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テニスの王子様に出会って1555日経った今を振り返る

このnoteにはテニスの王子様の大きなネタバレが含まれています。ご了承ください。 

最初に
~ねぇ君、生きてく途中でコートで会おう!~

「ねぇ君、生きてく途中でコートで会おう!」
……このフレーズは、ミュージカルテニスの王子様で六角中が歌う「コートで会おう!」という曲の中にあります。もっと長尺で引用させてもらうと「生きてる意味が そこにはある 喜怒哀楽全て感じられる 僕たちの永遠 それはテニスコートさ ねえ君 生きてく途中でコートで会おう」になります。このnoteは、生きてる意味を、喜怒哀楽全てを感じられる場所を、永遠を、テニスの王子様に見つけ出した者によるnoteです。

テニスの王子様という作品の大半はテニスコートでの中で話が進んでいきます。テニスの試合の中で、学習し成長し彼ら彼女らはより高みを目指そうとしています。もちろん王子様たちは「人」なので、それ以外の生活もあるのですが描写されているのはテニスがほとんど。我々もそこからでしか知れることがないので、私たちは王子様たちを主にテニスの試合展開からしか知れません。私たちにとって大半の彼らはコートの上でしか会うことが出来ないのです(この辺りは「悲しいね…キミが近すぎて」でも言及されていました)。でも王子様たちもコートという人生の大半を占めている場所の中で互いを知り合っています。

でもそれって現実の人生も割とそうじゃないですか?友人も遊ぶ時に垣間見れる要素がほとんどだったり、SNSのフォロワーさんも投稿している内容や通話してる時の話が全部です。全ての全てを知ろうとする方が難しい話です。逆に深堀しようとしすぎて病んでしまう人もいます。それが私です。

1555日より前、私はとある別ジャンルにハマってました。そこでそれについて知りたい、それについてもっと詳しくなりたいという欲求が暴走してしまい、それ以上知れないことを悟った瞬間完全に「病む」という状態になりました。元々精神的に病気を患っていたのもあり、それが悪化して周りの人全員から心配されるが誰も対処出来ないのでおしまいだったのです。

そこでたまたまTwitterのフォロワーさんに教えてもらったのが「テニスの王子様」でした。 私はそのフォロワーさんと元々仲が良く、その方がテニスの王子様が好きだというのもぼんやり知っているだけの状態だったのですが、その時軽く「面白いから読んでみなよ」と声をかけられたのが始まりです。その時病んでいた、というのもありましたが元々私は布教されても刺さる確率が低く、その時も(まぁ最初の5巻だけレンタルして、その感想を伝えれば良いかな……)という意識の中、最初の5巻だけを借りて読みました。

そこから意識と記憶が一切ありません。今日から1555日前、2019年2月9日、いきなりテニスの王子様新テニスの王子様全巻とドキドキサバイバル(DS版プレミア価格)が家に届きます。

人生の天衣無縫の極み
~ねぇ、楽しんでる?~


ここで2019年2月9日から初めて生でテニミュを見るまでの約1年間の年表を軽く書かせてください。

  • 2019年2月9日 無印全巻、新全巻、ドキサバを購入。無印を本格的に読み始める。

  • 同年2月12日 誕生日。無印読破、ドキサバで無印を読み終え1番気になっていた真田弦一郎ルートをはじめる。

  • 同年2月14日 真田弦一郎ルート攻略。完全に好きになる

  • 同年??月??日 新テニを読み始める。

  • 同年9月19日 テニミュ3rd全国立海前編をライブビューイングで見る。

  • 同年10月??日 テニプリパーティーの招待状を受け行く。生の原画に圧倒され自分の創作意欲が強まる。

  • 2020年2月12日 誕生日。テニミュ3rd全国立海後編をアリーナ2列目で浴びる。この辺りで生きる意欲が完全に取り戻される

どんどん感情が動いたり行動が活性化したり生きる意欲がテニスのおかげで湧いて来ているのが伝わるでしょうか?これには完全に運も関わってきていて、それこそプレミア価格のドキサバが買えたり、テニプリパーティーが都合の良い期間に開催されたり、初めて観劇する誕生日に行われたテニミュがアリーナ2列目だったりするのですが、そのおかげで生への活力がこのあたりで恐ろしく変わってきてるのですね。私はこの今現在も含め、この期間のことを「人生の天衣無縫の極み」と呼んでいます。テニスを愛し、テニスに愛され、テニスを楽しむ気持ちをこの1555日という期間忘れなかったことで、私は1555日前の病んでいたことも含め人生をとっても謳歌しています。好きな物事人が増え、楽しみも見つけ、今これを書いている瞬間すらも幸せで満ちています。

越前リョーマは天衣無縫の極みに到達した時に、「テニスってこんなに苦しかったっけ」という負の気持ちから「テニスって楽しいじゃん!」という激しく輝くような気持ちでテニスと向き合いました。私にとって人生の天衣無縫の極みに到達する為のトリガーがテニスの王子様で、年中光り輝かなくてもいつでも生きることを楽しむ気持ちを思い出せるようになったのはテニスの王子様のおかげです。

これまでとこれから
~俺は上にいくよ~


主人公である越前リョーマに絞っても、テニスの王子様は媒体が多すぎて同じフレーズでも言葉のニュアンスが変わってきたります。例えば原作だと「俺は上に行くよ」だったり、キャラソン(青)だと「アンタごと連れてその先へ」。ミュージカル(Revolution Live2022)だと「俺たちはもっと上に行くから皆も着いてきてね」など。発する人物は同じでも言い方はかなり変わってきます。

それでも私の感じたところだと、根本だったり伝えたいことは全部同じだと思っています。原作連載もアニメもミュージカルが開始されてからも全部20年以上経ちました、伝えたいことや言うべきことは時の流れと同じできっと変わっています。それでも私が最初に受け取った「楽しむ気持ちを忘れないこと」は、ずっとそこあり続けて変わることはありません。原作だとこれを書いている今、世界大会決勝戦の真っ只中でまさに新テニは終わりに近づいています。その中でも「楽しむという気持ちの中にも種類があること」があったり「楽しまなくてもテニスを出来る喜びは何よりも強い人」が出てきました。それは人生のように時間が進むごとに考え方が変わったり増えたりするのと同じです。それでも私が今1番受け取っている気持ちは「生きるのって楽しいじゃん!」というものです。テニスの王子様に出会えて人生がより楽しく、素敵なものに変わりました。

最後に
~ありったけの気持ち込めて~

1555日という節目の日に、改めてこれまで一緒に支えて歩いてくれたテニスの王子様に感謝を。生きることに天衣無縫の極みを思い出させてくれてありがとう!そしてこれからも一緒に歩いて走ってくれるであろうテニスの王子様にいくよ、大好き!の気持ちを。これからもずっとずっと先に、ずっとずっと上に行くよ!!

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