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175%達成で終了したMakuakeの振り返り! 応援ありがとうございました。

こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。

2022年12月26日(月)〜2023年3月24日(金)までの89日間にわたるMakuake挑戦が終了しました。

「水引がま口財布」「水引種銭ストラップ」を応援購入していただいた皆様、本当にどうもありがとうございました。
目標金額175%を達成することができて、プロジェクト期間中に早速プロモーション活動を実施させていただきました。

今後の備忘録を兼ねて、準備や期間中にしたことを記しておきます。クラウドファンディングに挑戦してみたい方の少しでも参考になれば嬉しいです。

■公開前準備

商品の開発

私が最初にしたことは、まず商品の開発です。クラファンをするか決める前に、そもそも水引細工で財布を作れるかどうかわからない中、まずは自分で試作してみて、できないところはプロに相談をして、改良を重ねて、実現可能なもの→使いやすいもの→デザイン→価格決定と進めていきました。

ひとつ完成してテンションが上がり、多くの人に使っていただきたいと思い、クラウドファンディングで先行販売という選択をしました。
「応援購入」を謳っているMakuakeさんが良さそうと思い相談しました。

既にプロトタイプがあるということで、キュレーターさんとすぐに打ち合わせをして、リターン品を決め、スケジュールを組んで、忙しなくサンプル作りや撮影、ページ作りを進めていくことになります。

プロジェクトページの作成

プロのカメラマンさんや制作会社さんに頼めば、より質の高いページができるのでしょうけれども、金銭的な負担やスケジュールから、結局、もろもろ自分で作ることにしました。

ページ構成は、キュレーターさんと話した訴求ポイントとそれに類似した要素のある複数のプロジェクトページを参考にオリジナルの言葉や画像を紡いでいきます。

撮影は、一眼レフカメラを使いつつ、写真も動画も結局iphoneの方が使いやすくてほぼiphoneに…。そしてPhotoshopやimovieで編集加工へ。

多用したアニメーションGIFは、Photoshopでも作れますが、専用のサイトが簡単に使えてとても便利でした。おすすめです!

スマホ表示を最初確認せずに作っていたら、文字が小さすぎて、急いて修正しました。スマホから見る人の方が多いので、チェックをお忘れなく!

広報

フォロワーさんにSNSやLINEで告知をしたり、オンラインショップのメルマガ登録者さんや以前ワークショップ等にお申し込みしてくださったお客様にメールを送ります。
それからチラシを作成して、お取り引きのある店舗様や友人のカフェ等、全国8ヶ所に置いていただきました。
メディア向けにプレスリリースを打つと、新聞に掲載していただけました。

■プロジェクト期間中プロモーション Web版

いよいよプロジェクトが始まると、どのくらいページを見てもらえるかが重要になります。Makuake上の活動レポートを更新するほか、SNSの更新Twitterキャンペーンの実施、さらに有料でFB・IG広告Google広告Twitter広告を実施しました。

連日いろいろなプロモーションの営業が来て、心惹かれるものもありましたが、費用対効果が見合うのか確信が持てず使いませんでした。
ただ、プレスリリースの2回目は専用の会社さんのサービスを利用してみました。またまた新聞に載せていただきました。

■プロジェクト期間中プロモーション リアル版

プロジェクト後半は、Webプロモーションの限界が見え始めて、リターン品のお渡し会を兼ねて、急遽有料のリアルイベントにたくさん出てみました。

駅の地下街で行われるマルシェ、ファッション系バイヤーさん向け展示会、ギャラリーで個展(偶然のお誘い)、手づくり市ファッションイベント内クリエイターブース出店。

そもそも接客が得意ではないので、Makuakeの説明ができた時もあればできなかった時も多かったのですが、これまで有料のリアルイベント出店をほぼしたことがなかったので、後学のためにも良い経験になり、率直なご意見をいただける貴重な機会でした。感染症も収束傾向だったので良いタイミングでした。

■さいごに…

目標金額175%という結果を多いと思うか少ないと思うか…というと、Makuakeのサイトを見てみると何百万円、何千万円の金額を応援してもらっているプロジェクトがゴロゴロあるので、目を見張るような秀でた結果ではないのでしょう。それでも、個人の挑戦としては、開発費のカバーや有料プロモーションを実施する貴重な資金源になりました。少数ながらも購入数の多いカラーを特定できたので、一般発売に向けて調整できることもありそうです。そして、何より応援してくださったサポーター様は、Makuakeで初めて紙単衣を知っていただいた方が多くいらっしゃいます。今後もご縁が続きますようにと身の引き締まる思いです!

さいごに、「また次の商品でも挑戦する?」ともし聞かれたら、…う〜ん、「これ!」という商品や企画があれば検討してみるといったところでしょうか。

もし挑戦するとしたら、そもそものファン作りやブランドコンセプトというものをもっとしっかりしていないとなぁ〜と思います。今回は「金運 UP」を強調したタイトル訴求をしたことで、好んでくださった方がいる一方で、通常商品と世界観がずれて、ブランドとしてチグハグな印象になってしまったかもしれない…という反省があります。時期や期間、リターン品の種類、ページ作り、広報の仕方についてももっと事前に勉強すべきでした。
一人で抱える作業が多くなると視野がどんどん狭くなるので、客観的な意見や専門家に意見を求めたり協力を得たりしながら、丁寧に着実な発売へと進めれば、金額がそこまで大きくないので、クラファンという発表手段を取らなくてもよかったかもな〜とも思います。

リアルで会ったお客様たちを見ていると「水引」という素材がまだまだ謎で、壊れては困る「財布」でしかも高額だと、応援する気持ちやちょっといいなと思っても、購入するまでのハードルが結構高いことがわかりました。「財布として使いたい」というお客様の声を複数聞いた上で開発した経緯があるので、今後百貨店等で販売してみて、さらなる展開を模索します!

反省点やタラレバ話はつきませんが、ここに記した数ヶ月のことは、やってみないとわからなかったので、やっぱり百聞は一見にしかず、論より証拠というわけで、また次の挑戦へと進みます!

【この記事に関するお問い合わせ先】
kamihitoe.shop@gmail.com

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