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ヴァイオレットエヴァーガーデン下|感想

ストーリー

陸軍病院で“一人”目を覚ましたヴァイオレット。 大陸戦争で一命は取り留めたものの、白く滑らかな両腕は失われ、義手になっていた。 そんなヴァイオレットの元にやってきたのは彼女の後見人となったホッジンズ。 ホッジンズは軍を辞め、郵便社の事業を立ち上げようとしていた。 彼は親友との約束を守るため、また、ヴァイオレット自身に幸せになってもらうため、彼女に自動手記人形サービスの仕事を薦める。 「紹介しよう、ヴァイオレット・エヴァーガーデンだ」 ヴァイオレットは冷たい美しさを宿した相貌で、人形のようにお辞儀をした。

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✨感想✨

軍隊から離れたとしても、"自動殺人人形"としての過去は付きまとう。それでも、生きて、生きて、少しずつ「心」を知って、幸せになって、死ぬ。それが、彼の望んだことだったから。続きもあるし、アニメも録りためているので、じっくりとこの世界を味わいたい。

上巻もかなり良くできていて高評価であったが、下巻では、サブキャラクターも登場し、さらに充実。▼心(感情)を理解できなかったヴァイオレットが、次第に感情を理解し、人を愛する心を自覚する様は、読み手の心を震わせる。最終章での大団円に向かうまでの展開そして結末は、予想はしていても感動的。▼すっかりこの物語の世界に魅了され、没頭し、一気に読了してしまいました。読了時は、しばし幸せな気分に浸っていました。この物語を勧めてくれた娘に感謝。▼スピンオフ作品の『外伝』『エバー・アフター』も読みたいと思います。

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