美味しい話 肉団子の甘酢あん

子供の頃から肉団子が好きだった。甘酢あんの肉団子。
酢豚よりも肉団子。肉団子と焼き飯の組み合わせが本当に好きだった。
 
子供の頃食べに行っていたのが銀座にあった揚子江。ここの中華は冷やし中華のタレも、甘酢も結構甘みが強かったと思う。1960年代、70年代は中華といえば銀座揚子江だった。
その後は銀座中華第一楼。銀座松屋の道を隔てた反対側の地下にあった中華料理屋。ここの肉団子も好きだった。
そして銀座アスターもお気に入りだった。
 
銀座揚子江が無くなり、銀座中華第一楼も味が変わり、こちらも大人になって、肉団子の甘酢あんへの関心は薄らいでいってしまったのだが、横浜野毛の萬里で肉団子愛が復活した。たまたま連れて行ってもらった店だが、ああ懐かしやと肉団子愛が復活してしまった。
子供の頃大好きだった味を 正確に覚えているとは思わないが、それでもあの揚子江の味、中華第一楼の味に近いと心が踊る。
 
以前も紹介した青森市 友楽古川本店、この店の肉団子はかなり子供の頃の記憶に近い気がしている。注文をしてから肉団子を成形して揚げて調理してくれていた。今はどうなんだろうか。
 
長崎市の永楽苑の肉団子は、あんが記憶とは異なるのだけど、トータル的には懐かしい味がする。
 
いま気軽に好きな味の肉団子を食べられるのは、銀座アスターだけ。百貨店の食品売り場でも買えるのが便利。
 
基本的に関東というか東京の中華料理屋で肉団子を名物にしている店は少ない気がする。そして関西では肉団子というメニューが全面に出ているのではないだろうか。
関西の豚まんで有名な551蓬莱の甘酢団子も時々食べたくなる。大阪で見つけたらつい買ってしまう。
 
シュウマイで有名な東京のセキネ。赤羽店だけで売っている肉団子も好みの味に近い。
 
あの懐かしい味がする肉団子、いつでもどこでも探してしまうのです。

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