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プラハチャレンジを1年7ヶ月間続けてみた感想

私は最近まで1年と7ヶ月続けてきたことがあります。こんなに続けられているのは私にとってはとても珍しく、同時にとても大きなメリットがあったので紹介しようと思います。

それが「PrAha Challenge」というエンジニア向けのプログラムです。

正式名称は「PrAha Challenge」らしいんですが、大文字小文字の変換が面倒なので「プラハチャレンジ」って書かせてください笑。

プラハチャレンジってなに?

松原さんがCEOをされているPrAha Incが主催する「中級エンジニアを育てるためのブートキャンプ」です。

私は訳あってまだ卒業した訳ではないんですが、卒業生の記事やPodcastも出ているので、そちらも参照するといいかと思います。

なぜ参加したの?

色々ありますが結論を言うと、
モチベーション維持やスキル習得の効率が良さそう!と思ったことです。

「結論何が良かった?」で後述しますが、予想通り良かったです。

参加前のスペックだとか細かいことは以下の記事に書いてますので、よければ読んでください。

人数はどのくらい?

現時点(2022/7/30)で既に5期の募集が始まっているということで、全体の人数はもはや分かりませんので、私が参加した1期の情報になります。

どこかにも公開されていた情報ですが、
1期では応募人数が50名ほど、実際に参加したのは30名前後でした。

1期は2020/12月中旬頃に開始しています。ちなみに私はだいぶ長くいる方です。(今は訳あって休会中です)

1期に関してはペアとチームがあり、
1ペア大体2,3人、そのペアを3,4組含んだチームがある、といった構成でした。

どんな感じで進むの?

細かい進め方はチームによるのですが、私が所属していたチームは大体こんな感じで進んでいました。

1週間1サイクルで進んでいました。そこはチームやペアによって様々だと思います。ペースやいつセッションを入れるかは自分達で決められます。

月曜〜日曜:課題を1つまたは2つ進める
土曜:メンターセッションに参加する
日曜:事前にレビューを行い、ペアセッションに参加する

「課題」「メンターセッション」「ペアセッション(レビュー)」の3つが、このプログラムにおいての主なイベントだと思います。
(他にも輪読会とかありますよ)

課題

課題の分野は幅広いです。

Webの基礎からバックエンド、Webフロントエンド、インフラ、設計といった感じで、公式ページに書いてある通りですね。公式の方が詳しいのでそちらをご確認ください。

現状の進捗は8割くらいだと思うんですが、個人的にはWebの基礎とバックエンド、設計がとても楽しかったです。

逆に学べないことももちろんあります。

コンピュータサイエンス周りのこととか(と言っておきながら私はここの学士も博士も持ってないのでどんな知識なのかを言及するのは避けます。。)、データ構造、アルゴリズムみたいなこととか。

あとモバイルネイティブとか機械学習、XRとかもないですね。

Web周りの知識が比較的多めかもしれません。
実際参加している人たちはWebに関わるエンジニアが多く、私みたくモバイルネイティブをやっている人は少なかったです。

個人的にはモバイルネイティブがないことは残念ではありましたが、
やはりWebの需要は大きいのだなと思いましたし、モバイルかWebかに関わらず大事なことは山ほどあり、それを学べたので総じてとても満足しています。

メンターセッション

このプログラムの魅力の1つとして
1週間に決まった時間だけ、メンターに質問する時間をとってもらえます。

1期の時のメンターはCEOの松原さんお一人でほとんどまわされてたみたいなのですが(それを聞いた時衝撃でした笑。すごすぎ。)
松原さんのご経験がとても豊富なためだと思いますが、
毎回学べることしかなく、物足りなさを感じることは一度もありませんでした。

わからないことがあった時も後で必ず調べて情報を教えてくださったり、次回のセッションで議論するなんてこともあって、
とても楽しかったです。

ペアセッション(レビュー)

これもかなり魅力的でした。
普段の仕事でレビューや議論をすることがない人にとっては最高の場です。

あったとしても、例えばすごい細かいことを気になっていても、なかなかそれについてわざわざする時間って設けないんじゃないかと思います。

プログラムでは必須で取り組むべき課題はありますが、それ以外は自由にいくらでも調べてOKなので(むしろ制限する方が難しそうだしその意味もないですね笑)
気になっていることについてとことん話せます。

もちろん時間は無限じゃないので、対面で話すことは大体1時間目処でやってはいましたが、
対面で会わなくても気になったことがあればGitHubのPR上で議論もしていました。

ただプログラムにいる方はそういうことへのツッコミや議論は歓迎の人が多かったので、議論は盛り上がるのが常でした。

結論何が良かった?

色々と良かったのですが、それでは何も伝わらないと思うので3
つ挙げてみます。

質の高い課題を含んだ学習ロードマップが敷かれていたこと

いくつかの分野ごとに複数の課題が提供されていたのですが、その課題の中身が取り組みやすく工夫されていたことがとても良かったです。

公開はNGなのでしませんが、イメージこんな感じです。

〇〇というアンチパターンが知られています。それはどういうもので、どのように対策すべきでしょうか?

新人のKさんが先輩のHさんにYYをするように頼まれました。
HさんはKさんにこんな質問をされました。
Kさん「(あるあるな質問・・・)」
Kさんがわかるように答えてください。

研修資料でよく見るような感じといえばそうかもしれないですが、これをあれだけの幅広の分野で用意するのは、かなり大変ではないかと思います。

自分で何かを学習しようとすると、
具体的に何で勉強しようかとか、どこまで勉強しようか、とかどういう順番で勉強しようかとか、悩むことはたくさんあると思います。

少し言い方は悪いですが、プラハチャレンジではこれらを自分で熟考する必要がなく、「課題を見れて取り掛かれば良いだけ」というのは大きな利点だなと思いました。

一から十まで詳しく書いてあるわけではないので、自分で調べる余地がある程度残されていて、その加減が絶妙だなと思います。

ロードマップの提供とでもいうのかな。わからんけど。

個人で勉強するときもこれを参考にして学習したいなと思いました。

ペアやチームなど一緒に同じものに取り組む仲間がいたこと

「メンターセッション」や「ペアセッション(レビュー)」の方でも書いたことですが、このメリットは大きいです。

私は実は社会人になってから他社の人と関わったことって一度もなかったです。なので他社ではどういうふうに開発しているのかと言った小話を聞けたり、各々のバックグラウンドに沿った考え方の違いに触れることができました。

これを機にこのプログラム以外でも、他社のエンジニアさんとも関わるようになりましたので、感謝しています。

あとはやはり人と一緒に何かをやると、サボりづらいので継続しやすいというのがかなり大きなメリットです。

1年と7ヶ月、ほぼ毎週何かしらの勉強ができていたのは、間違いなくこのプログラムもおかげです。

仕事で忙しかったりで課題に取り組めず、ペアやチームの方にご迷惑おかけしたこともあったのでそこはごめんなさい。。

このプログラムの場合はペアでのレビューもありますし、当たり前ですが自分が課題をやってこないとレビューもしづらいので、
とても継続しやすかったです。

基本楽して生きたいので、何かこういう強制力がないとサボってしまいますね・・・仕方ない。人間だもの。

質問できる環境があったこと

これはメンターセッションとペアセッションのことです。一人でやっている時にはどうしても課題になってくる部分ですよね。

わからないことがあると詰まってしまって、そのままやる気と共に勉強習慣自体が自然消滅・・・なんて何度経験したか分かりません。笑

ペアセッションで解決することもありますし、それでもわからなければメンターセッションで解決していました。

私の場合、未解決で終わったことはほぼありません。

おわりに

まだ課題を全部終えたわけではないんですが、かなり長いことやってきて、とても良いプログラムだと思ったので紹介させていただきました。

比較的最近開始したプログラムなので、まだ知らない人も多いみたいですね。

職場の同期に紹介して彼女は2期で参加したのですが、とても好評で、キャリアを考え直す良い機会になったようです。

私も考え方が変わるとても良い機会になりましたので、
改めてこのプログラムを作ってくださった皆様、チーム、ペアの方々に感謝したいと思います。🌸


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