雑誌『ムー』に書評を載せていただきました
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雑誌『ムー』に書評を載せていただきました

蒲池明弘

「世界の謎と不思議に挑戦する」を看板に掲げる雑誌『ムー』(2021年11月号)に、私、蒲池明弘が執筆した『聖地の条件──神社のはじまりと日本列島10万年史』の書評が掲載されました。



著者は神社の始まりとして、それらよりもさらに大きな「日本列島の大地の歴史」を措定する。そしてそのためのタイムスケールとして、とりあえず「10万年前」という超古代史が提示されているから驚く。(中略)
それにしても10万年とは、いささかハッタリの効かせすぎと思われるかもしれぬ。何しろ10万年前といえば、その担い手がいわゆる人類、ホモサピエンスではなかった可能性さえ否定できないのだ。だが実際、出雲の砂原遺跡は、10万年以上前のものと推定されているのである。
「国譲り神話」の核となる記憶が、超古代の急激な気候変動による土地の広範な水没にあった、という著者の推論には、文字通り興奮を禁じ得ない。最新の考古学の成果と古代の浪漫とが華やかに融合する、まさに極上の一冊だ。


学生だった何十年前から、とても気になっていた『ムー』さんに、褒めていただいたようで、奇妙なうれしさです。

『ムー』というと、超能力とか宇宙人の記事という印象が強いかもしれませんが、大本教など異端めいた神道とか、いわゆる古史古伝とよばれる非正統の史書についての記事も看板メニューのひとつです。月刊『歴史読本』が休刊(廃刊?)したため、この手のすこし妖しげな歴史記事は、紙媒体では『ムー』くらいでしか読めなくなってしまいました。

今や、老舗雑誌の風格も漂う『ムー』さんには、まだまだ頑張っていただきたいと思います。



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蒲池明弘
読売新聞社勤務を経て、歴史関係のライターに。列島各地の風土と歴史のむすびつきを手がかりに、古代史をめぐるさまざまな謎に挑戦中。著書に『火山で読み解く古事記の謎』(文春新書)『邪馬台国は「朱の王国」だった』(同)『聖地の条件──神社のはじまりと日本列島10万年史』(双葉社)など。