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劇団6年2組

週一回の勤務だが、半年以上経つと、それなりに関係もでき、学校司書としての信頼もでき、相談も受けるようになった。

先日も、5年生の担任から、発表会の劇のために、「劇や劇団がテーマや出てくるおはなし」を紹介して欲しい。子どもたちに演じてもらい最後は、劇の幕が上がって終わるようにしたい。つまり、劇ができていく経過を劇にしたいとのこと。わかりやすく、具体的に必要とする図書を説明してもらったのだが、逆に具体的過ぎて思いつかない。

まっ、困った時のネット!検索ワードを色々入れて検索したら、それなりに出てくる。

コミックでは、高校生演劇部のおはなしが色々あった。残念だが私は、そちらの部門は、全く弱い。

文学の方もそれなりに出てくる。著者の名前と簡単な紹介文から、予想してみる。求めているものと近いか?しかし、実際読んでいないので、正直自信はない。そんな検索を繰り返しているとある本に出会う。

なんだか、アンテナに響く。

とりあえず、『劇団6年2組』と

の2冊を紹介する。

すると、隣のクラスの担任が、『劇団6年2組』を持っていると声を掛けてきた。まずは、借りて読んでみてくださいと、学校を後にした。私は、どこかで記憶がある?などと思いながら・・・

自分の拠点校に帰り棚を見る。あった!早速読んでみた。

おもしろい!子どもたちが「シンデレラ」の登場人物の気持ちや立場を考えることで、劇の内容に自分たちならではの演出を加えていく、リアルシンデレラを演じこととなる。それは、そのまま自身の成長に繋がる成長もの語りだった。おまけに、加えた演出や、劇の様子がシナリオで書かれている。依頼の先生にも、何がしら参考になるだろう。児童の読み物としても、読みやすくおもしろく読めると思う。機会をみて、子どもたちに紹介したい。

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