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コロナと過ごす巣篭もり日記-1日目-

※この日記は新型コロナウイルスに罹った人の実体験とその時の感情について書いたものです。正確な情報はこの日記で判断せず、必ず一次情報をご確認ください。

朝起きて早々、喉が異常に痛い。私は元々扁桃腺が肥大と言われていて、夜に喉を痛めることはよくあった。

今回もそれだろうと思っていたが、一応熱を計ってみたところ、37.5度。平熱は35度台なのでなるほど熱があるらしい。

そういえば昨日はTSUTAYAから大量にドラマを借りて見ていたので、気持ち的にはかなりフィーバーしてたが、体もふわふわしてた。すでにその時から熱があったのだろう。

とりあえず速攻で病院に連絡し、15時に予約を入れる。
PCR検査するために来院の30分前から口に何も入れないようにとのこと。なるほど。

それまでは記憶がないが寝ていたと思う。

15時になり、徒歩3分の病院へよっこらよっこら歩く。
この病院では、発熱などコロナの可能性がある症状のある患者は、受付から会計まで全て外で行われる。徹底しているね。

症状からしてまずはPCR検査。結果は明日出るとか。
そのあと問診。

問診が終わり、会計の連絡が来るまで座って待つ。

この時間がなかなか長く感じられて、会計の人がやってきた頃には意識が朦朧としてきた。

気づいたら車イスで院内に運ばれてた。
後で聞いたところかなり血圧が下がっていたらしい。

薄い意識の中、なんとか話を聞いていると、どうやら点滴をしようとしているらしい。

それを聞いてすぐに覚醒した。何せ今までの人生で点滴を受けたことがなかったので、少し怖くなったのだった。

映画やドラマで点滴のシーンを見たことはあったが、実際はよく知らなかった。

一旦どうやってあのぶら下がった液体を体内に入れていくのか。
液体が入っている時痛くはないのか。
体内に入れるということはつまり、私の体に穴を開けようとしているということか。

いろんな感情で不安になった。

そんな私の気持ちをよそに、看護師の人々は刺す血管がなかなか見つからないらしく、苦戦していた。

人生初の点滴というわたしには衝撃な展開も手伝って、血管探しをされている間に少し回復したが、点滴自体はそのまま受けることに。

右腕にやろうとしてたらしいが、血管が見つからず左腕になった。

不安があった点滴は5mmくらいの管を肘の裏あたりに刺すものだったが、意識もまだうっすらだったせいかあまり痛くなかった。

疲れと安心でその後は1時間ほど寝てたと思う。

その間に家族への連絡先を聞かれて連絡がいった。

家族と私のうち(一人暮らし)はそれなりに離れていて、すぐ来れる距離でないことはわかっていたので、自力で家に帰ることに。

看護師、先生たちは一人で返すことが不安らしく、しきりに迎えに来れる人がいないか聞いてくる。
「まあそうよね。でもいきなりそんな人は出て来ないんだから仕方ないでしょ」という思い。

薬局へ処方箋をあらかじめファックスで送ってくれて、わたしがなるべく早く帰れるように配慮してくれた。

そんなこんなで薬局へ薬をもらいに行き、来た時の二分の一の速度で家に帰った。

こんな時に限って飲食品がなかったので、Amazonで注文。

プライム会員でよかったね。早く届く。

気失ってた時以外は割と意識ははっきりしてたけど、喉が痛すぎて喋れないので、ジェスチャーで会話。

看護師や先生の質問の仕方がよくて、大体Yes/Noクエスチョンで聞いてくれるので、そこまで複雑な答えをすることはなかったな。

医療関係者ってすげーなあと思う一方、問診だけならオンラインでもよくねーかと思ったり。

座ってることがもうダメだったからね。

まあでも色々配慮してくれたし、水分補給代わりと思われる生理食塩水の点滴は300円しかしなかったから、ありがとうございます。

その後は大人しく家で寝たり、ゼリー食べたり、動画見たりと安静にしてた。

そんなこんなで家族から連絡があり、色々聞かれたが、喋れないんですってば。わかって。という思い。笑

普通の風邪としては重めな症状だから、きっとコロナだろうなと思い、明日の結果を待とうと思いながら眠りについた。

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