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建築家の設計と住い方…

なんだかんだと私も長年、住宅の設計に携わってきましたが、私たち建築家がイメージする住い方と完成後のクライアントの住い方とのギャップを感じることがあるのは事実です😅

建築雑誌に出てくるような暮らしに、憧れて建築家に設計を依頼する…というのがよくあること。私たち建築家もそういうクライアントの要望を叶えるべく、かっこいいデザインを追求しがちではあります。

しかし、現実の生活となると

洗濯物が…
子どもたちのものが…
そもそも片付け出来ない性分だった…

というのがアルアルなのではないでしょうか?私個人的には建築雑誌の竣工写真のように生活することはほぼ不可能だと思っていますが、ただその空間、佇まいへの憧れがあるのは事実だとも思います。

じゃあ設計するに当たってどの辺りを目指せば良いのか?

そういう微妙なところをクライアントと相談しながら進めていくのも設計の打ち合わせとして重要なのかな?と思います。

ごちゃごちゃモノがあるけれどもなんかいい雰囲気の空間…よくある建築家の自邸のような佇まいを設計できるような建築家になりたいなぁと最近、思うようになりました。

建築雑誌に載るようなシンプルで洒落た空間ではなくて「味のある佇まい」というジャンルをちょっと目指してみようかと思う今日この頃です🤗

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