始めあらざるなし、克く終りある鮮し_伊與田覺

1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書より~

◆経歴

大正5年高知県に生まれる。学生時代から安岡正篤師に師事
昭和15年青少年の学塾・有源舎発足。21年太平思想研究所を設立。
28年大学生の精神道場有源学院を創立。32年関西師友協会設立に参与し理事・事務局長に就任。
その教学道場として44年には財団法人成人教学研修所の設立に携わり、常務理事、所長に就任。
62年論語普及会を設立し、学監として論語精神の昂揚に尽力する。
(https://www.chichi.co.jp/special/kanarongo/より抜粋)

◆安岡正篤先生との出会い

人は誰でも老いると体力的には衰えますが、逆に長年蓄積した経験によって人間的な旨味が出てまいります。そこで個人的な利害を超えて活動をつづけたなら、周囲の尊敬を集めながら一廉のことを成し得るでしょう。生きている以上、使命感を抱いて努力し続けることが何より尊いと思うのです。我が師・安岡正篤先生は、まさしくそういう姿勢を終生貫かれた方でした。

◆始めあらざるなし、克く終りある鮮し

何事も初めはともかくやっていくが、それを終わりまで全うする人は少ない。すなわち、終わりまで全うすることの大切さを説いた言葉です。まさにその言葉のごとく、安岡先生はどこまでも一貫して自己の完成に向かって、その生涯を歩み続けられました。

◆感想

「終わりまで全うすることの大切さ」に気が引き締まる想いです。

我々Kamakura Kazokuは昨年末に始まったばかりの会社です。
事業承継における家族理念の大切さを軸に、
①次世代承継憲章の策定
②次世代承継会議のファシリテーション
を行っております。
事業承継を成功させるためには、事業や株主だけではなく家族の理解もとても大切です。
「家族を犠牲にして事業を優先させる」ではなく「家族の理解を得て事業を継続させていく」という考えのもと、
「オーナー経営者の家族理念」作りを通じて関わる人を幸せにするために取り組んでおります。
始めたからには日々学びをとめず、生涯を通じて少しでも多くのオーナー経営者ご家族に寄り添えるよう、この事業を広げて参りたいと思います。

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