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コロナと過ごす巣篭もり日記-5日目-

※この日記は新型コロナウイルスに罹った人の実体験とその時の感情について書いたものです。正確な情報はこの日記で判断せず、必ず一次情報をご確認ください。

なぜか3時に一度起きたが、幸いまた眠りにつくことができ、結局8時に起きた。

のどぬーるぬれマスクのおかげか薬のおかげか、喉は痛いが焼けるほどではなかった。けれどなぜか起き上がるのがだるい。

理由は、腹筋が痛いせいだった。
昨日は特に咳がひどかったのだけど、咳のしすぎで腹筋が筋肉痛になっていた。

わたしは筋トレなどは普段一切していないので、毎秒重めの咳をしていては、腹筋が耐えられるはずもなかった。

そのあとは思い出したように、うちさぽ東京から食料と一緒に届いたパルスオキシメーターの使い方を調べた。

調べたところだとどうやら血中酸素濃度を測る機器のようで、コロナの重症化リスクを早期発見することができるらしい。

この機器と一緒に届けられた紙には、数値がxx以下なら速攻で保健所等に連絡するようにと記載されていたので、それなりに重要な指標であると理解した。

そんなに大事な指標なら、自宅療養者には必須で届ければいいのにとも思った。

病院では一言も言われなかったし、私が事前に知っていなければうちさぽ東京で食料品支援を受けられることも知らなかったし、そのサービスの一環でパルスオキシメーターの貸与が可能なことも知ることはなかった。

まあいいや。考えるのも面倒くさい。

コロナで10日間療養と聞いた時は、3日くらいで症状自体はおさまるだろうと考えていたが、想像を超えて4日以上かかっている。

感染症にはもう何年もかかっていなかったので、どんなものかわかっていなかった。

とりあえずやはり普段から運動をした方が良さそうだ、ということだけはなんとなくわかった。

昨日と同じように朝ごはんにパンを食べ、少しコミュニティのSlackを眺める。

私は本が好きなのだが、「DIE WITH ZERO」という本が良いらしいと知った。

Amazonでサンプルを見たり聞いたりしたところ、どうやらかなり良い本のようだ。早速購入し、読み始めた。

ざっくりだが、生きている間にお金を使い切ろう(ゼロにしよう)。経験をお金で買おうという内容の本のようだ。

時々挟まれる実話を読んでは、自分の過去の出来事と重ねて涙が出る。本当にわたしは涙もろい。

今日は少し気力が回復してきたのか、感情の起伏が戻ってきているようだ。

そういえばわたしは人と一緒にアニメを見るのがあまり好きではない。その理由はアニメを見ると涙を流さずにはいられないからだ。

アニメを見ることは、私にとってストレス発散であり、感情が最も不安定な時であり、そして幸せだ。たとえ家族だろうとその時間を邪魔させたことはない。いや家族だからというべきか。

まあいいや。今の体力では1分涙ぐんだだけでもう疲れてきてしまうので、考えるのをやめて本の続きを読む。

読んでいる中で私には一番響いた一文があった。それは

「危機が迫った瞬間、人は本能的に、金で買い直せるモノではなく、失われたら二度と取り戻せない思い出の品を守ろうとする。」

これは実感したことがあるが、そういう場合は大抵当の本人は冷静さを欠いているので、これを言語化したことはなかった。

その後も引き続き同じ本を読んでいた。

その後は、お昼を食べ、また本の続きを読み、床についた。

終わり方が昨日までと比べて雑なのは、これを書いている現在はすでにかなり体調は良くなって、この日に何をしていたか忘れてしまったからだ笑。

なのでこの日記は今日で書くのを終わりにしようと思う。

体調はあまり良くなかったが、なかなか充実したお休み期間だったように思う。

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