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今や70%以上の人に起こる、浮き趾(うきゆび)はなぜ起こる?


私は浮き指の方の確率を自分で統計を取った訳ではありませんが、理論的には70%の方が浮き指、もしくは浮き指予備軍と言っていいと思います。

 <h3>なぜならば、浮き指の原因はO脚による外荷重だからなのです。</h3>

 人間の約90%の人がO脚の傾向が有るので、浮き指になる要因を持つ人も同じパーセントの人にあると言えますが、実際にはスポーツや仕事、歩く事で外荷重になる筋肉とそれに拮抗する筋肉とのバランスが良い人は浮き指にならないので、スポーツをする人の人口に対する割合が約20%、仕事で体を使う人の割合が約50%とし、その中で体を正しく使えている人の割合が約半分の50%とすると、感覚的な数字ですが約70%位と言うのは、それほど外れていないような気がします。

 では、O脚の人では体重が外へかかるというのは靴の片べりなどで分かり易いと思いますが、写真の様に骨が動いてしまうという認識は皆さんあまりないのではないでしょうか?

 写真の足に赤矢印で力のかかる方向をしるしました。

 O脚では骨盤が後傾する為に踵、足の外側に体重が多くかかる状態になります。

 次には(メカニズムは長くなるので省略します)土踏まずのアーチが持ち上がり、指のつけ根の土手が下に押し付けられるようになり、指が持ち上がるという発生機序で浮き指が形成されます。

 「浮き趾は地面にしっかりと趾が接地しないから不安定になるからいけない」と言われ、確かにそうなのですが、それ以上にその原因のO脚が良くないのです。
 O脚は身体のバランスを崩し、筋肉の緊張から血管や神経を圧迫し、ほとんどの病気の原因になるから良くないのです。

 また、余談ですが体の歪みは重力のバランスにより起こるので、背骨の湾曲でもこの足の矢印の様に梯子段、互い違いに起こります。

 また、この写真を見ていただくと色々なところに負荷がかかっていることが容易に想像できると思いますが、そのとうりで、モルトン氏病、ソーレル病などの関節炎、甲や踵の骨の痛み、又O脚による足先の開きで外反母趾、内反小趾、捲き爪など整形外科領域の多くの痛みが引き起こされます。

 したがって、浮き趾もその根本原因の股関節から治せるのです。

 と言うか、浮き趾は股関節でしか根本からは治せないのです。

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