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推しがスタメンじゃねぇぇぇ~!!という時に読んでほしいブログ。

こんにちは、あるいはこんばんは。神セーブです。
もうすぐ2023シーズンが開幕します。

そこで気になるのは開幕戦のスタメンです。
やはり自分の推し選手にはスタメンで出てほしいと思うもの。
しかし各チーム30人前後選手がおり、その内の11人しかスタメンではないわけで・・・
残りの20人くらいはベンチ、もしくはベンチ外なわけです、はい。

で、僕の応援するクラブ、ジュビロ磐田の今シーズンのユニフォームの予約数トップ5はこちら。

ヤットさん以外攻撃的なポジションの選手。
特に1位の古川選手・2位の大津選手は昨シーズンもスタメン出場は多くなかったので、
「押しがスタメンじゃねぇぇぇ!!」
ってなるジュビサポ多そうだなと思ったわけですよ。

まず確認すること


まずはベンチ入りメンバーを確認しましょう。

推しがベンチ外だったときは残念ですがどうにもなりません。
なんらかの理由でコンディション不良かもしれませんし、次の試合、もしくはカップ戦の出場に期待しましょう。

そしてベンチに入っていた時は、
「推しがヒーローになるチャンスだ・・・!!」
と思いながら試合を見ることをオススメします!

おいおい、単なる気の持ちようだけかよっ!って言われそうですが、ちゃんと理由もあります。
その理由とは・・・

交代枠5人制のスタンダード化

ここ数年でサッカーの概念や常識が大きく変わりました。
昔はチームのベストメンバーがスタメン、準レギュラーがベンチ入りというのが基本だったと思います。

しかし交代枠5人制ベンチ入り人数7人以上がワールドスタンダードになった事で、90分通しての戦い方、戦術的な交代・采配で勝敗が決まることが、3人交代制だった時よりも増えていると感じます。

記憶に新しいところだと、ワールドカップの日本対ドイツの試合。
前半は完全にドイツのペースで日本は0-1のビハインドで折り返します。
しかし後半、日本は選手の配置変更と選手交代で流れを変え、途中出場の堂安選手と浅野選手がゴールを決め、歴史的勝利を収めました!!

ベンチ入り人数は現在もリーグや大会によって違いますが、コロナ禍の影響もあってか、交代枠5人制がどのリーグでもスタンダードになりました。

Jリーグも2020年から5人交代制となりました。

交代枠3→5での変化

3人しか交代出来なかった時代ではフィールドプレーヤー10人のうち、3人しか交代出来ないので、当然7人はフル出場してました。

しかも慎重派の監督の場合は怪我人が出た時のリスクも考えて2人しか交代させない監督も結構多かったですね。

ですから2010年頃のスペイン代表やバルセロナのように、テクニックのある選手を揃えたポゼッション型のチームがめちゃくちゃ強かったんです。

なかなか得点を奪えなくても、ボールを動かして、相手を走らせて疲れさせる事で、終盤に得点して勝つ事が出来ました。

そのポゼッションサッカーに対抗する形でハイプレス戦術をするチームも出てきました。

ハイプレス戦術の興盛

ハイプレス戦術とは簡単に言えば相手陣内でボールを奪いに行く戦術です。

メリットとしては相手のゴールに近い所でボールを奪い、相手の守備陣形が整う前に攻撃する事で得点する確率が高められます。

デメリットとしてはスタミナの消耗が激しい事です。
3人交代制の時にハイプレス戦術を取り入れるチームが多くなかったのは、終盤にスタミナ切れで失点するリスクが大きかったからだと思います。

ですからポゼッション型チームの勝率もまだ高かったのですが、5人交代制になり、大きく流れが変わりました。

スタメンの選手が疲れてきた後半にフィールドプレーヤーの半数が交代することが出来るようになり、ハイプレスの強度が試合終盤まで維持出来るようになってきたのです。

5人交代枠の使い方

監督の考え方や試合展開によってベンチの選手の使い方は様々なので一概には言えませんが、
やはりスタミナの消耗が激しいFWやサイドの選手を交代させる事は多いです。

負けている展開なら後半得点を奪いに攻撃的な選手を投入します。

そういう観点から見ると、推しが攻撃的なポジションの選手なら、交代出場する可能性は高いのです。

攻撃的なポジションの選手なら1芸に秀でたスペシャリストはベンチ入りしやすいかもしれません。

逆に複数ポジションに対応可能な選手もベンチに入りやすい傾向にあります。
特に守備的なポジションの選手で複数ポジション対応可能であれば、その分攻撃的な選手を多くベンチに入れることもできるので、ベンチ入りする可能性は高いですね。

交代選手の活躍の可能性

前述した傾向から、裏を返すと5人交代制であってもDFは90分フル出場する傾向が強いです。

しかしハイプレスをかわすためのパス回しをしたり、ここまで攻守に走ってきたDFの選手も疲れている事は間違いありません。

ここでフレッシュな途中出場の選手の対応をするのは中々大変です。

そうした状況で途中出場した推し選手が活躍する可能性は低くないはず。

このデータを見ても、ジュビロは残り15分の得点が多いチームなのです…!!

2分で2ゴール決めた大津選手は後半26分から出場でした。

最近は各チーム、データを駆使してのスカウティングもすごくやっています。
なのでスタメンやフォーメーションも相手によって変えていく事が多くなってきました。

例えば相手が左サイドから終盤失点することが多いというデータがあれば、終盤に古川選手を左サイドへ投入するというプランを試合前から考えている事もあるのです。

もしかしたらこのゴールもスカウティングやプラン通りだったのかも…?

だから昔と違って
スタメン=ベストメンバー、
ベンチ入り選手 < スタメン選手
とは限らないんです。

データとしても途中出場の選手のゴール率が上がっているのがわかります!!

だからいつも推しがベンチスタート、結果を出してもスタメンで使ってもらえないからといって、監督を批判するのは違うかも…

推し選手がベンチのまま、使われずに試合に負けたら采配ミスだと叫んで下さい(笑)

今回はやや軽いノリで書いてみましたが、見る側の僕らサポーターも、試合の見方をアップデートしていく必要があるのかなと思い、今回は書いてみました。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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