かもすぱ

1988年(S63)生まれ 滋賀県出身 大阪在住

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最近の記事

ラジオ英会話の相関図をつくった

NHKラジオ英会話の登場人物の相関図を作りました。 私とラジオ英会話の出会い ラジオ英会話は、NHKラジオで毎週月曜から金曜の5レッスンが放送され、その週のうちにあと4回も再放送される語学の名物番組。 2023年の4月から聴き始めた。 きっかけは育休中の子供の寝かしつけのお供。ちょうど年度の切り替わりにとあるポッドキャストの既存エピソードを聴き尽くしてしまって、何か聴きたいなと思ったタイミングでNHKのラジオアプリ「らじる⭐︎らじる」を適当に眺めていて、軽く聞き流すつもり

    • 太宰治を読まない

      そこそこ本を読むようになったが、太宰治を読んでいない。 そこそこというのは、具体的には月に2,3冊、年でいうと30冊ちょい程度のことである。年に何百冊も読んでいて謙遜して言っているわけではない。あらためて計算すると思ったより少ないが、そうは言っても年に読むのが数冊という人から見ればそこそこといったところだろう。 よく読むジャンルには"名作"が含まれる。岩波文庫とか新潮文庫の定番のような、志賀直哉・芥川龍之介・谷崎潤一郎あたりといえばなんとなく伝わるだろうか。 でも太宰治は

      • [省庁ウォッチ]琵琶湖保全再生推進協議会幹事会

        半年ほど前から始めたのですが、各省庁のプレスリリースに目を通すことを日課にしています。 プレスリリースを眺めていると、極めて事務的なものから、産業振興的なもの、文化的なもの、高度に専門的なもの、国民の生活に密着するものしないもの、ツボを突かれるものなど色々あります。当然ですが。 個人的に眺めていて楽しいのは国土交通省と総務省ですね。インフラ関係のものがおもしろい。 厚生労働省は見ていてがんばれと応援したくなる気持ちが湧いてきてしまいます。ただのプレスリリースなのに滲み出て

        • 首藤若菜『物流危機は終わらない』

          送料無料が当然となる昨今、物流の労働環境に焦点を当ててその辛さを描き切った一冊。 業務の都合上ドライバーさんにすみませんと思いながら読んでいました。路線便も区域便も長距離も本当にドライバーさんは割りに合わない仕事だと思います。 荷主(顧客)に理解を求めるのが総合物流企業の一員として携わる自分の仕事。とはいえ上司からは業界の最低レベルでの運送料受注を求められることが正直なところ慢性化しています。そうでないと新規顧客が獲得できない。で、そのしわ寄せが運送業者に行く。運送業の魅

        ラジオ英会話の相関図をつくった

          吉村昭『戦艦武蔵』

          どんな本なのか計画段階から建造そして終戦までひたすらに隠匿された最強の「二番艦」の記録小説です。建造の前半と南方に配置された後半、そして轟沈の最終盤。 文体としては淡々としているのに、全編を通して熱気がすごい。しかしその熱気の裏には張り詰めた焦りが存在しているのが透けて見えてしまう。 前半では無理難題とも言える超極秘プロジェクトゆえ、徹底した機密管理や納期に追われる技術者の苦悩がプロジェクトX的に描かれています。そのぶん二番艦進水の場面のカタルシスは凄まじく、昂ぶって泣いてし

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          日髙敏隆『動物と人間の世界認識』

          どんな本なのか著者の日高敏隆氏は、昆虫の研究から始まり、動物がなにを動機に行動をしているかを研究されていた方です。 本書では、人間を含め動物は感覚器官の限界から、真に客観的な"現実"は認識できないという立場に立ちます。認識できているこの世界は「イリュージョン」というフィルターを通したものだ、ということを下敷きに、昆虫やネコがどのような世界を見ているのか、さらに人間は古来からどのようなイリュージョンを持ってきたのかなど、様々な観点から世界の認識について述べていきます。 この本は

          日髙敏隆『動物と人間の世界認識』

          思うところのない人として

          2019年始まって早々の元日にnoteアカウントを作成しました。思い立ったが吉日というわけで、実際におめでたい日でもあります。あけましておめでとうございます。 アカウント作成のきっかけ思い立つのにもそれぞれ理由があるものですが、今回の場合は単刀直入に言うとコミケの熱気にあてられたからです。 毎年コミケやコミティアのたびに、自分でも何か生みだすことをやりたいと思いつつ尻込みしていたのですが、昨年30歳になり平成も終わりに近づき、そしてやることのない年始。思い立つタイミングで

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