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鮮やかな手仕事の欠片を届ける|インドから送る手紙

「世界の紙を巡る旅」を始めて240日ほどが経ちました。
ついに、ついに、ついに!アジアに戻ってきた〜!!という喜びを詰め込んだのが、8通目のインドからの手紙です。

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△手紙を送る際には、オリジナルのラベルに紙の名前、製造国、送付月を記載しています

今回のインド滞在では、首都デリーや木版印刷で有名なジャイプール、タラブックスの工房とショップがある南インドのチェンナイ、美しいビーチがあるケララ州コチを回りました。

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インドからの手紙セット
・リサイクルコットンペーパーの封筒
・メッセージカード
・タラブックスのミスプリント
・蛍光色の輪ゴム
・ヒンディー語の新聞
・チャイ

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封筒

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古着を再利用して作られた紙に、シルクスクリーンプリントをした封筒。
カーンマーケットという問屋街にある紙ものやさんで見つけました。

インドで訪問した手漉き紙工房は、どこも綿の古着を砕いて紙の原料にしていました。
(カメラの充電器をなくしてしまい、工房の写真が取り込めていません。後日貼ります。)

漉いた後に、表面が滑らかになるように鉄板で挟んで熱と圧を加えているため、宛名やメッセージを書き込みやすいです。


メッセージカード

封筒と同じ場所で購入したもの。
手漉き紙の柔らかな質感に、金色のインクが映えます。

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インドで見つけた紙ものはシルクスクリーンプリントで一色刷りされたものが多い印象です。
2色刷りのものは、「日本でそんな色の組み合わせなかなか見ないよ!」と思う2色で、いろんなデザインを見るのが楽しかったです。

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タラブックスのミスプリント

南インド・チェンナイにある小さな出版社「タラブックス」を訪問しました。

知っている方も多いと思いますが、タラブックスはインドの少数民族のアーティストと一緒にイラストを起こしたり、手漉き紙にシルクスクリーンプリントを重ねて手綴じの絵本を制作したりしている出版社です。

今回はアトリエ兼ショップで絵本やポストカード、ノートを購入し、各地へのフィールドワークの様子のVTRを見ました。

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ショップから車で10分ほど離れたところにある工房では、一色ずつ色を重ねて絵本のページができる過程と、綴じの作業を見ました。

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その中で、工房のとある部屋に集められていたミスプリントの山から選りすぐった紙片を同封しました。
印刷の過程で出た試し刷りや失敗の印刷といえど、タラブックスのあの絵本のデザインの一部なのでとても美しいです。

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ミスプリントなのに、意外と高かった。


蛍光色の輪ゴム

インドの道端にある小さな商店の文具コーナーで見つけた輪ゴム。
蛍光のピンク色、黄色、緑色と粗雑で歪な形に惹かれて同封してしまいました。
使い道は知りません。


ヒンディー語の新聞

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紙片と輪ゴムをまとめるために使用しました。
読めない文字の新聞の異国感が大好きで、思わず集めてしまいます。帰国したら、世界各地の新聞をちぎって紙を漉こうと思います。


チャイ

大好きなインドの甘いミルクティー。
毎朝朝食についてきて、おかわりし放題だったのが本当に幸せでした。
チャイなくしてわたしのインド滞在は伝えられない!と思い、手紙に同封しました。

秋から冬に移ろう日本で、ほっこり飲んでいただけると嬉しいです。

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以上、インドからのレターセットの内容でした。
現在はネパールからの手紙を受付中ですので、気になる方はオンラインショップよりお申し込みくださいませ。



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こんにちは、kami/(かみひとえ)です。いただいたサポートは、「世界の紙を巡る旅」をまとめた本の出版費用に充てさせていただきます。今年の12月に発売できる…はず…!