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サイコショッカーを救いたかった……。

タイトル通りです(真顔)

本来なら今日くらいに【サイコ・ショッカー】デッキを上げるつもりだったのですが思ってたより難航しているので、自分の考えを整理するついでに書いていこうと思います。
採用を検討しているカードや、自分なりに相性の良いカードなどもまとめてありますので、今後【サイコ・ショッカー】デッキを作ろうという奇特な方がいらっしゃいましたら、その一助になれば幸いです。

新規カードの所感

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《脅威の人造人間-サイコ・ショッカー》

互いのフィールドか墓地に罠カードが存在するという緩い条件で特殊召喚できる星7(星6)のモンスター。
自分・相手のメインフェイズに自身をリリースすることで、手札・墓地から「人造人間-サイコ・ショッカー」を選んで特殊召喚することができる。

「思ってたよりも使いにくい」というのが、正直な感想でした。
現代遊戯王において罠カードの採用率がかなり低いのと、初動の1、2ターン目にフィールド・墓地に罠カードを用意するのが意外と難しいんですよね。
《夢幻泡影》を使ったり《おろかな副葬》で罠カードを墓地に落とすなどすれば初動でも使えるのですが、なかなか安定しにくいので構築の軸にするのは難しいなあと思いました。
しかも《人造人間-サイコ・ショッカー》が手札か墓地にいないと入れ替わることもできないというのも難しいポイントですね。

しかしながらデュエル中盤なら容易に特殊召喚できる星6モンスターとして運用できますし、相手の《激流葬》などにチェーンして手札・墓地の《人造人間-サイコ・ショッカー》を入れ替わるなどのトリッキーな戦い方ができるので、1~2枚は採用したいかな、と考えています。

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《魔鏡導士サイコ・バウンダー》

召喚・特殊召喚時に「人造人間-サイコ・ショッカー」1体またはそのカード名が記された魔法・罠カード1枚をサーチできます。
また自身以外のモンスターが攻撃される際に、自身とその相手モンスターを効果で破壊する能力も持っています。

【サイコ・ショッカー】デッキでは一番使いやすいモンスターですね。
ただ自身が攻撃を受ける際は無力なので、攻撃誘導の効果を持っているモンスターと併せて使いたいところ。

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《サイコ・ギガサイバー》

相手フィールドの魔法・罠カードの数が自分より多い場合に特殊召喚できる星6モンスター。
また「人造人間-サイコ・ショッカー」がいるときに自身が相手モンスターに攻撃宣言した時に自身をリリースして、そのモンスターを永続罠カード扱いで相手の魔法&罠ゾーンに表側表示で置くことができます。

個人的には一番注目しているカード。
相手モンスターを「永続罠カードにする」効果は、他にない唯一無二の能力ですからね。
相手の方が魔法・罠カードが多いという条件は、後述する《宇宙の法則》などで満たしたいところ。

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《電脳エナジーショック》

「人造人間-サイコ・ショッカー」が存在する場合、フィールドのカード1枚を対象にとって破壊する速攻魔法。
さらに破壊したのが罠カードだった場合、フィールドの表側表示のカード1枚を選び、その効果をターン終了時まで無効にするか、自分フィールドの全ての「人造人間-サイコ・ショッカー」の攻撃力を800アップする効果を持っています。

発動条件こそあるものの、【サイコ・ショッカー】デッキでは使いやすいカード。
事前に確認している相手の罠カードを破壊しながら、相手の効果モンスターを無効化する、という使い方が基本になります。

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《宇宙の法則》

相手は手札・デッキから罠カード1枚を選んで自身の魔法&罠ゾーンにセットでき、その場合に自分はデッキから「人造人間-サイコ・ショッカー」1体を特殊召喚する。
相手がセットしなかった場合は、「人造人間-サイコ・ショッカー」1体またはそのカード名が記されたモンスター1体をデッキから手札に加えることができます。

【サイコ・ショッカー】デッキの軸となる《人造人間-サイコ・ショッカー》を、直接リクルートできるカード。(相手依存)
リクルートできなかった場合は関連カードをサーチできるので、いずれにしても強力なカードではあります。

なんといっても「相手に罠カードをセットするかどうか選ばせる」というのがこのカードのミソなので、そこを上手く使いたいですね。
《サイコ・ギガサイバー》や「機界騎士(ジャックナイツ)」あたりと組み合わせたいところ。

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《宇宙との交信》

元々の持ち主が相手となる自分フィールドのモンスター1体(コントロール奪取したモンスター)を墓地へ送り、手札・墓地から機械族モンスター1体を選んで特殊召喚する永続魔法。
また相手ドローフェイズに「人造人間-サイコ・ショッカー」が存在する時にカードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言し、ドローしたカードが宣言した種類だった場合、このカードを墓地へ送って自分はデッキから1枚ドローすることができます。

これまた癖の強いカードが出てきました。
コントロール奪取のギミックを主軸に置けば、なかなか面白い使い方ができそうです。
相手ドローフェイズに発動する効果も、ドローソースとして使うというより、継続的にピーピングできるという部分を活かして考えたいですね。

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《不朽の特殊合金》

自分フィールドに「人造人間-サイコ・ショッカー」が存在する場合、分フィールドの機械族モンスターにターン終了時まで効果で破壊されなくするか、機械族モンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果を無効にすることができます。

限定的な耐性付与のカードなのですが、正直言って微妙です……。
発動条件に《人造人間-サイコ・ショッカー》を要求することや、効果による破壊か対象に取る効果のいずれかしか防げないことがその理由ですね。

デッキ構築のコンセプト

コンセプトその1 機界騎士との混合

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画像引用:遊戯王 オフィシャルカードゲーム

【サイコ・ショッカー】新規カードの中には、「相手に罠カードをセットさせる」「相手のモンスターを永続罠カード化する」ものがあるので、それらを活かした構築になります。
【機界騎士】は「同じ縦列にカードが存在する」ことを活用するテーマであり、なおかつ星5~8までのモンスターが存在するのでなかなか相性は良いです。
特に《蒼穹の機界騎士》を使う際、EXモンスターゾーン・モンスターゾーン・魔法罠ゾーンで最大3枚ものカードをサーチすることができます。スゴイ!!!

しかし、いざデッキを考えていると「これサイコ・ショッカーいらなくないか?」と思いました。
というのも、もともと【機界騎士】というテーマ自体の完成度が高く、またテーマ内にそもそも「相手の罠カードを無効化する」カードがあるのです。
さらに言えば「相手のモンスター効果を無効化する」「相手の魔法カードを無効化する」カードもあり、それらは永続罠カードなので【サイコ・ショッカー】が邪魔になってしまうのです。

「罠カードを【サイコ・ショッカー】で無効化して、魔法カードを【機界騎士】で無効化すれば最強じゃん!!!!」

そう考えていた時期が、私にもありました。合掌。

コンセプトその2 サイバー・エンジェルとの混合

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画像引用:遊戯王 オフィシャルカードゲーム

《宇宙との交信》を活かし、相手のモンスターのコントロールを奪って展開しようというコンセプト。
【サイバー・エンジェル】の中でも特に《サイバー・エンジェル-那沙帝弥-》(ナーサテイヤ)を活かす、という感じですね。

《サイバー・エンジェル-那沙帝弥-》は、自身がが墓地に存在する場合にこのカード以外の「サイバー・エンジェル」モンスター1体を除外することで、このカードを墓地から特殊召喚して対象にした相手モンスター1体のコントロールを得ることができます。
しかもターン1の制限がないので、墓地に儀式モンスターがあれば何度も発動することができます。ツヨイ!!!

まあ、これも【機界騎士】と同じような理由で断念するのですが。
というか【サイバー・エンジェル】も単純にテーマのスペックが高いので、下手に混ぜるくらいなら純構築の方が断然強いんですよね。
光属性・天使族のテーマや、儀式テーマであればシナジーもしやすいのですが、《宇宙との交信》以外でのシナジーがなかなか思いつきませんでした。無念。

コンセプトその3 《ヨコシマウマ》《パンドラの宝具箱》の採用

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画像引用:遊戯王 オフィシャルカードゲーム
     遊戯王 オフィシャルカードゲーム

《ヨコシマウマ》と《パンドラの宝具箱》は、とても変わった効果を持ったペンデュラムモンスターです。
《ヨコシマウマ》は「自身が存在する限り、モンスターゾーンまたは魔法&罠ゾーンを1ヵ所を使えなくする」効果を持っており、
《パンドラの宝具箱》は「相手のPゾーンのカードを破壊し、自身を相手のPゾーンに置く」効果を持っています。

《人造人間-サイコ・ショッカー》がフィールドにあれば、《サイコ・ギガサイバー》 や《宇宙の法則》によって置かれた罠カードは実質的に使用できないゾーンとなり、さらに《ヨコシマウマ》や《パンドラの宝具箱》などを使うことで相手の魔法・罠ゾーンを全て使えなくするというのが狙いになります。

このコンセプトは自分でもなかなか面白かったのですが、いかんせんネタデッキの域を越えなさそうだったので断念しました。
単純なカードパワー自体はかなり低いので、昨今の強力なモンスターの前にはあまりにも無力だったんですよねえ……。

結局のところ……

そのままの君が一番すき。
今のところは、この路線で構築を練っています。

というか新規カードが軒並み「自分フィールドに《人造人間-サイコ・ショッカー》が存在する」条件を持っているので、下手に混ぜない方が回しやすいんですよね。まあ当然ですが。
しかしながら《脅威の人造人間-サイコ・ショッカー》みたいに「罠カードを使えなくするテーマ」なのに「罠カードの採用を前提とする」どうしようもないカードもあるので、何とかしないとってところです。

自分的には《魔封じの芳香》や《王宮の勅命》のように「互いに影響を与える永続罠カード」を使ってコントロールデッキっぽく戦いながら、
自分ターンに《人造人間-サイコ・ショッカー》を出してそれらを無効化し、自分だけ好きなように展開する、
相手ターンには《電脳エナジーショック》や《禁じられた聖杯》を《人造人間-サイコ・ショッカー》に使って再び永続罠の効果を復活させる、
みたいな戦い方ができないかなーと考えています。

また自分ターンは《リビングデッドの呼び声》で《人造人間-サイコ・ショッカー》を呼び出して永続罠カードを無効化し、セルフバウンスで《リビングデッドの呼び声》を回収、
相手ターンはリンク召喚などに用いて《人造人間-サイコ・ショッカー》をフィールドから消し、永続罠カードの効果を復活させる、というのも行けるかも。

ただ「罠カードが1枚も存在しないデッキ」を相手にしたとき、デッキのギミックがかなり無力化されてしまうので、それを想定した動きがまだ考え切れてないんですよねえ……。
でもこのコンセプトは、けっこう自分に合ってる予感がしているので、もうしばらく考えたいですね。

とは言え、なんやかんやで考えはまとまってきてるんですけどね。
ささやかながらにご期待頂ければ、幸いかと存じます!!

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