川崎Fの魅力は掛け算だと思っている

誰かが書いたものを以前に読んだのか、
私は川崎Fの魅力は掛け算だと思っている。
特に攻撃力。
選手一人一人が持つポテンシャルの相互作用が倍増していき、
2が4に、4が8に、8が16に、16が32、32が64にというように
乗算してゆく。

普通チームは、足し算で組み立てられてゆく。
一人1として11人で11に。
一人3の選手がいれば+2されて13に。
調子が悪い選手がいれば、
そのマイナスを補って誰かが2の力を出して11を保つ。
足し算は積み上げなので、予測も修正もしやすい。

反面、掛け算はもろさも合わせもつ。
1×1=1で、
何回掛けようが、
どこまで行っても1のままだし、
一度0が掛けられたら全て0。

だから、川崎Fはアクシデントに弱い。
今まで64の攻撃を見せていたのに、
怪我人が出た途端、0になんて事もある。

相手ありきの勝負事なので、相性もある。
柏Rは川崎Fに掛け算をさせないチームだ。
いわゆるギャップを作らせる事に長けている気がする。
特にネルシーニョという監督は、
なぜか川崎にギャップを仕掛けるが上手い。
今季、柏Rにネルシーニョ監督が戻ってきた。
あなどれないチームだが、
それをあざ笑うかの様な掛け算が観たい。