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「久々にMVの監督をしました!」について

ハモり「よいしょ~!」でケンちゃんから天使の歌声の片鱗が見えた第29回!
待ってたMVの話が満載だったのでぜひ聴いてみて欲しい。


「疲れた」と言えること

今日も朝早くから撮影してきたカンタくん。
そりゃ疲れるよねぇ。
朝から行って食べて、運転して。
もしやこの間のメインかな?
すかさず宣伝させてもらうと、100圓ラーメンのお話に特に感動したので良ければ見てみて欲しい。
(高速の一般レーンにはしゃぐ水溜りボンドも必見だ!)

家に帰ってきて「疲れたぁ」と言えること。
そうか、頑張ったってことでもあるよな。
うちの父は家で仕事の話をしない人だ。
「疲れた」とも子供の前で言わない人。
だからそれを口にすることは私にとってマイナスの意味だったのかもしれない。
肯定するカンタくんの言葉が嬉しかった。
「今日も頑張ったなぁ」の意味で己を労うのは悪いことじゃないよね。
充実の結果「疲れた」が言えること、素晴らしいね!
きっと今日も頑張ってるカンタくん、お疲れさま。
仕事だけじゃなく今日も日々頑張ってる皆さんもお疲れさまです。
家で思わず出た「疲れた」を私も受け止めるようにしてみようと思った。


MVを作った話

今回の本題。
先日感想も書かせていただいた「Lover」
4年ぶり?のカンタくん監督作。
こちらもぜひ見た上で今回のVoicyを聴いて欲しい。

ちなみに私が初見で感じた感想もこちらにあるのでご興味があれば。

(さらに前作の秋山黄色さんの「サーチライト」も最高に良かったからぜひ見てみて欲しい。)

小5からドローンやってるウッチャンという新キャラ。
また凄い人がいるもんだ!
カンタくんの周りの人って本当に凄い人が多いよなぁ。
それはきっとカンタくんの熱意とか姿勢とか、そういうものが引き寄せるんだろうな。
2023年のうちにやらなきゃ、とカンタくんが言っていたけど、自分の中の熱意を諦めないところ、本当に凄いと思う。
尊敬する方がくださったアドバイスを自分の中に消化し、糧にして行動していくところもカンタくんの良さだよなぁ。

さて。
今回のMVはカンタくん、wakutaさん、ケンちゃん、ウッチャンのほぼ4人で作ったとのこと。
「周りの人と何を作れるか」か。
確かにそれって大切なんだろうな。
人の手を借りて表現することも素晴らしいと思うけど、自分達の手で作り上げたものが一番思いを形に出来るはず。
私が好きな歌手ってそう言えば曲も歌詞も自分で作ってる人たちばっかりだ。
今回はほぼその4人で作ったと聴いて、今回のMVに特に感動した理由がわかった気がしたし、「おだけいちゃんへの愛情」まで感じられた理由がわかった気がした。

「満足した。」「自分の中のハードルは超えた。」と言いつつどこか悔しそうなカンタくん。
「こういう風な方向性でうまくなりたい。」と口にしたケンちゃん。
自分達でやっているからこそ必要なものが研ぎ澄まされていくのかもしれないね。
そして、カンタくんが「絵がうまくなりたい」という気持ちを強く持った意図したものを描いていくことも難しさも「汲み取って形にする」ことに慣れているプロとの仕事でないからこそ感じたことで、そうやって成長を求めていくことって本当のレベルアップになるんだろうなぁ。
うん、話していたポケモンの例え、しっくりくるね。
そして、その自己効力感、素晴らしいと思うよ。

何度かカンタくんが口にしていたが、今回のMVは「YouTubeに近い作り方」だったとのこと。
アドリブに近い分クオリティが高いものが出来た。
そして、おだけいちゃんともすりあわせしてカンタくんが編集したからこそ出来上がった。
うん、確かにそう言われるとYouTubeの作り方のように思う。
トミーとカンタくん、水溜りボンドの動画ってもちろん「ここに」って意図してるものもあると思うんだけど、それだけじゃない面白さ(ハプニングや何気ないふたりのやり取り)が活きているものも多いと思う。
日常なんかもそう。
それはふたりの中の「水溜りボンド」が常にあって、固まってるからだと思うんだけど、でも「ゴールを決めない」からこそ広がっていく多角的な面白さでもあるように思うのだ。
だから「査定してもらったら高くありませんでしたー!」なんて結末も楽しい動画になるのだと思う。
そんなカンタくんのYouTubeの作り方、素晴らしいと思うし今回のMVではおだけいちゃんの人柄とか素直さが大切な曲だったように思うから良かったと思う。
でも確かに「テンポはゆっくりだけど引き込まれる「人を映す」」というカンタくんの理想と照らし合わせた時に、よく知っている相手じゃない場合、それが形になるのかと思うと難しいなと感じる。
プロの仕事って相手のことをもちろん尊敬し、理解する努力が必要だと思うけどそれ以上対面で深く掘り下げるだけの余裕があるかと言われると、違う気がする。
そういう時、引き出し(技術)を増やして、提示して選んでいくことで相手を理解できるようになれば確かにそれがプロとしての力のような気もするなぁ。
そしてそれを見ている側の狙った位置にも「当てて」いく。
映像作品のプロの凄さを改めて感じる会話だった。

ちなみにあの夜のシーン、少しずつ浄化されてるのか。
おだけいちゃんは自由な世界に行った後に奥様と出会ってるのか~。
イメージしたものを聴けて嬉しかった。

そして、ちょっと「対ケンちゃんモード」というか「思考モード」になってるカンタくんの傍ら、ケンちゃんが我々に伝わるように「擦り合わせが必要」とかちょこちょこ気遣って説明してくれるのも嬉しかった。
私たちのこと、忘れないでいてくれてるんだね。
ケンちゃんのそういうところ好きだよ。


感覚の整理方法

ケンちゃんの感覚の整理方法、聴けて良かった!
これ、すごくVoicyっぽい話じゃない!?

ケンちゃんが「色彩」「撮影技術フォルダ」「編集技術フォルダ」などこれだと思った写真やスクショを分けて整理してる話、なるほどなぁと思った。
確かにそういうものがあれば共有することってもっと理論的かつ感覚的に出来るね!!
「あれ」「これ」で一致するのは家族か長年連れ添った夫婦か水溜りボンドくらいだからな。

ただ、私個人としては相手に伝える、の前に「自分の好きなものもわかっていく。」「自分を感覚的に探している。」というケンちゃんの言葉に惹かれた。
ケンちゃんが自己理解のために音楽しかり映像しかりそういう方法を取っているというところ、なんとなく好きだなと思う。
カンタくんはハッキリしてるタイプだけど、みんな単純な「好き」「嫌い」もわかる人ばかりじゃないもんね。
自分との向き合い方を色々模索してるよね。
そのひとつの手段を共有してもらったの、嬉しかったよ。
ケンちゃんがみんなの表現したいものをどうやったら表現できるか、という視点で卒論書いてたっていうのもすごく好きだった。
ケンちゃん、人間好きなんだね。
更にケンちゃんのこと知りたくなったし、好きになったよ。

そして、それをカンタくんが「イメージの手札として持っておく」「簡略化して保存しておく」「リファレンスを持っておく」と表現していたの、確かに言語化に慣れているんだなぁって気がしたな。

ちなみに私はなにかを表現したい、とか意識をすりあわせしたくて、とかあんまりない気がするけど自己理解のためにこれをやってみてもいいなと思った。
例えば私は「涙」を表現する上で好きな歌詞がある。

コブクロのWIITE DAYSで使っている「心の壁伝う雨」

alutoの春の音で使っている「ガラス越しの僕に滴を落とす」

こう見てみると、多分激しい涙よりも静かに伝う涙が好きなんだな、と思う。
「どんな涙が好きか」と自分に問う機会はそうそうないと思う。
そんな自分の目を向けていなかったところの気付きがあるの、楽しいな。
他にも、オタクなので水溜りボンドのスクショもたくさんとってるんだけど、やっぱり「特に好き!!」って表情は似通っていたりするから、ふたりのそういうところが好きなんだろうなぁと振り返ったりもする。

これ、会社の新卒交流会とかでも使えそう。
価値観カードのフランク版みたいな感じで好きな写真撮ってきてもらってお互いの価値観を知る、みたいな。
ちょっと考えてみようかなぁ。

ちなみに、お出掛けした時好きな色彩があったりすると立ち止まって写真を撮るお友達がいるのだがすごく自分の「好き」を理解していて。
だからこそあれだけ表現が上手なんだなぁとふと思ったりもしたのだった。


とっても為になる放送でした!
ちらっと口にしていたカンタくんの名前を出していないMVが気になったし、今年はMVが何作か決まってるという言葉に彼らの進化を期待してすごくワクワクした。
これからもカンちゃんケンちゃんの作品を楽しみに待ちたいと思う。

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