「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」を観た

ネットフリックスのパッケージ画像で心を惹かれた。雑踏の中で途方に暮れた顔で上を見上げる男性。ジェイクギレンホールはブロークバックマウンテンの人だそうだ。

優秀な銀行マンの主人公。交通事故で同乗している妻を亡くす。泣きもせず翌日から通常通り仕事をする。物を分解する衝動にかられ、パソコンを分解しエスプレッソマシーンを分解し家を解体し。自動販売機の故障のカスタマーセンターにクレームを書きながら亡き妻に関わる人生相談を書く。カスタマーセンターの女性は私的に接触してくる。いろんなものを解体しながら、妻の生活の余韻はそこかしこにあり、何かするたびにどこかへ行くたびに妻との思い出がよみがえる。

妻への愛情がない男に見えて、シーンが進むたびにそんなことはなかったんだなと感じさせる。妻を亡くして寂しいという思いに感情移入できたと思う。

どうしてこういう性格になったのか、主人公の男の家庭環境や過去は余り描かれていなかったと思う。朝早起きしてトレーニングして投資家として優秀な男は単準にかっこいい。ジェイクギレンホールの物憂げな演技が上手すぎる。他の登場作品リストを見るに、様子がおかしい人を演じる能力が高いんだろうな。

奥様亡くされて悲しかったなあ。子どももいないし。次の女性をすぐに見つけてしまいそうな人にも見えたけど。

センチメンタルな気分で久しぶりにほとんど最後まで止めずに観終わった作品だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?