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第256段「この4月も、ひたすら考え続けるしかない」

さて4月。この3月の1ヶ月間はいったい何だったのだろう?
突如今までとは別の世界にやってきたみたいだ。
全てが浮き足だって誰もが不安で皆が苛々して、何が正解で何処に進めばいいのか全くわからない逃げ場の無い世界。
はっきりしているのはそれが確実に4月も続くこと。
さらに混迷な世界でどう生きる?

もう世界はもとには戻らないような気がする。
一方で人類はそんな困難を何度も何度も乗り越えて来て今の世界に辿りついたのだ。
迷える世界で彷徨いつつそれでも乗り越えて行くしかないのだと腹を括るしかない。
どこかにきっと出口があって、やがて辿り着くと信じて、その新しい世界への出口を探すしかないのだ。

先日、新刊の共著の執筆会議をしてて、困難をどう乗り切るか?という話に皆でなった。
その困難にぶつかった時、あまり気にしない考えないって方法も確かにある。
気にしすぎると気が滅入るから。
どんどん悲惨なことを考えてしまうかもしれないから。
でもその時に僕は思った。
その困難について、でも自分は考え続けることにしていると。というか、考え続けることしか僕にはできないと。

当然、専門家でもなんでもないので自分なんかが考えても打開策は見つけられないかもしれない。
でもその無力な自分にも自分という人生があって、自分の周りにはたくさんの知ってる知らない他人がいて、その人たちにもそれぞれ人生がある。
そのひとりひとりが自分のこと他人のことを、ちょっとでも考え続ければ、人類全体の出口は見つけやすくなるんじゃないか?と信じている(信じ続けるしかない)からだ。

誰かがこう考えた、自分はこう思う、でもやってみたら違った、それならこっちの方がいいんじゃない? 逆を試そう、また考えよう、篭ろう・・・その思考の積み重ねが人類をこの世界に招き入れたのだ。
だとしたら、この困難の出口も皆で思考を積み重ねて探しだすしかないのだ。

なのでこの4月も、僕はひたすら考え続ける。
篭って篭って考え続ける。

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