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コロナと過ごす巣篭もり日記-2日目-

※この日記は新型コロナウイルスに罹った人の実体験とその時の感情について書いたものです。正確な情報はこの日記で判断せず、必ず一次情報をご確認ください。

昨日少し良くなったと思った喉の調子は、一晩経ってまた元のガラガラな状態に戻っていた。

一応熱を測ってみたら、38.5度。昨日より上がっている。

そんなわけで本日も仕事をお休みし、安静にすることに。

少し咳や痰が出るようになり、たまに息苦しくなった。

「これがひどくなると息ができなくなって痰吸引からの入院コースかな。119番に電話できるようにスマホを側に置いておいた方がいいか。」なんて冷静に考える。

でもよく考えると、口呼吸しなければいいじゃないかと思い直す。

大好きなスキューバでは鼻呼吸は絶対NGだけど、今は逆に切り替えしなければ、ってことを考えた。

まあ実際はパニックになったらそんなことは頭からすっ飛んで、口で目一杯呼吸しようとするのだろう。

そんなことを考えていたらお腹が減ってきたので、お粥を食べる。

レトルトのお粥だったけど、全然バカにできず、普通にめっちゃ美味しいじゃんと思った。普段の食卓にも上がってこれるレベル。

こんなことなら普段からお粥をストックしておくべきだったね。これからそうしよう、ということでAmazonでお粥セットを注文。

PCR検査の結果がまだきていないので、大好物の小説を読み、疲れたら少し寝たりしながら今か今かと待つ。

15時頃、ようやっと病院の院長から電話がきた。

結果、陽性でしたとのこと。想定内の結果だったので、特に驚くこともなかった。

わかったのは、コロナになったら味覚は無くなるもんだと思ってたけど、必ずしもそうではないということだった。

お粥は薄味だったけれど、普通に味は感じられた。味覚って生きるには必要なことなんだなー。

症状は人それぞれとはいうけれど、実際体感してみるとまた違った思いになる。

院長から、「10日間は安静にして、MY HER-SYSにちゃんと健康状態を記録しておいてね」と言われる。

なんじゃそら。聞き逃していたせいで読み方がわからない。
後から調べたら「マイハーシス」と呼ぶらしい。

薬はどうやら昨日処方されたものと変わりはないようで、咳や痰の話をしたら薬を追加してくれることに。

コロナだからって特別それ用の薬はないとは噂で聞いてたけど、本当にそうなのかな。

陽性だと外に出ちゃいけないので、薬は配達するねと言われた。
なるほど、いつの間に薬のデリバリーサービスができたのね。

ホテル療養もできるので、その場合は病院で渡した紙に沿って手続きしてねと言われる。

喉は痛くて喋れないままだったけど、気づいたら熱は36.6度まで下がっており、少し元気になってきた。

SMSで送られてきたマイハーシスにログインしてみた。

スマホの言語設定が英語のせいか、ページまで英語だったので日本語に切り替え。この体調で英語を読む気力は残念ながらなかった。

マイハーシスの質問項目はほとんど選択式だったので、さっさと入力し終えて送信ボタンを押す。

そんなこんなしているうちに、厚生省から続々とコロナ感染者向けの連絡が届く。
お願いだからSMSではなく、普通にメールで送ってくれないかな笑。スマホでの入力、面倒くさいんじゃ。

次にCOCOAで何か登録してくれと書いてたのでアプリを開く。こちらはマイハーシスとは違い、言語設定はOSに依存しているようで、すぐに切り替えが面倒なので英語のままで作業。

ところが何度やってもRegisterできない。どうやってもRegistration was canceledになる。これ普通の人ならもう諦めてるよ。一番登録して欲しいところのUXがこれでどうするんだ、という思い。

と思ったら私が英語を読めてないせいだったと判明。文句言ってごめん。

この調子なら明日は仕事できるかなーなんて思いながら、薬が配達されるのを待つ。

ホテル療養について調べていたら、都のこんなnoteを発見。

「今日見た公式ページの中で一番わかりやすいな」と思いながら中身を見る。ホテル療養も意外と楽しそうじゃないか、という気持ちになってきた。

コロナに罹ったことは全く嬉しいことではないけれど、幸いにもこの状況を楽しめるだけの心の余裕があり、私も成長したのかななんて思った。

でもやっぱりホテル療養はちょっと面倒だなと思い直し、昨日病院でもらった陽性者向けの紙を眺めていたら、「うちさぽ東京」というのに食料品支援のサービスがあると知った。

確かにホテル療養では食事代はタダなのに、自宅療養者には全くサポートがないわけないとは思った。

速攻でWebフォームから申し込み。
段ボール3箱分の食料だって。楽しみすぎるだろ。

そんな手続きをしていたら、薬局からこれから薬を届けるとの電話がやってきた。喉が猛烈に痛いので「はい」の返事をするのも一苦労。

対面はできないので、ポストに投函して、ピンポン鳴らしておくねとのこと。ありがとう。

まだまだやってくる保健所からのSMSを眺めると、どうやら保険請求の目的で自宅療養証明書というのを発行してくれるらしい。

ただ一定期間内の療養であればその証明書がなくても、就業制限等通知書というので代替できるらしい。
よくわからないが、とりあえず貰えるものはもらっておくかということで発行の申し込みをした。

「感染者とはいえやることいっぱいだな。どこが静養だよ。」なんて悪態をつく。今日は少し体調戻っててよかった。

とはいえ、たまに出るいつもと違う咳のせいで苦しくて、目元に涙が浮かぶ。

家族がたまに電話をしてくれるのだが、「今の私にとって一番辛いのは声を出すことなんだよ。だから電話ではなくLINEにして。」と心配してくれる人の気も知らずに思うが、なるべく声を出したくないので伝えずに終わってしまう。

この日記を書いていたら少し体調に異変を感じたため、静かに読書することに決めて2時間ほど過ごした。

今度LTだからDocs for Developersの本を読まなきゃいけないというのに、残念ながら英語が頭に入らない。

熱中している最中に昨日Amazonに頼んでいたお粥が届く。

ただ、置き配にするのを忘れていてピンポンが鳴った。その人に直接会うのも申し訳なかったので、もう一度受話器を取り「その場に置いて置いてもらえませんか。」と頼んだらそうしてくれた。

「なるほど。いつも受け取りの時にしている署名は必須じゃないんだな」と気づいた。置き配が可能な時点でそれは任意なのだと気づくべきだったかもしれない。

読むのに飽きてきたので夕飯を食べることにした。
今日はだいぶ食欲があるので、いつも食べているワタミの冷凍弁当を食べられた。

そのあとは23時まで好きなドラマを見ながら過ごした。

今日調子良かったし、明日には治ってるといいな。









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