東京オリンピックはあるの?

ついに投稿2日目です。
とりあえずその日に自分が思ったことをつらつら書いていこうかなと思っています。

さて、COVID-19こと新型コロナウイルスの世界的感染拡大によって2021年に延期になった東京オリンピックですが、2021年に開催できるのかが議論の種となっております。

東京オリンピックを開催するうえで懸念事項は大きく2つあると考えます。
①かかるコストの回収
②選手、観客、運営スタッフの安全管理

①かかるコストの回収


支出額と収入額について東京2020組織委員会によると2019年12月時点で支出額の合計が1兆3,500億円であり、そのうち組織委員会が回収する収入は6030億円のようです。

当然、コロナによってかかる費用も増えたでしょうし、その分を誰が出すのかを、国と東京都とIOCと組織委員会で揉めていることでしょう。


その中で今回考えたいのが組織委員会による収入の部分です。大会組織委員会ですから、マネタイズの出所は東京オリンピックに限られるはずです。コロナによる収入の減少で一番言われてるであろう項目はおそらくチケット収入でしょう。チケット払い戻しも少なくなかったはずです。しかし、先ほどのサイトによるとチケット収入は900億円で、たったの(この表現が正しいかはさておき)14%です。最も多いのは3480億円55%の国内スポンサーでした。

しかし、行われるか不透明な大会にお金を出してくれるスポンサーは増やせるのでしょうか?

また他の収入経路は確保できているのでしょうか?

おそらく観客動員数の減少が余儀なくされる中、特等席からのオンライン観戦チケットの販売等が考えられますが、それだけではなんともならないでしょう。オリンピックというブランドをフルに活用して、見たいとファンに思わせる宣伝活動が必要です。

東京都についても、観光客による経済効果も見込めない今、他の予算を回さざるを得ない状況です。

どこも収入面については苦しいのが現実です。

②選手、観客、運営スタッフの安全管理

IOCバッハ会長がIOCのHPにて発表した中にこんな文章がありました。

We also see that sport can be organised safely, even under the ongoing restrictions. This should give all of us confidence in our preparations for future events, including the Olympic Games Tokyo 2020.
(ウイルスによる制限があるなかでも大会を安全に編成できることがわかってきた。東京オリンピックを含む今後の大会への準備に自信を与えるはずだ。)

この自信の具体的根拠については語られなかったが、ざっくり言うと

「ワクチンなしでも運営できる仕組みを作るよ」

とのことです。確かにワクチンについては日本を含む156か国が共同購入を決めたとはいえ、アメリカ、ロシア、中国が独占宣言を行い、2021年夏に間に合うかどうかは怪しい状況なため、ワクチンなしでの対策は必須と考えられます。それでも感染者が出ることは考えられるし、最悪のケースを想定しておくべきです。その場合医療機関の確保、医療現場での通訳の調達、病院までの導線確認など様々な問題があります。


以上のように、収入面や安全面で課題が山積みです。
前回の東京オリンピックを知らない日本国民としてはこの目で日本での夏季オリンピックを見れることを期待しています。

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