかけても、誰も来てくれなかったらどうしよう。恥ずかしい。
何をテーマに開こう?
どんなふうに話をしていったらいいの?
ちゃんと伝わるかな。
つまんなくなっちゃったらどうしよう。
考えるだけで緊張する・・。
もう、考えただけで疲れてきた・・

想いを形にするまでには、いろんなハードルがあります。
家庭や仕事の時間の他に取り組んでいることもあるでしょう。
その合間を縫ってこうしたハードルを一つひとつ乗り越えていくわけです。

気持ちが萎えていくのもよく理解できます。
私もそうでした。
(特にパソコン周りのことに、非常にエネルギーを消耗していました。)
  
でも一回経験すると次からは楽に、早く出来るようになることもいっぱいあるし、
出来るようになったら自信がついて行動に勢いもつきます。
知ること、出会う人も増え、それだけ自分の世界が広がりました。
  

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そうやって、うまくいかない経験もたくさん重ねながら
だいぶ「読書会を開く」という一連の行為に慣れてきた頃・・・


読書会を一緒に開いているメンバーさんから「私は赤羽雄二さんサロンに所属しているのですが、赤羽さんの本で読書会を開いてみたい方はいらっしゃいませんか?ご本人も著者として参加してくださるそうです。」というお話がありました。
  

やったことない読書会開催に挑戦

頭の中がモヤっとしてきたら、A4サイズの白紙に
Q:解決したい問い
A:それに対する、考え得る答え
を1分間で書き出すやり方を提唱した「0秒思考」という本。

ご存知の方も多いのではないかと思います。

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この著者である赤羽雄二さんはこの「0秒思考」の他にも数々の名著を出されており、その経歴も圧巻なので気になった方はお調べになってください。

ともあれ、
ちょうど私は赤羽さんの「徹底的に聞く技術」という「聴き方」についての本で読書会をひらきたいと思っていた矢先でしたので、「あ、やってみたいです」と自分の経験値も省みず手を挙げました。
 
ではせっかくのご本人がお越し下さる機会なので、たくさんの方に来て頂きたいですね・・という話になり、数名の読書会メンバーで開いている「モーニング読書会」という場で開催する運びになりました。
  

私は一人で読書会を開催もしているのですが、
いざ会を催すとなると、企画から集客、開催まですべてを行わなくてはいけません。
読書会という、ライトではありますがひとつの「プロジェクト」なわけです。
  
それが今回は、仲間と話し合いながらスケジュールを決め、
仕事を手分けして行い、ここはどうしようか・・と思ったら都度相談し、
アイディアをいくつか出しながら決めていくことができる。

すべての作業を自分一人で孤独に行う必要がないのです。
これは本当に心理的負担が減り、心強いものでした。

 
メンバー間で話しているうちに、
「たくさんの方にご参加頂き、お話しする読書体験をして頂くとなると
各グループに分かれ、そこでの進行をサポートする
読書会ファシリテーター(進行役)が必要だね」という話になり、
呼びかけをしてたくさんのファシリテーターの方にお手伝い頂く運びとなります。


仲間を募って準備をする

FT集合

(↑↑この写真は、運営のために集ってくださった方々と打ち合わせをした時のもの)

著者参加の読書会。
大規模での読書会。
たくさんの運営スタッフと共に準備を進める読書会。

どんどん私にとっては初めてだらけの体験になっていきましたが、
大規模での読書会を経験したことのある方がチームにいて
全体の流れを把握しながら適宜アドバイスくださったりして、
大丈夫、ちゃんと進んでいるという安心のもと進みました。
 
まさにコミュニケーションや
チームビルディングのエッセンスが学べる今回の読書会の課題本
「人を動かす話し方」を実践していました。

ちょっと頭が混乱しているなと思ったら、
この本の中にも書かれてあるようにA4メモ書きで整理する。
あれ?ここで私は何を参加者さんに感じてほしいのだろう?と思ったらA4メモ書き。

第三者の意見がほしい時は、
チャットグループに投稿してみると誰かが反応して意見をくれる。

そうやって、事前にオンラインで打ち合わせをしたり、
チャットでやりとりをして役割確認など、
コミュニケーションをとりながら開催することが出来ました。



読書会の様子

以下、抜粋ですがレポートします。雰囲気が伝われば。。

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① 参加目的
② グループでの対話の様子
③ 読書会や赤羽さんの質疑応答を経験されてのご感想(一部抜粋)


① 【参加者の方々の参加目的】

・子供との会話を円滑にしたい
・人を動かす力を仕事に生かしたい
・怒っている相手と冷静に会話できるようになりたい
・アドリブと用意周到のバランス感覚について知りたい
・話すことに自信がもてないので自信を持ちたい。やればできる気持ちになりたい。
・まずは読書会に慣れたい。他の人がどういう読み方をしているのか知りたい。
・自然に会話に引き込める人はどういう人か知りたい
・全体感を持つにはどうしたらいいのか知りたい
・相手に心を開いてもらうにはどうしたらいいか知りたい
・新しいプロジェクトをうまく進めるにはどうしたらいいか知りたい
・落としどころのつけ方を知りたい


皆さん、いろいろな目的をもって読書会に参加されていますね。

② 【グループ内での会話の時間には、どういった対話がなされていたか。一部抜粋】

グループでの会話の時間に、ある参加者さんがこんなことを切り出されました。
「職場の人たちにも、A4メモ書きを伝えて一緒に職場改善に取り組みたいが、今まで何度か伝えてみたもののスルーされてしまった。どうすれば、興味をもってもらえるだろう?」

この問いかけに対して、他の参加者さんからこういった話がシェアされました。

「自分は同僚と二人から始めました。そしたら結構いい感じに伝わりましたね。」
「失敗したら、A4メモ書きをして乗り越えました。」
「小さな成功体験を増やしていきました」
「そう、上司は否定から入るんですよね。人が足りない。お金がない。・・・でもぶつかりながらも諦めずに、部下と日頃の会話から”お!”ということをピックアップしてみたり、
部下のやりたい事を取り上げたりしていたら、意見が出てくるようになって・・。」
「ああそうか・・自分一人だったら考えに限界があるけど、こうして話すといろんなアイディアが出てくるのですごくいいですね!」


③【参加されたご感想】

「人とシェアしながらの読書会、かなり衝撃でした!メモ書きすることで劇的に同僚の仕事への向き合い方が変化していたところだったので、今日の質問タイムの内容はさらに実践できることのヒントがいっぱいでした!」

「著者の赤羽さんという方が30分登場してくれて質疑応答をしてくれるのですが、神のようでした。(中略)一言でいうと、他者と効果的に関わり、物事をよい方向に前進させるために、知っておくべきこと、行動すべきことをがよく理解できます。対話の場を通じて自分の問題課題を振り返るプロセスがあるので、フーンではなく、心に染みわたるように情報インプットができるのが大変有意義でした。」

「人を動かす力が10%→50%に上がりました!」

読書会終了後にこんなメッセージをくださる方がいらっしゃいました。

 

チームで読書会を開くと、いっきに成長できる

赤羽さんをお招きしての読書会を、チームで開いてよかったです。

赤羽雄二さんは ご自身の本をつかって読書会を開く人の力になりたいと仰っています。
本気の人を応援したい、と。


ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。
「読書会」という場で、あなたが形にしていきたいのはどんな想いですか?

私は今回、「よし、読書会を開いていこう!」と湧きあがった想いが
チームメンバーの想いに合流してここまでの形になった、そのスピードに驚いています。
おそらく、この運営に関わったメンバーもそれぞれの想いを振り返りながら実感していると思います。
 

一人では到底できない規模の読書会が、
初めてでもスタッフ参加することで一通り経験できる。
この経験は、いろんな場(チーム・コミュニティ)で活かせます。

まだまだ、実際にやってみるまで見えていなかったこともたくさんありました。
もっと参加者さんの気持ちに寄り添った進行だったら、
もっと心が動く読書体験になったのではないかな。など、
チャンスがあるのであれば次回はここを改善したい、という事がいくつもあります。
  
幸い、この本は3回に分けて読み進めていくので
あと2回チャンスがあります。

今回気付いた改善点を実践することで
もっといい場づくりをしていきたい。
成長できる読書会を創っていきます。

次回は10月24日(日)に開きます。詳細はこちらです。https://peatix.com/event/2876147/view
  

読書会を開いてみたいと思われている方、
赤羽さんがこのようなチャンスを提供してくださっています。
仲間を募ってチャレンジしてみませんか?

2ヶ月あれば充分出来ますよ!

(赤羽さんはただ今clubhouseで精力的に配信中です。情報を探してみられてください。)

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