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舌噛恐慌 2021/07/19

日記

・新しい枕、良い。

・どれどれ……お手並み拝見……くらいの余裕をかましていたのに、頭を乗せた瞬間に頭骨が羽毛の丘に沈み込み、全身の力が一気に抜けた。これが新しいものパワーか〜〜〜。強すぎる。


・なんか今日は、いや、ここ最近ずっとオリンピック関連のことでなんらかが燃え盛って、ドロドロとした黒い塊を生み出していて、私自身も単純にうわー最悪だなぁと思うし、なんでこんなことになってんのよとも、もういっそやめちゃおうよとも思うのだけど、それと同時にオリンピックの事前番組で選手の人たちの練習風景を見て感心して、素直にがんばれ〜と思っていたりもして、いつの間にこんなおかしな地平まで来てしまったのだろうとほうけてしまった。

・そこまでオリンピックを楽しみにしていたわけでもないし、見れたら見ま〜す程度の気持ちだったけど、ここまで状況が悪くなるとさすがに悲しみにも似た感情が湧いてくる。中学校の英語の授業では「オリンピックで海外の人がたくさんやってきて、コミュニケーションをとる機会も増えるから簡単な英語くらい話せるようになっておきましょう」と繰り返し言われていたけど、結局あれはなんだったんだろう。そして、「あ〜普通に道を聞かれることとかはありそうだよな〜。でも、直接目的地に連れて行ってあげたらいっか〜」とぼんやり空想していた自分はなんだったんだろう。報道関係で訪れた外国人記者たちが都心で東京の現状をリポートしたり、街を歩いている映像を見て、2020年はこういう光景が当たり前にあるはずだったんだよな……と、並行世界に思いを馳せて感傷的になってしまった。こんなことになるなら、楽しめるうちに楽しんで、もっと浮ついて、ワクワクしておけばよかったな。

・でも、いざ始まってみて「よっしゃーーーー!!!!」とか日記に書いていても、それはそれだ。楽しくなっちゃたんなら仕方ない。誰も私を責めてはならぬ。


・夜ご飯を食べてるときに舌を噛んで、血が出てきた。食事中に誤って舌を噛んでしまうときって、舌に歯が触れる0.5秒前くらいで「あ、いくな」と感づくタイミングがある。もはやそこまで来てしまうと止められないから、そのままガッと噛んで血を流すんだけど、「あ、いくな」で止める技を編み出したい。

・あと、噛みはしたものの血は出ていないパターンが存在するせいで、血が出てると賭けに負けた気がしてめちゃくちゃテンションが下がる。焼肉を食べてるときでも、血の味が舌先に触れると一瞬で無になれてしまうからすごい。私のテンションの上下が株価に反映される世界なら、教科書に載るレベルの恐慌が起きている。


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