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私が心からだいすきな場所

私はタイが一番好き!

人が好き。

ごはんが好き。

雑貨が好き。

あのスピード感で走ってくれるバイクが好き。

個性豊かなタクシーが好き。

マーケットが好き。

そんなタイの魅力に憑りつかれている私が、タイのバンコクの中で一番だいすきで、一番あったかくて、一番エネルギーを感じる場所について書きたいと思う。

バンコクのRat Buranaという地区にある、Ban Kru Noi Playground。

ノーイさんという一人の女性が個人で運営していた孤児院だ。もともとノーイさんの家で、経済的な理由等両親に何らかの問題があって両親と暮らせなかったり、両親がいない子供達を30年以上預かり、育てていたそうだ。個人で運営されていたため、充分な公的補助が受けられず、運営資金の問題をかかえ、何度も閉鎖の危機を乗り越えた後、今はもう孤児院としての運営はしていない。しかし、依然として子供達の集合場所になっている。

私が出逢ったのはちょうど閉鎖して少ししてからだった。私には、大学生中に、一番大好きな国の孤児院でイベントをしたいという思いがあって、「あったかい孤児院と出逢うこと」というのを目標に夏休みにタイに飛んだ。スラムや貧困地域をまわって出逢ったのがこの場所だった。

突撃訪問したにも関わらず、ノーイさんも子供達も快く受け入れてくれた。子供達は、みんな笑顔が太陽みたいにまぶしくて、きらきらしていて、人懐っこくてすぐに仲良くなれた。一緒に折り紙をしたりお絵かきをしてたくさん遊んでもらった。ノーイさんは、私のつたない英語をなんとか理解してくれようとして、次の春にスポーツ大会と子供食堂を一緒にしようという誘いにその場でのってくれた。

すごくあたたかくて笑顔溢れる素敵な居心地の良い場所で、突撃訪問からはじまったにも関わらず、2日連続そこで過ごさせてもらった。

次の春。念願の孤児院でのイベント。日本の大学生とタイの大学生をあつめて手作りのクロスでラクロスやサッカーをして子供達と思う存分遊んだ。昼はみんなで日本食が食べたくて、おにぎりと、ノーイさんがだいすきな天ぷらを作って食べた。

子供達と思いっきり、言語が通じない場所でも共通言語となってくれるスポーツをとおして遊びたいっていう思いに加えて、孤児院でするのには私なりの理由があった。例え親がいなくても、機会に恵まれていなくても、世の中不公平って思わずに諦めずに知らない世界に触れ続けてたった一つでいいから自分の強みを見つけ、強くたくましくキラキラして生きてほしいっていう思いがあった。このイベントをとおして、普段あまり関わることがないかもしれない大学生と一緒に、子供達がおそらく知らないであろうラクロスや食べたことがないかもしれない和食を取りいれることによって、私なりにそういったことを伝えたかった。

このとき、みんなが笑ってくれて、素敵な理想の空間・時間をこのときに一緒にいてくれたみんなとつくって共有できたことが、私にとってのこの上ない癒しで幸せだった。

引き寄せられたように出逢ってから何度も通っている場所。本当は今年、学生生活最後もたくさん通ってたくさんの時間を子供達と共有したかった。コロナでそれは叶わなかったけど、おさまったら一番に訪れたい場所。

最高にあたたかくて、最高に癒されて、最高に居心地の良い他にはないたった一つのこの場所をこのnoteを読んでくれるみんなにも知ってもらいたい。そして、私がこのnoteを書くときに、ノーイさんには既に許可をとってあるので次にタイに行く際にはぜひ立ち寄ってほしい。

みんなにこの場所を好きになってもらって、「孤児院をたてなおしたい、子供達をまもりたい」っていうノーイさんの素敵な思いをいつかみんなで何らかの形で叶えられる日がくることを願って。

#私たちは旅をやめられない

#TABIPPOコンテスト

#癒しのタイランド

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