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大田区・高次脳機能障がいをもつ方と家族のつどい「たまりば~」6月号(2022)

 かっと照りつける日差し。東京の最高気温が35度を越え、真夏を先どりしたような6月の「たまりば~」は、新しい方のご参加もあり、まるで女子会のような賑わいでした。


 2度の脳卒中と、それによる失語から回復されたAさんの体験談発表がありました。

 もともとお話好きで、車を運転して本州を横断するほど活動的だったAさんでしたが、倒れたあとは自分の言いたいことを言葉にできず、話されていることもわからないので、家族に泣いて気持ちを訴えるしかなかったそうです。

  回復のきっかけのひとつは、機能訓練に通うようになり、理解してくれるスタッフや仲間と出会ったこと。また、「たまりば~」も、最初はあまり話せなかったけれど、だんだん楽しくなってきて、こうして体験を発表できるまでに回復しました・・・とのことでした。

 片麻痺がありながらもご自身で家事をなさり、積極的に外出なさっていることも、素晴らしいなと感じました。

 

 また、この日の「たまりば~」には、当事者でありながら子育てをなさっている最中の、お若いママさんもいらっしゃいました。
 障害がなくても子育ては大変なことですが、記憶・注意力の障害をさまざまな工夫でカバーなさるとともに、ご主人やお子さまの協力に感謝を示され、「わたしたち当事者は、可能性しかない、成長するしかない!」と力強くおっしゃってくれました。

  またひとり、素敵な仲間に出会えてうれしい「たまりば~」でした。(ま)

(おまけ:コロナのある暮らし)

「Withコロナ時代」ということでさまざまな制限が撤廃されつつあり、娯楽も含めた日常が戻りつつあります。

ZOOMハイブリッド開催の「たまりば~」も蒲田寺子屋へ来所され参加される方が増えてきました。

手を洗い、マスクをして、相手との距離を自然にとるなど、感染に気を付ける習慣がすっかり身についたところですが、熱中症予防のため屋外ではマスクを取るようにと厚労省は告知し始めています。

ルールがコロコロと変化して、当事者さんは大変でしょうね・・・。

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