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白いものを黒と言われた意味を考える_牧野眞一

1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書より~

◆経歴

1981年 株式会社スイス菓子エーデルワイスに入社。1990年 東京アンテノール工場長を経て1990年ベルギーの老舗「ヴィタメール」での研修後、
株式会社ヴィタメール・ジャポンの取締役グランシェフに就任。
その経験を生かしエーデルワイス工場長を兼務。
1995年 11月1日独立。「パティスリー・ムッシュ・マキノ」開店。
西日本洋菓子コンテスト18年連続優勝・入賞、全国洋菓子コンテスト 多数受賞。(https://www.m-makino.com/about.htmlより抜粋)

◆厳しい壁

いくらいい作品をつくっても、比屋根毅会長(エーデルワイス)にポンと潰されてしまう。(中略)
人の真似をするな、オリジナリティがないとあかん、仮にそれで賞を逃すよううなことがあっても構わん。これまでの歴史や伝統が途絶えてもいいから、新しいものをつくりなさいと。

◆辞めなかった理由

そこでまたやり直すことで、自分をもっと伸ばせることを学ばせていただいたからです。
とにかく、きょうもまた会長に会える、きょうは会長からどんなことを言っていただけるんやろうかと、それが楽しみで毎日お店に出ていました。もちろん叱られるかも分からんけど、それも含めて楽しみだったんです。

◆白いものを黒と言われた時

弟子の私らとしては、会長が白いものを「これ、黒だよな」とおっしゃったら、明日の朝までに黒にしなければあかんわけでしょう。会長はどういうことを求めていらっしゃるんだろう、と自分自身で懸命に考える。そこから
いい知恵が出たり、創意工夫が生まれたりしてくるんですね。(中略)
会長があえて黒とおっしゃるからには、意味があるに違いないと考えるんです。

◆感想

「白いものを黒と言われたら」
…本当は黒なのにと思ってしまうだろうなと感じました。
何か理由があるはずだと考えることで創意工夫が生まれたり、新たな道が開けたりするのだと学ばせていただきました。

また、自分に見えているものが正しいとは限らないということも肝に銘じておかなければならないと改めて感じました。
視点を変えれば別のものに見えるかもしれない。
相手の立場にたって考えることを忘れずにまいりたいと思います。




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