それでも原語で本が読みたい

どうも、かみです。某公立大学の学生です。

これまで筆者は、様々な勉強を学校でしてきたのですが、どうしても苦手な教科があります。

それは、英語。

理由は単純です。単語に文法にイディオムに……。覚えることが多すぎて、筆者の頭の中に入りきらないためです。

といっても覚えられるものは覚えられるので、どうやら英語の暗記というのがあまり得意ではないようです。

筆者は英語は苦手でしたが、高校時代に洋楽にはまりました。

以前ちょっぴり触れましたが、少し昔の洋楽にしっかりはまりました。

大学に入ってからは、洋画にはまりました。

それと同時に、下火になっていた洋楽の自己ブームが再燃しました。

はまるとしつこいほどに同じものばかりを見る筆者は、エンドゲームを映画館で3回見て、家でも何度も見ました。ミッション・インポッシブルは未だに1、2を見たことがないのに、4、5は英語のセリフを覚えるほどに何度も見ました。ハリー・ポッターはアズカバンの一部のシーンを何度も巻き戻して見て、今でもそのワンシーンを脳内で再生できます。

もう一度言いますが、筆者は英語が苦手です。それでも映画も音楽も、原語で楽しみます。

何度も映画を見ているうち、気づいたことがありました。

それは、日本語音声、日本語字幕、英語音声のニュアンスの違いです。

例えば、電話に出ての第一声が、日本語音声では「やあ」、日本語字幕では「こんにちは」、英語音声では「君か」、というように、ほんの少し違っているシーンが山ほどあるのです。

気づいてしまうと気になって仕方がありません。

英語が苦手なりに、英語字幕も駆使しながら、一番ぴったりくるニュアンスを探るようになりました。

役者さんが口を開いている時間は限られており、観客が文字を読めるスピードも考慮しなければならないのですから、日本語に訳した結果ニュアンスが違ってくることも不思議ではありません。

それでも、どうにかして映画におけるセリフの全ての意味を汲み取りたかったのです。

この欲求は、英語が原語の映画にとどまりませんでした。

筆者は大学の第二言語として中国語を学習していたのですが、中国語映画を中国語で見ようとして挫折しました。他の言語もちらほら気になって覗いてみては、何をいっているかわからないどころかなんだか気分がおかしくなってきて、諦めました。

さらに、映画だけでなく、小説の原語版が気になるようになりました。

筆者は昔、アンデルセンの人魚姫を英語で読もうとして、最初の2文がどうしても理解できなくて諦めた経験がありました。

それでも、筆者は、自分の気になる物語を、元の言語で読みたかったのです。

そこで購入したのが、シャーロック・ホームズでした。

シャーロック・ホームズシリーズは、何度もいろんな映像化がなされており、購入当時はBBCの現代版シリーズを見ている途中でした。

いわゆる名作ですが、筆者は日本語版でですらしっかりとは読んだことがありません。

本はそこそこの厚みを持ち、もちろん中は全て英語です。ちらっと見てみるとすでに知らない単語だらけ。

英語の苦手な筆者は、未だにこれを読み切ることができていません。

しかし、ここで日本語版を読むのもなんだか気分が良くありません。

正しいニュアンスで受け取りたい、という欲求と、英語が苦手であるという事実の間での葛藤が続いています。

それでも、やはり、言語の違いは大きな壁です。物語を本当に理解するには、元の言語で読む必要があるのではないかと思ってしまいます。

苦手なことは誰でもあると思います。

それでも、それを置いて何かしたいという欲求があるならば、それに従って苦労するのも、ひとつのような気がします。

もしかしたら、その先で苦手を克服できるかもしれません。

筆者も原語で本を読むことで、英語が苦手じゃなくなっていたら良いのですが……。

まずは挑戦してみることから、始めようと思います。

今回はこの辺で。失礼いたします。

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