梅熊先生のクソダサトーンに続け!
元教習所の先生・三上です。
本日、こんな記事がタイムラインに飛び込んできました。
▲梅熊先生のクソダサトーンコレクション
漫画の画材にスクリーントーンというフィルムがあります。
いろんな模様が白黒で印刷されている透明なフィルムで、印刷がない面には糊が塗られています。
アナログの作画では、このフィルムをカットして原稿に切りはりします。
が。
なぜこれを作られたし!?
と突っ込みたくなるスクリーントーンっていうものは昔からありまして、高石アサオさんはそれを「クソダサトーン」と銘打っていたそうです。
梅熊先生は先輩から譲り受けた素晴らしい「クソダサトーン」をこの記事で披露なさっていました。
*
ところで秋ごろ、こんな漫画セットを買ったんですね。
デリーターから出ていました。
トーンが13枚も入っているんですが、同じ枚数のトーンを買ったときの半額以下のお値段で、即座に買いました。
で、この中に入っていたんですよ、クソダサトーンが3枚。
ちなみに、普通のトーンはこんな感じ。
▲定番の網点。原寸印刷なら問題のないドット(縮小がかかるときつい)
▲効果系のトーン。不穏な場面も明るい場面も、モノローグもカバー。
これらを駆使して描いた原稿がこちら。
▲梅熊先生のお家へ郵送された投稿作品(『シグニャル自動車学校』最終話)。
どうですか?
一通り普通の漫画が描けるセットになってますでしょ?
(効果のトーンはランダムらしいので、他のセットに同じのが入っているとは限らないみたいなんですけど、店頭で見かけたのはほぼ同じだった)
*
で、この原稿に使わなかった、
使い所がわからない
クソダサトーンをご披露いたします。
まず1番。
▲デリータージュニア JR-155
クロねっこのフルぬっこ。
続いて2番。
▲デリーター JR-150
動物園? ぱおんぱおん。
そして3番。
▲デリーター JR-151
ひよこ祭り。
いつ使えと!?
おかげさまで梅熊先生への投稿作には貼っておりません(笑)。
ただ、私が小学校2年生の時、遊びで初めて買ったトーンがこのテイストの魚柄でして(一度だけ商業誌で使っている作家さんを見かけたことがある)、サイズも小さいことから、
「あ〜、この小さいトーン、『ジュニア』って書いてあるし、子供の遊び用なんだな」
と思っていました。
思っていましたが。
▲引用:https://www.yumegazai.com/Category/110315400
▲引用:https://www.yumegazai.com/Category/110315400
▲引用:https://www.yumegazai.com/Category/110315400
▲引用:https://www.yumegazai.com/Category/110315500
普通に使えるパターンの方が多いやん!!
というわけで、「子供用」という認識は
誤解である
ということがわかりました。
プロの諸氏にどういうところで使うのかを教えていただきたい所存です。
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