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■KAKUTA’s!2021年3月号 ■

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※こちらは、2021年3月10日(水)に、ご登録頂きました皆様にメール配信されたKAKUTAのメールマガジン「KAKUTA's!」を数日後にこちらの【note】でもご覧頂ける記事で、ほぼ同じ内容となっております。

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KAKUTAメルマガ・サランヘヨ号
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アナタガー!スキデース!

シヌホドー!スキダカラァー!!(by チャン・ドンゴン)

皆様、アンニョンハセヨーーー!!
隔月の奇数月10日にお届けしております
KAKUTAのメールマガジン
「KAKUTA's!」です。
先日、珍しい夢を見ました。朝起きてすぐ窓の外を見たら、傍にある木の枝にカラフルなオウムが三匹とまっていて、写メを撮ろうとするんだけどなかなか上手くいかない夢でした。

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(~ネットの夢診断より~)
「夢の中でカラフルな色をした派手なオウムを見ていた場合は、あなたの中に強い自己顕示欲が芽生えてきているサインです。」
周りに自分の存在の大きさをアピールしたいと考えている状態だそうです・・・。
最近、人生を振り返るタイミングが重なり、忘れていた自分がダメだった事もたくさん思い出して、あらためて「俺ってダメなやつだなあ。。」と反省し、自分を戒めて粛々と生きていこうと思っていた時に、、、
カラフルなオウムが現れたあ!この夢診断!!
俺だ!俺だ!俺じゃあああぁぁぁい!!
三代目メルマガ編集長・KAKUTAのチャンドンゴン・若狭勝也です。
これからまた失敗を恐れずガンガン前向きに、派手にいきたいと思います!!
(※チャン・ドンゴンさんファンの皆様ごめんなさい。調子に乗りました。知り合いの主婦の方に、ちょっとだけ似てると言われた事がありまして、、、恐縮です。)

3月10日本日は、緊急事態宣言が解除されていたはずなのですが、1都3県延長。
まだまだ終わりは分からないですが、ワクチン接種も始まり、もう爆発的な感染はなく快方に向かっていくのではないかなと思っています。祈っています。
皆様、引き続き手洗いうがい消毒、確定申告、携帯オンライン申込み専用の新料金プランに変更するの?しないの?などなど、キチンとしていきましょうね。

感染といえば、昨年のコロナの感染と同じ時期に大きく蔓延していった、韓国ドラマ。
この流行りのきっかけといえばやはり『愛の不時着』でしょうか。KAKUTAでは確か異儀田か四浦が早々に『愛の不時着』に感染し、異儀田がマスクを突き破り飛沫を飛ばすいきおいで、女子劇団員にうつしていきました。
それから時が経ち、今年1月くらいから僕の妻が発症しました。どこで感染したのか。
妻はそれから別の作品もたくさん見ていて、今や韓国ドラマばかり見ています。
妻「もう!見過ぎて、ちょっと韓国語が分かってきた!」
と、連日、見る予定がなかった僕に、作品の事や誰だか知らない俳優のプチエピソードをドンドン話してきました。ホントに、連日、ドンドン、です。
妻「〇〇は、兵役から帰ってきてから体つきが変わったらしいんだよねえ!」
と、意気揚々と話してきますが、僕はそもそもその俳優も分からないので、何の話か全く分かりません。
中でも『梨泰院クラス』や『キム秘書はいったい、なぜ?』のパク・ソジュンが好きだそうで、連日、パクソジュンが、パクソジュンが、という妻に、
僕「もう!パクソジュンはいいから!!」
と、強めに言い放ちましたが止まりません。
妻「こんなにファンになるの、学生の時にファンだった光GENJIの大沢樹生以来かも!」
僕「しっ、知らん!!笑」

まあどうせ、女子たちがときめく胸キュン恋愛ドラマでしょ?俺はおそらく興味ないと思うけど、まあ『愛の不時着』は男性からの評判もいいみたいだし、と見てみる事にしました。
第1話目のラストにときめきシーンがあり、正直に言いますと、
僕「何故そこでときめく?感情の繋がりが分からん!」
と思ってしまい、忙しかったのも重なりそこから3日間見てませんでした。
しょうがなく、2話目、3話目と見だしていくうちに、、、いや、もう2話目くらいからですかね、ハマっていき(早っ!)、どっぷり感動しました。
遅ればせながら、今は『梨泰院クラス』を見ています。曲もダウンロードし、韓国の焼酎チャミスルも飲みながら見ています。グーグルマップで『梨泰院クラス』で出てきたお店も見つけました。
ドラマの中のヒョンビンやパクソジュンみたいに、髪も短く切りたい!
コロナが落ち着いたら、韓国行きたい!いや、まずは新大久保でもいい!
いや、とりあえず「とんちゃん」でいいからサムギョプサルを早く食べたい!

なんだか不思議です。
今まで映画やドラマを見て感動して泣いたりする事は勿論あるけど、そんなに大きな展開もない、ただ
「好きだ。」
って言っているちょっとした恋愛シーンを見て、感動して泣いてしまった。
はうあっ!もしかして、これが胸キュンなのか・・・?
人を好きになる事、ただそれだけで感動出来る心が僕にもあった(笑)。ヘレンケラーの「ウォーター!」のように「愛ー!」と叫びそうになった。

このコロナ禍でなかなか人と会えなくて、愛に飢えているのかもしれませんね。

皆様にも心弾むような発見がありますようにと思いを込め、チャン・ドンゴンの化粧品のCM(2005年頃)みたいに海辺から叫ぶようにお届けする、
愛のメルマガ・「サランヘヨ(愛してます)」号!
まずは、表面張力ギリギリでしたが、いよいよこぼれ始めました!アクセル全開!桜より先に咲き誇れ!4月に開幕するKAKUTA若手メンバー、カクタラボから始まります!!

(P.S. メルマガの名前、「チャンドンゴン号」にしようと思ってましたが、「万ぎょんぼん号」みたいだったので、やはり「サランヘヨ号」にしました。)


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□■ 公演情報 ■□

カクタラボ いっかいめ
『明後日の方へ』
作・演出:西山 聡(ローカルトークス/ブラジル)

2021年4月16日(金)〜25日(日)
@下北沢 小劇場楽園

昨年、2020年5月の公演予定が自粛期間により延期になったカクタラボが、いよいよ来月4月に開幕致します!
KAKUTAの若手劇団員+αが、ちいさな体にリビドーあふれる男・西山聡(ローカルトークス/ブラジル)を作演出に迎えて挑む、
2人芝居×5本の真剣勝負!
過去は振り返るな!今は苦しい!明日が見えない!だから向かえ、明後日の方へ。

特典DVD付きのチケット先行予約が開始致しました!
■特典DVD付きチケット先行予約
◉先行予約期間
3/16(火)〜3/21(日)
◉先行予約特典
テーマソング「明後日の方へ」
作詞 作曲 : 中村 中
PVメイキング・通信演劇教室が収録された特製DVDをプレゼント!
ご予約心よりお待ちしています!

◆出演
谷恭輔
酒井晴江
森崎健康
置田浩紳
吉田紗也美
細村雄志
高橋乱
矢田未来
(いじょうKAKUTA)
織詠
高野由紀子(演劇関係いすと校舎)

◆『明後日の方へ』公演特設ページ


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□■ バラメル吐露 ■□

メルマガ限定の、KAKUTA桑原裕子のメルマガ特別エッセイです。
僕は、たまにYouTubeで大きい耳垢を取っている動画を見てしまうことがあって、
「う、う、うわああ!ごっそり取れたああ!」と一人で驚いているのですが、そんな動画を見てしまうのがどういう気持ちなのか?ハッキリしていませんでした。
そしたら!今月の初めのバラちゃん(桑原)のTwitterで、

YouTubeで巨大な耳垢を撮る動画を多数見て「ヒー!」「まだまだあるう!」とかいって癒されてました。

と投稿があり、えっ?バラちゃんも見てるの?!僕と同じだ!と思い、ちょっと嬉しくなりました(笑)。そうか、僕は癒されたかったんだ。気付かせてくれてありがとう、バラちゃん。
そんな、KAKUTAのキム・ダミ、桑原さんの登場です。

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バラメル吐露

日本中が待ちに待った(?)「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が異例の月曜公開で幕を開けたその前日、愛知県豊橋では市民と想像する演劇『甘い丘』が幕を閉じました。
エヴァアニメ全盛期は1995~1996年あたりってことなんで、KAKUTAの劇団結成とほぼ同級生。PUFFYとかが流行ってて、私は19、20歳そこそこで、つかこうへい氏のカバーをやっていた劇団に出演しながらユミアミどっちが良いとかそんな話をしてたよなあ。
その舞台は『ストリッパー物語』だったんだけど、なぜか主人公が『魂のルフラン』をバックに流してストリップしたんだった。今思い出しました。
こんにちは、桑原です。光陰矢のごとし。

エヴァは14年ぶりと言うことですけど、なんだかそこまで久しぶりな感じがしないなあと思ったら、パチンコで新機種が出続けて私がそっち方面でしかエヴァとふれあってこなかった不届き者だからでした。「ずっとやってた」感だけはあります。
そういう意味では『甘い丘』も再演から12年ぶりなので劇団の歴史で言えばまあまあ古い作品なんですが、久しぶりに豊橋でやりましょうとなったとき、どういうわけだかさほど昔の作品をやる感覚はなかったです。

でも実際に稽古をしてみると、個人のnoteにも書いたんですけど、いかにも30歳になりたての自分が書いたことがわかる、なんとも熱くて若い作品でした。
感情の発露がともかく何の遠慮もないって言えば良いんでしょうか。他者とぶつかってわかりあえると思っていて、対峙に迷いがない。それはやっぱり若い証拠で、ずいぶんと甘いこと思ってたんだなと稽古をしながら何度も苦々しく思いました。
ただ逆に考えると、冷笑的になりがちな現代にこれをやるのは、凄く挑戦的で意味があったような気もして。稽古をしていると熱くならざるを得ないんですよね。大人な距離感でそつなくやることがどうしても出来ない作品ってあるんだなと思いましたし、自分がその体力を試されていることも感じ、若い自分と対決するような感覚だったかも知れません。
ともかく、このコロナ禍における特殊で熱い『甘い丘』の日々についてはまたnoteなんかでも触れていけたらと思うので、今日はちょっとだけ別の話をさせてください。
長くなりますので、読み飛ばして頂いてもかまいません。はい。

『甘い丘』の本格的な稽古に入る前々日、1月30日に、友人がこの世を去りました。
KAKUTAのメルマガを読まれているならばご存じの方も多いと思いますが、KAKUTAにとって20年来の演劇仲間である劇団ペテカンの作演出、そして俳優の、まこっちゃんこと、本田誠人さんです。
私は彼の話をいつかどこかで書こうと思いながら、この一ヶ月以上どこにも書けずにいました。Twitterで140文字にまとめることなどとても出来ず、noteにも書けず、っていうかそもそもSNSになにかを書く必要など全くないのでしょうけれど。
それでも、まこっちゃんの話をしたい思いは、ずっとありました。
話をしたくて、でもずっとしたくなくて、今こうしてメル吐露に書いているのもなんだか不思議ななりゆきです。さっきまでタイトルに『甘い丘豊橋滞在日記』とか書いてましたし。けれどSNSに書こうと思うとどうしても飾った文章になってしまいそうだったから、吐露部屋に書かせてもらうのはもしかしたら私にとっては一番自然なことのような気もします。

KAKUTAとペテカンの出逢いは、まだ20世紀のたしか…1999年頃。当時私が住んでいたぼろアパートが事務所の住所になっていて、そこに一通の手紙が届いたんです。
それはペテカンから。「情報雑誌ぴあの編集者さんにKAKUTAとペテカンは作風が近い気がするから気が合うんじゃない?と言われたので、よかったら友達になりませんか」という内容の、今思えばなんとも奇妙なラブレターでした。でもそれが現在まで続く関係の始まりです。
私は嬉しくてすぐに返事をしました。そしてペテカンの芝居を見に行き、あるときついに劇団同士で合コンをしようということになって、当時KAKUTAが行きつけだった歌舞伎町の「海坊主」というヘンテコな居酒屋でKAKUTAとペテカン、2劇団全員で集合しました。
合皮のソファにぎゅうぎゅうと横並びになって、まこっちゃんの提案で劇団員まぜこぜになってすわったり、カラオケで歌を披露し合ったりしました。私はそのときプリプリの「19 growin up」を歌ったんだよなあ。その頃に出演していた双数姉妹の舞台で歌ったから披露したくって。
宴は大いに盛り上がり、朝まで飲みました。当時の劇団員・川本裕之(現少年社中)が泥酔して飲み屋から失踪して一騒ぎあったり、まこっちゃんが道ばたのゲロを発見して「みんなゲロがあるから気をつけて!」と後退りしながらわざと自分で踏み、皆でちびるほど笑ったり。これは元劇団員の佐藤滋(現青年団)が先日教えてくれた思い出。
「初対面でこんな盛り上がって朝まで飲むってすごいよね?!」とまこっちゃんは何度も言いました。そうだね、ほんと凄いね。私も何度も言いました。
それまで大学などの母体がないKAKUTAには小劇場界に横のつながりがほとんどなく、だからペテカンはKAKUTAにとって初めての劇団仲間でした。

それ以来、お互いの劇団員が客演し合ったりするようになりました。
懐かしく思い出すのは若狭・高山の結婚式。参加者から有志を募って総勢60名以上で新婦の高山奈央子にサプライズのフラッシュモブをしたんですが、ペテカン一同もビデオを見て練習してきてくれて一緒に踊りました。それが大成功に終わると、まこっちゃんが知ってる人も知らない人も巻き込んでハイタッチをして回っていました。その様子は今でもYouTubeにアップされていて、さっき久しぶりに見てしまったよ。
ペテカンの公演に私や若狭勝也、高山奈央子、佐藤滋が、何度も出演させてもらいました。
KAKUTAにも四條久美子や添野豪ちゃんが出てくれ、『愚図』のチラシにある題字(めっちゃかっこいいやつ)は羽柴真希ちゃんに書いてもらいました。
そう考えると、なんともたくさんの、濃く鮮やかなつながりがあります。

それに、ほんの少しだけ年上のペテカンは、ずっとKAKUTA…というか私にとって、ライバルでもあったのだと思います。
ペテカンはKAKUTAが箸にも棒にもかからなかった頃にいち早く演劇ぶっくで紹介され、パルテノン多摩演劇フェスでは優勝(KAKUTAは別の年にスタッフ賞…なによそれ)。憧れの俳優陣を次々に客演に迎えていたし、人気のバンドとコラボもしていたし、シアタートップスにも立っていて(KAKUTAは立ったことなかった)。
円形劇場進出も同じ頃。期せずにしてどちらも同窓会の話だったりして。
ぎぎぎ・・・負けないぞ・・・ぎぎぎ・・・となっていた時期も思えばたくさんありました。
KAKUTAがそれこそ『甘い丘』をやったあたりから、作風が似ているという感覚はなくなっていきました。お互いに違う路線を進みながら、ライバルであり仲間として存在しつつ、つかず離れずの距離でいたのがペテカンであり、まこっちゃんでした。

だけど劇団が結成20周年を過ぎ、KAKUTAも初めての長期休団を経て新メンバーを迎え再出発することになった頃、関係に変化が起こりました。
当時まこっちゃんはがんの告知を受けたことを公表し、ペテカンを続けつつも宮崎を拠点に移して活動をしていました。
私は四條久美子と主宰のはまちゃん(濱田龍司さん)がやっているラジオに呼んでもらったりしていたつながりで、久美子の家で一時滞在中のまこっちゃんと飲んだりするようになりました。私が宮崎の舞台に出たときは一日観光案内をしてくれ、そこで初めて二人きりでお互いの劇団について、心配事や愚痴なんかを語り合ったりもして。以前よりも物理的な距離が遠くなったまこっちゃんだけど、友人としての距離が近くなっていました。
そうして劇団がいよいよ再始動することになったとき、私も以前より少しだけ成長したんではないか…という密かな自信を胸に、次回のKAKUTAに出てほしいとまこっちゃんに出演オファーをしました。
常にどこか年上の先輩でもあるという認識だったまこっちゃんを、俳優として私が演出してみたい、今なら出来る気がすると思ったのでした。
オファーしたときまこっちゃんは、「KAKUTAのオファーがとびきり嬉しい。バラから必要とされたことが嬉しいよ」と凄く喜んでくれました。
まこっちゃんにとってKAKUTAがいつの間にかそういう存在になれていたのかと、これまでの歴史を少し誇らしく思えた瞬間でした。

詳細は書かないですけれど、私がまこっちゃんにオファーした舞台は実は二本あって、一本は来年に上演する予定の公演です。そのどちらも叶うことはありませんでした。
今年一月の半ばに、改めてオファー辞退のお返事と併せ、余命宣告を受けたという話を聞きました。
電話の前で「諦めないから」と泣きじゃくる私に、まこっちゃんは自分のことなのに、励ますような声で「うん、おいらだってやる気だよ」と言いました。
それが最後の電話で、その一週間後くらいに深夜にくだらない下ネタ混じりのLINEで冗談を交わして、おもしろ写真と一緒に「バラ大好き!」と今まで一度も言ったことがないLINEをくれ、頬を染めながら私も「私もまこっちゃん大好き」と返して、それがきっと二度と交わされないやりとりだということは考えないようにしてLINEを閉じました。
まこっちゃんの誕生日に送ったLINEは今も既読になっていません。

長々と思い出話を書き綴ってすいま千円。
ただ、とりとめもなく彼の話が書きたかったんです。吐露する部屋だから許してください。
まこっちゃんが虹の橋を渡ったという事実にたいして、自分が完全に無力であることを思いながら『甘い丘』をやり、死や愛というテーマに向き合う作業はなかなかに、なかなかのものでした。

『甘い丘』の劇中で、ある人物がこの世を去り、その恋人が後を追って自殺未遂をするというシーンがあります。
「彼がいなきゃ私、どこにもいたくないの」
そういう彼女に対し周りの仲間は、「いたくなる、またいたくなる。どこにでもいけるから、ここにいようよ」と呼びかけます。
いや待って。そんな言葉に、何の力があるの。
何の補償もできないそんな言葉で、一体誰を救える?
私よりもまこっちゃんと深く深く繋がっている、あの人やあの人たちに、私は同じことが言えるだろうか。
かつての自分が熱い想いで書いたその台詞が憎いほど空疎に響いて、何度もやるせない思いに駆られました。

でも。稽古を続けながらこの台詞と向き合い、改めて思ったことがあります。
この本を書いた30歳の時だって、言葉そのものに力があるなんて思っていなかったんじゃないかと。
言葉で誰かを救うことなんか出来ない。けれど、今ここにいて、あなたのそばにいて、あなたを想っているということが、もしかしたら、トンネルの先の先の方にある薄い光になりはしないか。
だから私はあの人やあの人のそばにいたい、いよう。それが微力な力でも。
と、今はそう強く思っています。
このシーンを演じる俳優たちともずいぶんそんな話をしました。もしもいい加減な優しい言葉を浴びせてきたら全力で怒って暴れて良いからと、恋人役の俳優にも言いました。
舞台上で泣き、わめき、体がそっくり返るほど暴れる若い俳優の奮闘を見ながら、
もっと怒れ。もっと叫べ。安易に赦すな。簡単に笑うな。世界を爆発させるつもりで怒れ。だってそう出来るって幸せなことなんだから、と、思っていました。
そのとき彼女は必死で生きていて美しかったです。

気がつけば超長文でまとまりがつかぬまま今日は吐露部屋を終わってみようかと思います。
もうすぐ仕事で宮崎に行きます。コロナ時世がアレなのでまこっちゃんの元を訪れることが出来るのかわからないけれど、どこかで逢えたら良いな。


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□■ 劇団員活動情報 ■□

2021年3月10日時点のKAKUTA劇団員の外部出演情報をまとめました。
待ちに待った春!情報盛り沢山です!
みなさま、ぜひチェックしてください!


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□■ KAKUTAショップ ■□

KAKUTA物販商品ラインナップ!
多田香織が編集長やらデザインやらやっていろいろ活躍しとるんです!
そして!『甘い丘』の戯曲本、再販開始です!

★New!
【桑原裕子 作『甘い丘』戯曲本・再販開始!】1,500円(税込)
2009年初版、桑原裕子 作『甘い丘』を書籍化した文庫本を再販いたします!
長らく入手困難の状態でしたが、先日、穂の国とよはし芸術劇場PLATにて上演されました、市民と創造する演劇 『甘い丘』の上演を機に再販売!
KAKUTAでは2007年に初演、2009年に再演し、第52回岸田戯曲賞の最終候補にノミネート、平成21年度第64回文化庁芸術祭賞新人賞を獲得した作品を文庫本にまとめました。
対談・座談会・エッセイも集録した読み応えたっぷりの一冊です。
ぜひお手に取ってください!

【『ひとよ』公演パンフレット】2,000円(税込)
桑原裕子のごあいさつや豪華なキャスト紹介ページに加え、魅力的な企画満載!
・主演の渡辺えりさんのインタビュー
・映画『ひとよ』の白石和彌監督のインタビュー
・緊急&継続鼎談を収録。カムカムミニキーナ主宰・松村武氏、MONO代表・土田英生氏、KAKUTA主宰の桑原裕子が「劇団と新型コロナ」について語ります。
・荒木健太朗さん×若狭勝也×異儀田夏葉の兄弟鼎談
など、読み応え抜群の出来となっております!

【『ひとよ』オリジナルTシャツ】3,000円(税込)
第29回公演『ひとよ』のために作られた劇団員・多田香織デザインのオリジナルTシャツです。劇中のセリフをデザインとして使用しました。ハンドルを握る手は、ひとよご出演中のまいど豊さんです。サイズはユニセックスでSサイズからXXLサイズまでをご用意しています。

【KAKUTAオリジナル手ぬぐい】1,300円(税込)
こちらも多田香織デザイン。KAKUTAオリジナルの手ぬぐいがついに登場。KAKUTAオリジナルTシャツの横顔バージョンを、江戸っ子風にアレンジしました。
両面から模様を楽しめる本染め注染で使いやすく、ソフトな手触りです。

【書籍『ご来場いただきまして誠にありがとうございます』】1,500円(税込)
劇団内の本作りプロジェクトチーム「Fumikura」が、構成・イラスト・デザイン等、すべてを手がけたKAKUTAのごあいさつ文集。
作品、そして劇団公演の歩みとともに桑原裕子がしたためてきた、お客さまへのごあいさつ文をまとめた、桑原裕子初めてのエッセイ集!

特設ページでは、構成・イラスト・デザイン等、すべてを手がけた劇団内の本作りプロジェクトチーム「Fumikura」の製作過程などもご覧いただけます!

【KAKUTA presents「Monkey Biz #1」『往転(オウテン)』DVD】4,500円(税込)
2020年2月に本多劇場で上演致しました『往転(オウテン)』のDVD。
2011年に桑原裕子が執筆、青木豪 氏が演出し、世田谷パブリックシアタープロデュースとして上演し話題を呼んだ『往転』。第56回岸田國士戯曲賞、第15回鶴屋南北戯曲賞の最終候補にもなった珠玉の作品を桑原裕子自身が初演出しました。

【その他】
・『ひとよ』クリアファイル
・『往転』公演パンフレット&クリアファイル
・劇団公式Tシャツは、「大人デザイン」と「よこがおデザイン」がございます!
・劇団結成20周年記念パンフレット。
などなど、盛りだくさん!

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■□ バストサイズを測りながら、編集後記!□■

KAKUTA・メルマガ2021年3月号
「サランヘヨ」号!いかがでしたでしょうか?
いよいよカクタラボの開幕!!
桑原出演の『シブヤデアイマショウ』をはじめ、他のメンバーもテレビにラジオに映画に舞台にYouTubeにと、桜前線が北上してくるようにこれから花開いて始まります!SNSなどでも是非チェックしてみてくださいね!

僕もいつでも動けるように引き続き準備してます!
去年くらいから僕は日課をたくさん作っています。
忘れないようにLINEで、メモした事を、知りたいタイミングで教えてくれる「リマインくん」というお知らせ機能があり、毎日違う時間帯でお知らせが届きます。

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・朝8時
1 深呼吸/2 姿勢/3 階段

・夕方18時
柔軟

・20時
アブローラー30

「深呼吸」前にテレビで、普通に生活してる人間の呼吸では肺の奥まで使わないから、肺が弱ってくる(記憶は曖昧ですが)、だから一日一回でもいいから深呼吸をした方がいいと聞いた事があって、毎朝一回は深呼吸してます。
「姿勢」はそのままです。姿勢良く歩かなきゃと思うのですが、お知らせを見て10秒くらい姿勢良くして歩いたら忘れてすぐに猫背になります。まあ、やらないよりいいなと。
「階段」足の筋肉の為、登りではエスカレーターを使わないように階段をつま先で登っています。僕は今までそこにエスカレーターと階段があれば、迷わずエスカレーターを使っていたのですが、最近気が付いたのですが、意識して周りを見ると、結構みなさん階段使ってるのよね!
「柔軟」昨年11月から風呂上りに開脚して、毎日10分くらい柔軟体操してます。めっっっちゃ!体が硬かった人が、ようやく普通の硬い人になりました。
「アブローラー30」腹筋のコロコロですね。毎日30回だけやります。
で、皆さんによく言われるのが必殺「腹筋見せて!」
すみません、、、腹筋は割れていません。特に脂肪は落としてないのでね(笑)。今は。

日々精進します。

それと日課というか、2019年の10月からはずっと筋トレはしてるので、毎日プロテインは飲んでます。見た目は前とそんなに変わらないですが、大胸筋は少し大きくなってきたかなあと。
ふと、僕の所属事務所「krei」のホームページを見たら、胸囲が90cmになってましたが、今測ってみたら、わお!97cmだ!!連絡しなきゃ、、、(笑)。
そして、上記の日課を全部ぶち壊しにするように、毎日、寝る前にスナック菓子をつまみにお酒も飲んでます、、、。プラマイゼロです。ギャフン!

・・・あら?なんだか自分の話ばかりでしたね。いかんいかん。
はうああっ!
(~ネットの夢診断より~)
「夢の中でカラフルな色をした派手なオウムを見ていた場合は、あなたの中に強い自己顕示欲が芽生えてきているサインです。」

ケンチャナヨ~!(大丈夫!)

何が言いたかったかと言いますと、LINEの「リマインくん」は便利ですよ!
皆様の一日一日が、実りある毎日になりますように。

ここまでご覧いただきました皆さま、いや、あなた様!お疲れ様でございました。
いつもありがとうございます。ようやく終わります。
KAKUTAのメールマガジン「KAKUTA's!」、次号は5月!
またKAKUTAの新情報をたくさんひっさげてお届け致します!
また元気にお会いいたしましょう!
コマウォヨー!チャルイッソヨ!(ありがとう!お元気で!)
三代目メルマガ編集長・若狭勝也でした!

チャルガヨーー!!

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◇KAKUTAホームページ

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