かっきー

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麻雀放浪記2

メインアーケードに入ってっから20m程進んだ先。 コンビニの奥を行くとそのビルはあった。 1000点100円、チップ500円、学生には身の丈に合っていない遊びである。 少しの興奮と不安を胸にエレベーターに入るとおっちゃんが駆け込んできた。 雀荘は4F、ボタンを押すとおっちゃんがまゆをひそめて話しかけてきた。 私が雀荘のボタンを押したのに違和感を覚えたのだろう。 「にいちゃん、どこにいくんや?」 「え、あ、○○〇です」 平成の時代に若者が一人で雀荘に行くという事にノ

    • 麻雀放浪記1

      時は10数年程前にさかのぼる。 私が通っていた大学は山奥にあり、学生たちの間では街に繰り出して遊ぶという習慣はあまりなかった。 講義が終わった後の集合場所は誰かしらの家であり 夜な夜な酒、ドラッグ、セックス・・・ ではなく酒、桃鉄、64に明け暮れていた。 大学2年に入る頃だったか、その愛すべき日常に友人が一石を投じた。 そう、麻雀である。 友人たちは数ある遊びの一つ、という感じで楽しんでいたが私はこのゲームにのめり込んだ。 近代麻雀が愛読書となり、ニコニコ動画

    麻雀放浪記2