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かく、つなぐ、めぐる。

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『かく、つなぐ、めぐる。』はライター・古賀史健さんが開講したbatons writing college (バトンズの学校)の1期生有志によるマガジンです。「書くこと」を通じて出… もっと読む
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記事一覧

エッセイマガジン『かく、つなぐ、めぐる。』は、本日最終回です。

8月からスタートした、バトンズの学校1期生有志によるマガジン『かく、つなぐ、めぐる。』、今…

再生ボタンを押した。#かくつなぐめぐる

天にいる友を想った。 「私は宇宙を信じているの」悟りをひらいたかのような穏やかな笑顔で話…

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ハイドパークで日常を思う #かくつなぐめぐる

 鳥たちの動きに合わせて水面が揺れる。遠くの水面は光を反射して、光っているのと同じくらい…

南凪子
1年前
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恋する中学生が指先で送る、キミへのメッセージ #かくつなぐめぐる

「オバケは信じてるけど、宇宙人は信じてない」 そう言われたのは、中学生のとき。初めて好き…

たなべ
1年前
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貯金を減らして得たもの #かくつなぐめぐる

「書くこと」を通じて出会った仲間たちがエッセイでバトンをつなぐマガジン『かく、つなぐ、め…

竹林秋人
1年前
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肩書きをみつける旅 #かくつなぐめぐる

高校生のとき、わたしは「SEKAI NO OWARI」が大好きだった。不思議なもので、自分が好きになる…

おに
1年前
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「普通」について。 #かくつなぐめぐる

「そっち、食べる部分じゃないよ!」  焼魚に添えられた“はじかみ生姜”をかじる私に、彼女は宇宙人でも見るような視線を注いだ。  就職してちょうど3年が過ぎた春。突然仕事を辞めた友人の四国旅行に合流するため、私は高知へと向かった。ビジネスホテルやユースホステルを転々としていた彼女は、その夜、私と泊まるために旅館を予約してくれた。そこは渓谷を流れる川沿いにあり、夜は露天風呂からライトアップされた川を見下ろせる、少し値の張る宿だった。風呂上がり、浴衣に着替えた私たちは1階の宴会

だいじょうぶ! #かくつなぐめぐる

宇宙旅行にさえも行けるようになり、いつ宇宙人と出会えてもおかしくない現代で、海外にすら行…

兼子大清
1年前
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戻ってきた のんちゃん #かくつなぐめぐる

「書くこと」を通じて出会った仲間たちがエッセイでバトンをつなぐマガジン『かく、つなぐ、め…

のん
1年前
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宇宙人家族 #かくつなぐめぐる

赤ちゃんは、宇宙から来た宇宙人。『ママだって、人間』というコミックエッセイで、田房永子さ…

嫁ぎ先の問題 #かくつなぐめぐる

テレビで見たことを、なんでもそのまま信じる子どもだった。 「UFO特番」を見れば「宇宙人はい…

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北海道に住んで1か月、個人的気づきを3つほど。#かくつなぐめぐる

結局どこにいたってたのしいのかも 北海道に来てから、テレビの情報は他人事になった。番組で…

おに
1年前
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「わたし」は夏が好きだった #かくつなぐめぐる

今年の夏も蒸し暑さに体が負けちゃっていた。予想最高気温が40度なんて日も。夏が好きだったわ…

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「2匹の宇宙人になっちゃうね」、なんてセリフはもう聞けない #かくつなぐめぐる

大学進学を機に一人暮らしをはじめて7年が経つ。 一人暮らしは文字通り「一人」の「暮らし」だから、「一人」が倒れてしまうと「暮らし」がままならなくなってしまう。そしてそういう瞬間は夏の台風のように突然発生して、突然「暮らし」をかき乱す。 例えば、わかりやすいのが体調を崩したとき。私が私を看病するために、熱いんだか寒いんだか体温機能がおかしくなった身体でコンビニに行き、ポカリやゼリー、冷えピタを買う。 買ったあと、たった5分の帰り道が長い。数品のビニール袋が重い。体調悪いだ