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専門職大学院の卒業

この3月にとある専門職大学院を卒業した。
大学院なので2年間通い、情報系の修士の学位を取得することができた。
昨今の状況により卒業式も行われず、学位記や修了証明書などは郵送と味気ないものだった。
一つの区切りとしてこの記事を書くことにする。



【入学まで】

入学した理由は非常に単純で、「会社に言われたから」というものだった。
企業推薦という形で入学試験を受け、面接では知識不足をみごとに露呈。
会社から入学を薦められた手前、落ちたら洒落にならなかったが、合格することがことができ安堵したのを今でも覚えている。

【1年次(前期)】

入学してまもなく、同級生たちの意欲の高さに面食らった。
年齢や社会人経験は様々であったが、話をするうちに大半の同級生たちは自発的に入学し通学していることがわかった。
「会社に言われたから」という受動的な理由で来ている学生は自分くらい。
「学んだことを会社に還元できたらいいな」というふわっとした気持ちでは2年間通い続けることはできないと危機感があった。

社会人向けの大学院のため、授業は平日の夜と土曜日の日中に開講された。
平日は業務を終えてから、土曜日は朝から晩まで授業を受け、日曜に課題をこなす毎日。(授業は選択して受けるので調整可能だが)
前後期をさらに半分にしたクウォーター制だったが、このサイクルに慣れるまで1クウォーターを消化してしまった。

一方で、同級生の有志で開かれる飲み会には積極的に参加した。
意欲の高い優秀な会社員たちと会話できるのは大チャンスだと感じていた。
自分が入学した経緯や授業を受ける中で感じた焦燥感などを相談すると親身になって聞いてもらえアドバイスももらえた。
そのおかげもあって、前期が終わる頃には主体的に学ぼうと前向きな気持ちになることができた。

受動的に通学していた頃は、正直苦しかったしストレスだった。
「会社に言われただけで好きで通ってるわけじゃないし」
「休日が休日じゃないじゃん」
「なんで同期で自分だけこんな環境に」
様々なネガティヴな感情が渦巻いていた。

しかし、主体的に学ぶ気になると通学のスタンスも変わってきた。
「会社から期待してもらえてるのかな」
「同級生の優秀なおじさんたちは授業や単位に関係なく読書しているな」
「めちゃめちゃ恵まれた環境だな」
スタンスを変えると不思議と状況も好転した。

「心が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば・・・」と続き、最終的に人生や運命が変わる内容の名言を思い出す。
たしか、松井秀喜の座右の銘だったような気がする。

【1年次(後期)】

後期は目的を持って学習しようと考えた。
2年次の研究室を選ぶ際、1年次に取得した単位数や成績だけでなく、授業のジャンルも影響があるためである。
事業設計系の研究室に狙いを定めて授業を受けることにした。
会社への還元の意識もゼロではなかったが、結局は自分の知識やスキルの向上・興味関心を優先することにした。
この頃から自分はマーケティングについて興味があると気づきはじめた。

【まとめ】

長くなったので2年次については別の記事に書くことにする。
1年次は主に座学であったりディスカッションの授業が中心の活動で、知識の習得がメインだった。
しかし、授業で得た知識の以外の学校活動の中で葛藤したことや考え方の変化が与える影響などの実体験からの学びも今後の人生において大切だったと思う。






#みんなの卒業式

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