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(23歳・女)の今日、2020年5月29日

かまぼこです。

▼きょうのしあわせ

・仕事やすみ中恋人と食べた白桃パピコ
・仕事おわりの恋人とのだらだら

▼きょうのわたし

「ことばは生きている」

ことばは、使われていくうちに、変わります。生まれて、成長して、死んでしまうものもあります。言語学的には、semantic shift、あとはlanguage borrowing、extinct languageとか。 

たとえば、「やばい」ということば。
元々は「身に危険が迫るさま。あぶない」という意味でしたが、現代では「すごい。自身の心情が、ひどく揺さぶられている様子」という意味でも使われます。

すこし角度を変えます。「アベック」ということば。
ちょっぴり古くさい感じがしませんか。60年代~80年代にはよく使われたことばだそうですが、今は「カップル」といいますね。

またすこし見方を変えます。Japanese Englishというものの存在。
字のごとく、日本人が話す英語のことです。

<English>
Don't you like carrot? -NO, I don't like carrot.

<Japanese English>
Don't you like carrot? -YES, I don't like carrot.
(にんじんが嫌い?  -はい、嫌いです。)

日本語の文法に当て込めたり、発音も、日本語の母音が強めというのが特徴です。
ただし、ここで大切なこと。きょうこのnoteで1番大切なこと。
Japanese Englishは、決して「間違い」ではありません。
れっきとした、Japanese Englishです。

英語のテストだと、ペケをつけられてしまいますよね。

けれどそれは、1番大切な、「意思疎通をすること」を測るイイ感じの指標が、まだ見つかっていないだけのことです。

ことばって、伝わればよいのです。YESとつけたってNOとつけたって、どっちでもよいのです。ほんとうは、首を縦に振ったり、しかめ面をするだけでいいんです。

ひと昔前であれば、「間違い」とくくられていたかもしれませんが、英語を話す人の8割がネイティブではない、いまは、見方をすこし柔軟にすることがたいせつ。


だから、この用途は正しくない、とか、若者言葉は理解できない、とか、そういうのとっぱらって、いまのことばを受け入れることをたいせつにおもっています。

広辞苑に、「卍(まんじ) [補説]若者の間では「最高である」「すごくいい」の意にも使われる」みたいに書かれる日も近いはずですね。

次は、ことばは文化、というお話をします。


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