忘却のサチコと高畑充希
忘却のサチコを観終えた。改めて高畑充希という女優の底力を思い知った。
彼女の演技力は凄い。サチコというキャラが憑依し、完全にサチコになりきっている。脇の俳優も良かったが、
このドラマは完全に高畑充希のサチコというキャラが引っ張っており、世界観を完全させていた。
そもそも忘却のサチコというのは漫画のドラマ化のようだ。漫画を観ていないので、その辺りの再現力とかについてはわからない。しかし、ドラマとしては素晴らしく良かったし、面白かった。
高畑充希は「植物図鑑」という映画を夫婦2人で見たときに注目していた。この映画の感想としては、これも高畑充希の演技力が全てだった気がする。
とにかく上手かった。
脇役ながらも彼女のコメディ力が光っていたのは「勇者ヨシヒコ」シリーズでおなじみの福田雄一監督の「女子ーズ」という映画だ。キャストこそ違うものの、主演は豪華で、桐谷美玲やブレイク前の有村架純などの錚々たるメンバーだったが、ここでの高畑充希は少し脇役ではあったが、
たまに出るツッコミの面白さや演技に関しては、他の出演者より既に抜きん出ていた。
彼女の最大の武器はその目だ。目の大きさによる目力が凄い。目は口ほどにものを言うとはよく言ったもので、目でも演技できる。サチコなどはまさにその典型で、目の演技や顔芸が物凄く面白かった。演技力があってあの目だから、鬼に金棒だ。
彼女は幼少時代からミュージカルなどで舞台でその実力を磨いてきたようだ。
経験がしっかり生きている。その後は順当にステップアップし、今や主役級の役が多い。
可愛いヒロイン役も出来れば、ちょっとおかしな人まで幅広く出来るのは女優としてかなり大きな武器だ。主役で光るのはもちろん、脇役に回っても主役をしっかりサポート出来るし、さらにコメディンヌとしての面白さを醸し出すことも出来る。
さらに歌手としても活躍している。
高畑充希は声もいい！サチコにおけるご飯を食べている時の、本人ナレーションは面白いのもあるが、声の響きの良さという点で非常に素敵だ。実際に歌うシーンやラップまで披露することもあった。
先日サワコの朝にゲスト出演していた。
役を演じていない、素の高畑充希を見ることはあまりなかったのだが、役に入っている時とまるで違うことに驚いた。
それまで見てきたどの役の人にも見えず別人のようだった。これはホンモノの女優だ、と感じた。
これは彼女にオファーが殺到するのはむしろ当たり前だ。
今後もどんどん映画やドラマ、歌やバラエティーでも活躍してほしいものだ。
そして、忘却のサチコの第二弾もやってほしいと思う。
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