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【暮らし】15年間で作ったごはんのすべて。

2005年に一人暮らしを始めてから、私(夫K)は自分で作ったごはんを写真に撮ることを続けています。撮り始めて15年、写真の総数は7,000枚を超えています。

InstagramもFacebookもなかった当時。実家の母に「ちゃんと作ってます」と伝えようと撮り始めたのですが、習慣とは恐ろしいもので、作る→撮るを15年間、いまだに続けています。この15年間、どのように料理と向き合ってきたか、書いてみます。
※母に写真を送っていたのは、15年のうちはじめの1週間くらい

1.料理が下手すぎ。おなかは減っているのに…

15年前、料理をしたことのなかった私が、震える包丁を握りしめて作った「焼きそば」。写真を確認するとカボチャが入っています…。焼きそばにどんな野菜が入っているのか、それまで全く関心を寄せていなかったことが伺えます。

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2005年4月9日(土)「やきそば?」

天ぷらに挑戦し、作りすぎて気分が悪くなったり、チキンにキチンと火を通すことができず半生で食べたり、おなかは減っているのに食の進まないオムライスを作ってしまったりと、試行錯誤が1年ほど続きました。

2.レシピ本で開眼する

料理には「レシピ」がある。この発見は大きかったです。私が仕事をしている間に、どこかのキッチンで「いかにしておいしいオムライスを作るか」を日夜研究している人がいる。その研究結果がレシピ本だと分かったのです。

ここから、今では「マニュアル人間」と妻に呼ばれるほどに、レシピ(マニュアル)に忠実なクッキングスタイルが誕生しました。レシピ通りに作ると、おいしい焼きそば、チキンソテー、オムライスができあがるのです。

3.パスタはレストランで食べない

一人暮らしの当時、平日の夕飯は毎日パスタでした。飽きないように、パスタのレシピを片っ端から集めて、毎日いろんなパスタを作りました。15年経った今、妻も私も、パスタをレストランで注文することはめったにありません。私が作るパスタが、レストランよりもおいしいからです。百戦錬磨とはまさにこのこと。

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4.おかず日本代表「唐揚げ」を求め、大分・中津へ

料理人やシェフには男性が多い。少しだけ納得がいきます。私は子どもの頃から大好きな鳥の唐揚げを、もっともっとおいしく作りたいと探求心を持っていました。そしていつか唐揚げの聖地・中津に行きたいと。

コンサルタントの仕事で大分県への出張が決まった時は、唐揚げのことで頭がいっぱいでした。スケジュールを調整して前日に中津へ。おいしい唐揚げのコツは次の2点と分かりました。今では、友人が来てくれた際の我が家のリピート率ナンバーワンメニューは、唐揚げです。

・衣をつけすぎない
・温度管理のうえ2度揚げする

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5.定番メニューは最強である

7,000枚の写真を振り返ってみると、ある程度の傾向が見えてきます。ときどき新たな料理にチャレンジした様子も伺えますが、もはや何を作ったのか、写真からは思い出せません。

「定番メニュー」というのは何度も登場し、やはり最強なのです。テレビや雑誌で、ユニークなレシピは見るけれど、それらが各家庭で定番化されることは、めったにありませんよね。

オムライス、ハンバーグ、ステーキ、ポークジンジャー。チャーハン、餃子、シウマイ、レバニラ、もやし炒め、焼き豚、ラーメン。
おでん、水炊き、肉豆腐、ひじき煮。トマトパスタ、ナポリタン、プッタネスカ、ボンゴレビアンコ、ブロッコリーのパスタ。我が家のレギュラー陣です。


妻A「いやー、15年間も写真に撮り続けるなんてよくやるよね~。でも、昔の写真見ながら「あれ美味しかったからまた食べたい!」ってリクエストできるのは助かる♪」

夫K「Googleフォトのおかげ。あとはおいしいと言いながら笑顔で食べる、妻のおかげです。」

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