2024年4月8日

DECO*27と谷川俊太郎(敬称略)の対談インタビューで教養がどうのこうのという論調あって、X上で意見が割れてた。

自分もロックやるならロックの古典やブルースを聴こうぜコピーしようぜという派閥なので、DECO27の音楽のバックグラウンドに難色示したくなる気持ちはわかるんだけど、

同時に若い人らがそんな古い曲になんか興味持てねえよなっていう気持ちもある。どの年代の音楽も手軽に聴けるようになったし、大量のアーカイブがあり、そして今後も蓄積されていくし、猛スピードで流行が変わっていくので新しい曲はすぐに古くなるし、古い曲はもっと古くなっていく。

でも、やっぱいい音楽は古くならないよなって思う気持ちもある。
毎年クリスマスになればLet it snowだのJingle bell rockだのが流れ、新しい曲でもワム!のLast Christmasとかマライア・キャリーのAll I Want For Christmas is Youが流れる。
ブルースのセッションに行けばSweet Home ChicagoやKey To The Highwayが演奏される。
それはこれらの曲の価値がずっと変わらないと認められたからだと思う。

ウィントン・マルサリスとマイルス・デイヴィスが対立してたって最近知ったけど、理由は似たようなもので、ウィントンはジャズを古典としてとらえ"基本"に忠実に、かつてのレジェンド達の模倣をし研究して音楽に臨むタイプ。マイルスはそのレジェンド達と青春を共にした一人なのに、ウィントンの人気が上がってきた時はロックなんだかファンクなんだかよくわからん音楽を(ウィントンからはそう見えてたのかもしれないという話)、伝統的なリックも使わずに演奏するものだから、ウィントンはモヤってたらしい。
マイルスはマイルスで、ウィントンは若いくせに老人みてえなプレイしてるバカみたいな感想を持ってたみたいだし、こういう対立構造は今後ずっと出てくるんだろうなと感じた。

何が正しいのかは俺もわかんないし結論出す気もないけど、まあ皆様も好きにやったらいいと思います。私は私で、自分が好きなものを発信していこ~って感じです。

おわり


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