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福井の伝統工芸アイドル「さくらいと」企画からの応援について

今年の春先だったか、歌う応援隊ヒトミリリィの川縁さんがぶち上げた構想「福井の伝統工芸を応援するアイドルグループを1から作りたい」というものをSNSで知って、「面白そうだな~」と思ったのが、この企画を応援するきっかけでした。

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福井の伝統工芸品は、越前漆器、越前和紙、若狭塗、越前焼、越前打刃物、若狭めのう細工、越前箪笥の7種類とのこと。

当時、思った印象は漆といえば石川県輪島のほうが有名だし、刃物は岐阜の関が名産地として知られているし、福井が突出しているようなものって近代のメガネとかじゃないのかな?と思ってました。(とはいえ、鯖江市のメガネも仮面女子という強力な地下アイドルとタッグを既に組んでいました)

最初にSNS上に企画のシークレットルームが出来たので、真っ先に参加。福井県の方々ばかりの中で気が引けましたが、全国旅行している中で福井県を第三者的に見てみたいという理由付け(笑)で入らせていただき、気づくところには積極的に発言もさせていただきました。

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まずは4月20日にNEWSがサンドーム福井でライブをやる中、福井市の日華化学さんで行われた説明会に参加。この頃にはある程度どのようなことをやっていきたいかはネット上にも出ていましたが、実際どういう人たちが集まるんだろう?という興味も持って臨んだのですが、アイドル好きな人や、業界からみの人、報道関係者など、まだ手探りな感じではありましたが、大きな会場を提供してくださった日華化学さんは、「Mo-So-活動」の中でアイドル応援を行っているということもあり、この企画に賛同してくれる企業も出てくるのかな?という印象もありました。

福井県の人たちや福井県に関心のある人たちでこの企画を進めて、身近な家族のような存在としていられること、単にアイドル活動というのではなく、福井県に根を張って、地元のPRをしていくことによって、国内や世界にも発信するだけでなく、それを見た同世代の若者を中心に、今一度福井県やこの伝統工芸の良さ奥深さを知ってもらい、地域の活性化につなげていってほしいという思いが伝わりました。

プロデューサーの川縁さんは、当初2名での活動が1名になってしまう中、積極的に東京と地元の福井を行き来して、行政、民間企業、伝統工芸の中でも次期後継層の人たちとのつながりをつかみつつ、オーディションのPRをしていきました。

オーディションに至るまでには、グループ名をどうするかの公募があって、投票をして、確かオーディション当日に「さくらいと」という名前が発表されたと思います。

そして6月9日に再び日華化学さんでのオーディションに参加。5名の応募の中から、今のMAIさんとKANAEさんが活動を開始することになりました。
オーディションに審査員として参加するのは初めてのことでしたが、現状と将来性を天秤にかけると後者のほうを優先で考えてみました。

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7月からは、配信アプリ「17」を使っての二人の配信活動が始まり、当然慣れない中で、アプリの操作や、来た人への対応とかをリスナー側もある程度気遣いながらサポートしていたのではと思います。
実際に外に出て、伝統工芸品の工房に行って、取材だけでなく、実際に体験するところを配信したりすることで、携わる人の伝統工芸にかける思いとかエピソードや、実際の手さばきも伝わってきましたし、二人が伝統工芸に対しての興味と知識を吸収していく様子は、アプリ配信での言葉の端に現れるようになってきました。
他にも美味しい食べ物をいただく様子では、普通の10代後半から20代前半の顔になったりしながら、そういう中でも、福井の良いところという情報を少しずつもらうことが出来ました。

サポート体制としては、さくらいとのロゴが公募になり、デザイン案を投票で選び、決まったらすぐにTシャツや缶バッジなどのグッズが作られていき、販売アプリを介して販売されていきます。
SNS上ではサポートクラブが作られて、サポート企業になったところは、配信アプリで2人が紹介をしたりするなども行われだします。
月1回は配信を使ってのミーティングがあり、今後やってみたいことなどを意見を出し合って決めたりと、参加型の部分は継続しています。さすがにリスナー側も忙しさもあってリアル参加は少ないですが、録画を見られるようになって、意見も出しやすくなったと思います。
夏ロゴに代わる秋ロゴも再び公募がかけられ、投票を経て決まりました。

並行してデビュー日と会場が発表され、デビュー曲の作成、振り付けの作成、及びレッスンがヒトミリリィの二人より開始され、それについては当日までほぼほぼシークレットになり、数日前にYoutubeでトレーラーがUPされ、実際はどうなるんだろ?という感じに期待が高まってきます。

司会・アシスタントの仕事も受けていき、9月の千年未来工藝祭のMCを皮切りに、舞台慣れと話し方や仕事の流れをつかんでいったりしていきます。
こんな中で、MAIさんはある程度大枠の指示がやりやすく、KANAEさんはしっかり形作られた指示がやりやすいという特性も分かりました。
配信アプリの話し方もすっかり板についてきて、上手にリスナーとの距離感を保ちつつファン層を広げてきました。

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10月5日、福井県越前町の越前陶芸村の秋イベントで初めて行われる有料制のナイトステージにて、デビューステージ。「水灰色グラデーション」のお披露目です。

福井県内の他、遠くは九州からも応援隊が集結し、精いっぱいのエールを送って、無事にデビューステージも終わりました。
わずか3ヶ月でのデビューは、当初の予定通りなのですが、その予定通りに進んだことが傍目には奇跡のように映りました。
それは二人が努力を惜しまず頑張ったこと、周囲からのサポートをしっかりと得ることが出来たことの両面があったからでしょう。
特にほぼ一人で企画運営をしてきた川縁さんの苦労は並大抵ではなかったと思います。本当に夢を実現してくれてありがとうございます!

そして、水灰色グラデーションは、Tシャツの背中にQRコードをあしらいダウンロードできるようにしたり、柄には越前和紙のテクニックを織り込んだりと新しい試みが行われました。

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そして、デビューから2週間後は福井祭り東京'2019の司会役で東京に初登場、ファン数が多い関東地方のサポーターと感激の初対面です。
デビュー曲の披露も2回あって、サポーターさんが思わず涙ぐむという一幕も。

この後もオーディションが行われて、10月に3人目のメンバーAIさん、11月に4人目のメンバーWAKANAさんが決まりました。5人までは人数を増やしたいとのことなので、早く到達してもらいたいところです。
※残念ながら、AIさんは一身上の都合により12.15をもってメンバーを脱退しましたので、現在は3名での活動です。

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今後も引き続き、福井の人たちのサポートを受けていって、どんどんさくらいとの活動に興味を持ってもらい、場合によっては新しい取り組みが別のところから発生していくことを期待したいですし、活動も嶺北中心の現状から、嶺南にも活動拠点を持てるようになればという事も広がるでしょう。

県外から見ていくと、こういう取り組み自体が注目されてもいいのかなと思います。
地方活性化をうたうものの、なかなか実現できない自治体が多いので、一つのやり方として認知されれば面白そうです。

春先には、さくらいとの基になった、足羽川の桜が満開になる頃に行ってみて糸桜の景観を見てみたいですね。そこには、もちろんさくらいとのステージがあって、応援している姿を想像しながら。

ブログも、福井祭り東京'2019についてで、さくらいとが初めて東京で活動をした様子等を書いています。

11月1日には、彼女達がNHKラジオとテレビに出演しました。
しかもラジオについては公開生放送、MCは元モーニング娘。の高橋愛さんということで、すごいチャンスを得たものだなぁと感心しました。
もちろん応援に行ったわけですが、その中に自分としてもビックリなつながりがあったりしました。その様子もブログに書きました。


日本の鉄道路線と空港に降り立ち、車も使って観光した経験を広めてみたいと思って書いています。 旅行の参考にしたい方の参考になればと思います。