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iPhoneでの音楽再生をしている自分が、ふと、タイムマシーンにお願いしたくなった話

iPhoneをSE(1st)からSE(2nd)に変えた。
当たり前だけど、とたんに、全ての性能がアップした。
画面は綺麗で、アプリの動作もスムーズだ。
特に音楽再生の質の向上には驚いた。
スピーカーでの再生ではなく、インナーフォンでの再生だ。
2nd_SEにはヘッドホンジャックがない。
が、私はいまだにLightning端子から変換機を使い、
有線のインナーフォンを使用している。
なので使っているインナーフォンは以前のままだ。
変わったのは、単純に出力デバイスとしてのiPhoneだけだ。
それだけで音の質が向上している。
(可能性としてイヤホンジャックの劣化も考えたが、
多分違う)
まるで、アナログ放送がデジタル放送に切り替わったみたいだ。
気のせいかとも思ったが、(気分の可能性も多分ある)
家族もiPhoneを8から11へ変えて同じような感想なので、
きっと、気のせいではないと思う。
ちなみに家族はAirPodsなのでBluetooth接続だ。
私の場合サブスクで聴いた感想なので、
音源が以前と変わっており、
本当に音質が向上している可能性もある。
が、家族の場合は購入した音源を聴いての感想なので、
本当にiPhoneの性能の可能性の方が高い。

きちんと第三者の話も聞いてからnoteを書こうと思い、
Apple Storeへ出向いたのだが、さすがは外資、
セキュリティがキツくて、怪しいおじさんは門前払いをくった。
と言うのは嘘で、
たまたまApple Storeの前を通ったので、
ちょっとスタッフに話を訊こうと思ったのだが、
このご時世なので、
消毒・来店理由の申告・行列と中々ハードルは高い。
皆さん修理・購入などきちんとした来店理由があるらしく、
冷やかしついでの自分は気後れして、
相変わらずApple Storeってシュってしてんなぁ、
などと心で呟いて、その場を後にしたのだった。

兎にも角にも、技術の進歩は目覚ましく、
新しいものは安くて性能が上がっている場合が多い。
昔は大切に長く使うのが美徳とされたが、
今は(特に家電品などは)、新しいモノの方が節電になり、
安心して安全に使える場合も多い。

そう言えば以前は、
音楽再生には大きなステレオ装置が必至だった。
中学生の頃友人と遊びに行った担任の教師のアパートでは、
六畳間の一角を大きなステレオが占有しており、
そこでレコードを聴かせてもらったりしたし、
自分も独身の頃は貯金をして、
狭い部屋に大きなステレオを購入して、
大人に成ったなぁ、
などと訳の判らない優越感を持ったものだった。

確かにインナーフォンで聴く音楽と、
浴びるように身体で感じるフェスでの大音量の音楽では、
体感として質が違うし、別物ではある。

でもどうなのだろう?
レコード屋(CDショップではない!)でジャケ買いしたり、
店員のレビューを見ながら、
WAVEやタワーレコードでCDを買い漁っていた、
あの頃の自分に、
iPhoneからサブスクで無料で音楽を聴いている姿を見せたら。
きっと初めは驚いて、やがて笑い出すかもしれない。
その笑いは未来の自分への嘲笑なのか、
多くのレコードやCDに埋もれた自分の自己満足なのか…。

ちょっと、ドラえもんにお願いしたくなる自分であった。


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